低価格SIMカードの認知度:「名前は聞いたことがあるが、内容はあまり知らない」(43.8%)、「詳しく知っている」(33.2%)。名前の認知度は約8割と高いものの、内容を理解している人は全体の3分の1程度
最後に、最近増えてきた「SIMフリー端末」に関連して、低価格で使えるSIMカードがどれくらい認知されているのかを聞いてみた。
もっとも多かったのは、「名前は聞いたことがあるが、内容はあまり知らない」で43.8%。次いで、「詳しく知っている」の33.2%となった。逆に「聞いたことがない」は8.5%のみと少なく、何らかの形で「低価格SIMカード」については聞いたことがあるという人がほとんどだった。ただし、その内容までしっかり理解している人は、全体の3分の1程度ということで、多くの人は、名前は知っているが、それほど詳しく知っているわけではない、という状況のようだ。
【図18 低価格SIMカードの認知度】

低価格SIMカードの利用率:利用者は全体の1割程度。購入自体を「検討したことがない」人が7割近くに
「低価格SIMカード」の現状の利用率だが、まだ利用者は全体の1割程度にすぎないことがわかった。7割近くの人は、購入の検討もしたことがなく、まだまだ認知度・メリットなどの訴求が進んでいないことがうかがえる。
【図19 低価格SIMカードの利用率】

低価格SIMカードの購入元:「インターネット経由」(64.6%)がダントツ。リアル店舗での購入は約2割弱
上記の設問で、「低価格SIMカード」を現在利用していると回答した人に、どこで購入したかを聞いた。もっとも多かったのは「インターネット経由」での直接購入で、全体の64.6%を占めた。まだ販路がさほど拡大していないため、「家電量販店」での購入は14.3%にとどまり、その他の小売店での購入と合わせても、リアル店舗での購入は全体の2割弱という結果になっている。
【図20 低価格SIMカードの購入元】

低価格SIMカードに関する興味:半数以上が興味あり。全体の2割近くが「すごく興味・関心がある」と回答するなど、潜在ユーザーは多い
「低価格SIMカード」に関する興味を聞いた。半数以上の人が興味自体はあると回答しており、今後認知が高まってくれば、購入を検討しそうな潜在ユーザーは意外と多いことがわかる。さらに2割近くの人が「すごく興味・関心がある」と回答しており、ここのところ増えてきた「低価格SIMカード」に対する関心は高いといえそうだ。
【図21 低価格SIMカードの内容を説明した上での興味・関心度】

次のページ:今後、スマートフォンに望むものについてのご意見ピックアップ!
![]()
- 所有率:「スマートフォンを所有している」62.6%、前回調査(2011年8月)から20.7ポイント上昇。若年層では7割超、60歳以上のシニア層でも約4割が所有
- 使用しているスマートフォン端末:「iPhoneシリーズ」(34.6%)が依然トップ。「Xperiaシリーズ」(18.0%)、「AQUOS PHONEシリーズ」(10.8%)が続く
- 購入の決め手:1位「価格」(13.2%)、2位「デザイン」(11.4%)、3位「機能・アプリケーション」(11.0%)。「通信料金」「通信速度」「音声通話品質」などは、通信キャリア間で差異がなくなり決め手とならず
- 現在使用しているスマートフォンの満足度:およそ8割が満足。スマートフォンの性能向上で、発売時期が新しい製品ほど満足度が高い傾向
- 「iPhone 6」の購入意欲:回答者全体の3割以上が購入に前向き。「iPhone」人気は健在
- 低価格SIMカードに関する興味:半数以上が興味あり。全体の2割近くが「すごく興味・関心がある」と回答するなど、潜在ユーザーは多い
- 総評
