2017年8月22日
選び方
【2014年版】さらにお得になる高還元率クレジットカードの選び方
クレジットカードが溢れている昨今、「どれを選べばいいの?」と悩む人も多いはず。そこでクレジットカードの達人、菊地崇仁が本当にお得なカードをあなたに伝授! 今回のテーマは、「高還元率クレジットカード」の選び方です。
還元率1.5%以上のクレジットカードで、違いはいかほど?
| カード名 | 還元率 | 年会費 | 特徴 | |
|---|---|---|---|---|
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リクルートカードプラス | 2.00% | 2,160円 | リクルートポイント(Ponta)、nanacoへのチャージでポイント還元 |
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レックスカード | 1.75% | 2,700円 | 年間50万円以上の利用で年会費無料 |
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リーダーズカード | 1.50% | 2,700円 | Amazon限定Jデポで還元率1.8% |
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漢方スタイルクラブカード | 1.25% | 1,620円 | 高い汎用性、nanacoへのチャージでポイント還元 |
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エクストリームカード | 1.25% | 3,240円 | 年間30万円以上の利用で年会費無料 |
数多く存在するクレジットカードのなかでも、1.5〜2.0%の還元率を誇り、一般的に「高還元率カード」と呼ばれる5枚のクレジットカードをご紹介しましょう。
Ponta統合で『リクルートカードプラス』から目が離せない!?
もっとも還元率の高いカードは『リクルートカードプラス』。しかし、獲得したリクルートポイントの利用は『じゃらんnet』や『ポンパレモール』など用途が非常に限られています。とはいえ、リクルートポイントは2015年春をめどに『Ponta』に統合される予定です。つまり、『ローソン』や『ゲオ』などのお店で1ポイント単位から利用が可能に。統合後も、現在と同じ還元率が維持されるのかは不透明ですが、還元率の高さを考慮すると魅力的なカードであり、ローソンをよく利用する人にはベストな存在です。
ですが、私は「おすすめの高還元率カード」を聞かれた際には、還元率がリクルートカードプラスより若干、下回るものの汎用性の高い『漢方スタイルクラブカード』を紹介しています。
『漢方スタイルクラブカード』は、獲得したポイントを『Jデポ』へ交換できる点。Jデポへ交換することで、次回以降の請求額から直接値引きすることが可能になるのです。先述したPontaの場合、値引きを受けるにはローソンやゲオでの買い物が原則。ローソン以外のコンビニをよく利用する人には、漢方スタイルクラブカードを選ぶメリットは大きいのです。また、セブンイレブンの電子マネー『nanaco』へチャージする際にポイントが付与されるのが、リクルートカードプラスと漢方スタイルクラブカードのメリットでもありますが、「獲得したポイントの使い道」を十分考慮した上での選択が必要になります。
本家Amazonカードよりも、お得に使えるカードの正体
残る3つの『リーダーズカード』『レックスカード』『エクストリームカード』も、Jデポへ交換することが可能ですが、それぞれの強みやメリットは、まさに三者三様。それでは個別の特徴を見ていきましょう。
リーダーズカードの還元率1.5%、これは通常のJデポに交換した場合の数字です。Amazon限定で使えるJデポに交換すれば、還元率は1.8%まで上昇。これは、5,000ポイント交換すると、6,000円分Amazon限定Jデポに交換されるという仕組みです。ここで注意したいのが、このJデポには3か月の交換期限があるということ。なので、1か月で2,000円の買い物をAmazonでする人にはおすすめのカードです。

ちなみに、2014年2月からAmazon公式カードの『Amazon MasterCardクラシック』と『Amazon MasterCardゴールド』がありますが、還元率1.8%のリーダーズカードの方が実はお得なのです。
高還元率を“ ほぼ実質無料” で手に入れる方法!?
楽天市場やYahoo!ショッピングをよく使う人ならば、選ぶべきカードはレックスカード。正直レックスカードは、突出した特徴がないですが、還元率1.75%はリーダーズカードでJデポに交換するときよりも有利。リクルートカードプラスや漢方スタイルクラブカードでは年会費がかかりますが、レックスカードは年間50万円以上の利用で翌年年会費が無料に。1か月で4万2,000円以上、利用すれば年間で50万4,000円ですから決して不可能ではないはず。
「年間で50万円もクレジットカード使わないかも……」と思う人には、エクストリームカードが選択肢の一つに挙げられます。年間で30万円以上の利用で年会費無料になりますから、1か月の利用額は2万5,000円程度。月の光熱費の平均は約1万5,000円、携帯料金の月額平均は1万円ですから、これらをカード払いにすれば到達できるレベルの金額です。エクストリームカードはレックスカードと比べると還元率は下回りますが、それでも還元率は1.5%。あまりカードは利用しないけど、高還元率を享受したい人には相性のいい1枚なのです。
ひとえに「高還元カード」と言っても、メリットや強みはそれぞれ違ってきます。当然、いつも利用するコンビニや通販サイト、そして年間利用額によって、持つべきカードは異なります。あなたの暮らしにぴったり合った1枚を見つけましょう。
- 菊地崇仁氏
- 北海道札幌市出身。98年に法政大学工学部を卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。02年に退社後、友人と起業したシステム設計・開発・運用会社を経て、06年にポイント交換案内サービス「ポイ探」の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。以後、ポイント、クレジットカード、マイレージに関する豊富な知識を生かし、テレビや雑誌等でも活躍中。
構成:加藤純平(ミドルマン)
お得なカードがないか探してみませんか?
決済機能としてクレジットカードを使うだけではもったいない。クレジットカードには高還元率のポイントがついたり、年会費が無料だったり、保険やラウンジなどの付帯サービスが充実していたりと決済機能以外にも特徴がたくさんあります。
これからクレジットカードを新たに作ろうと考えている人、いまお使いのクレジットカードよりもお得になるカードがないか考えている人は必見。特徴別にクレジットカードをまとめてご紹介します。自分にあったクレジットカードを探してみましょう。
クレジットカードに関するご注意
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- ポイント還元率は価格.com独自の算出です。より正確な情報は各カード会社のホームページをご確認ください。
- 価格.com特典やその他の入会特典は各カード会社より提供されます。お申し込みの際は各カード会社による注意事項や規約等をよくご確認の上お手続きください。
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