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No.042 3Dテレビについてのアンケート -あなたは買う?買わない?-

3D非対応テレビとの価格差がどれくらいなら3Dテレビを買うか:
1位「1万〜3万円未満」36.3%、次いで「5千〜1万円未満」19.6%

最後に、3D対応テレビと、3D非対応テレビとを比べたときに、その差がいくら以内なら3D対応テレビを買うかという、予算面での許容額を聞いた。これによれば、もっとも多かった回答は「1万〜3万円未満」で全体の36.3%。次いで「5千〜1万円未満」で19.6%。「3万〜5万円未満」が18.0%などとなっており、大まかに言って、「5万円以内(できれば3万円以内)であれば、3D対応製品のほうを選ぶ」ということになりそうだ。

現状の3D対応テレビの販売価格の状況を見ると、確かに3D対応テレビの価格はまだまだ高い。3Dは出たての新しい技術ということもあって、3D機能の有無による価格差は、消費者が考える許容額よりもはるかに大きいと言えるだろう。たとえば、すでに発売されているパナソニックのプラズマテレビ「VIERA」の3Dモデル「TH-P50VT2」と、非3Dモデル「TH-P50V2」(いずれも50インチ)との価格差は約8万円(価格.com最安値比較。2010年6月24日現在)。これだけの差があると、3D機能に多大なメリットを感じないと、購入を躊躇してしまうのも無理はないだろう。

なお、3D対応テレビに付属するアクティブシャッターメガネの製造原価は2〜3万円程度と言われており、テレビ内部の回路と合わせても、8万円という価格差はやはりちょっと高いという印象を抱く。消費者側の許容額まで価格差が縮まるのは時間の問題かもしれないが、少なくとも、5万円くらいの価格差にまで縮めないと、3D対応とは言え、やはり「割高」と映ってしまうのはやむを得ないところだろう。

【図6 3D対応モデルと3D非対応モデルの許容価格差】

図6:3D対応モデルと3D非対応モデルの許容価格差

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