株のデイトレードの始め方!銘柄の選び方、資金などを解説

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2017年2月20日掲載

株で儲ける投資法

株のデイトレードの始め方!銘柄の選び方、資金などを解説

株式投資にはさまざまな取引方法があります。人によっては、購入から売却までの期間が1日だけの場合もあるでしょう。こうした手法を「デイトレード」といいます。
デイトレードとはいったいどのような投資方法なのでしょうか。デイトレードのメリットや始め方、銘柄の選び方、必要資金などについて解説していきます。

株のデイトレードとは何だろう?始め方とは?

デイトレードとは、投資した株をその日のうちに反対売買し、利益を稼ぐ方法です。数年単位で銘柄を保有する「長期投資」に対して「超短期」投資といえます。中には、数秒単位で売買を繰り返す投資家もいます。

一つ一つの取引では大きな利益が得られなくても、1日に何度も繰り返し売買するため、うまくいったら大きな利益を積み上げることが可能です。

株のデイトレードのメリット、デメリット

デイトレードのメリットは、何といっても短時間で利益を稼げる点です。投資金額が大きくなるほど短期間で得られるリターンも大きくなる可能性があります。場合によっては数分間で数万〜数十万円、それ以上の利益を上げることもできるのです。

デイトレードは投資した株を翌営業日まで持ち越さないため、「オーバーナイトリスク」というリスクをとらずに済むメリットもあります。オーバーナイトリスクとは、証券取引所での売買が終了する15:00以降に出るニュースで翌営業日の株価が大きく変動してしまうことです。

デメリットにはどのようなものあるのでしょうか。短期での株取引が中心のため、株価の動きを見誤ると、あっという間に損失がふくらむ可能性があります。「もっと上がりそうだから保有を続けよう」「値下がり幅は少しだからまだばん回できる」など、売買の判断を先延ばしにしない決断力が求められるのです。
このような株の損切りについては、『株の損切り(ロスカット)と目安とは?』で重要性と損切りの目安について解説しています。

デイトレードは、長期的な上昇トレンドにある銘柄には投資しません。ゆっくりと値上がりを続けていても、うまみが少ないためです。長期投資では仮にその日の高値で投資しても、その後長い期間かけて上昇すれば問題ないですが、デイトレードではその日の高値で株を購入した場合、損失を確定する売りを出して別な銘柄を探さなければいけません。

何度も売買を繰り返すと、売買にかかる手数料負担も気になることでしょう。売買手数料は、一般的に、取引回数が増えるほどふくらんでいきます。こうしたコスト面で、デイトレードは不利となる場合があります。

株でデイトレードする場合の銘柄の選び方

デイトレードでもうけられる株には、どのような特徴があるのでしょうか。1つのアイデアとして、その日盛り上がっている銘柄を探す方法があります。

盛り上がっている銘柄とは、取引時間前や取引時間中にニュースが流れ、人気化した銘柄を指します。たとえば、買収に関する報道があった銘柄や業績が非常によかった(悪かった)銘柄、新規上場企業の株式などは、売買が盛り上がるケースです。

売買が盛り上がりそうな銘柄は、新聞やテレビ、東京証券取引所の適時開示情報などをチェックすることで、あらかじめ見当がつきます。取引時間中に急に売買が盛り上がった銘柄を探す方法もあります。

こうした銘柄をチェックするには、証券会社のサイトが便利です。証券口座を持っていれば、無料でリアルタイムでの更新情報を入手できます。売買代金ランキングや売買代金が急増した銘柄のランキングなどが確認できます。

図:SBI証券の売買代金ランキング画面
  • 引用元:SBI証券

デイトレードには資金はいくら必要なのか

デイトレードをするための資金は、いくら必要なのでしょうか。もちろん、手元資金によっても違いますが、まずは手始めに、数万円ほどで投資できる銘柄でチャレンジしてみるのも手です。株式市場には、売買に必要な投資金額が数万円程度で済み、かつ値動きが大きい銘柄もたくさんあります。

ただし、気を付けてほしいことがあります。一般的な売買である現物株取引でデイトレードしようと考えた場合、同じ資金で同じ銘柄を買って売却した後に買い直すことはできません。「差金決済の禁止」という株式取引のルールに引っかかるためです。同じ資金でできるのは、同じ銘柄を買って売る(売って買う)までです。同じ銘柄でなければ、かまいません。

もし、デイトレードで何度も同じ銘柄を売買したいのであれば、信用取引をする必要があります。

デイトレードに向く証券会社は?

デイトレードをする場合、売買手数料や取引のしやすさを踏まえて証券会社を選ぶ必要があります。

松井証券は、1日の売買代金が10万円以内であれば、取引手数料はかかりません。信用取引でも、1日で反対売買する場合は手数料がかかりません。SBIネオトレード証券では定額(おまとめ)プランというサービスを提供しています。1日の売買代金が50万以下であれば、400円(税抜き)の売買手数料で何度も取引できます(現物取引の場合)。

ほかに、証券会社を選ぶ基準としては、注文のしやすさ、画面の見やすさなどもあります。デモトレードなどのサービスを提供している証券会社もあるので、自分にとって使い勝手のよい証券会社を選びましょう。

松井証券

1日の約定代金が10万円以下なら手数料が無料。少額から始めたい方には最適です。株価のリアルタイム更新や企業分析・株主優待の検索機能など、様々な情報ツールが無料で利用できます。

  • 一日取引信用は手数料無料(金利をのぞく)

    松井証券の特色は、デイトレード向けの一日取引信用です。1日で取引で完了させなければいけませんが、手数料は他の証券会社よりはるかに節約できます。手数料を節約したいデイトレーダーは、ここの口座をひらくべきです。満足度:4

SBIネオトレード証券

業界最低水準の手数料の安さと、投資情報が充実。高機能取引ツールが無料で利用できます。信用取引手数料は2019年12月10日からいつでも0円に。

  • 手数料がとにかく安い

    デイトレードにはおすすめの証券会社だとはおもいます。手数料の安さ、即時入金サービス、注文ツールが多岐にわたるということ、トレーダーツールはある程度の性能があるという点から、デイトレーダーにはおすすめできるの証券会社の一つだと思います。 満足度:3

証券会社各社の手数料(約定50万円)を比較してみよう

まとめ

デイトレードは、1日の間で何度も売買を繰り返す投資スタイルです。一つ一つの利益は小さいですが、売買を重ねることで、うまくいけばたくさんの利益を稼ぐことができます。デイトレードに適した銘柄を見つけるには、証券会社のサイトで確認できる売買代金ランキングなどをこまめにチェックし、盛り上がっている株を探しましょう。

ただし、短期での取引が中心のため、株価の動きを見誤ると、あっという間に損失がふくらむ可能性があります。デイトレードで成功するには、売買の判断を先延ばししない決断力が求められます。1日に何度も売買を繰り返すため売買手数料もかさみがちになるので、できれば売買手数料が安い証券会社で証券口座を開きましょう。

自分にあった証券会社を探しましょう!

株式投資を始めたいと思ったら証券会社の口座開設が必要です。これから証券口座を作ろうと考えている人、いまお使いの証券口座よりもお得な証券会社がないか考えている人は必見。ランキングや手数料比較から自分にあった証券口座を探してみましょう。

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