


1日で取り替える1dayタイプ以外は、洗浄・消毒・保存をするためのケア用品が必要になります。ケア用品の種類は、洗浄・保存と消毒が分かれているものもありますが、最近はすべて1本で済むタイプのものが増えています。
また、ハードコンタクトレンズは水道水ですすげますが、ソフトコンタクトレンズは水道水を使用できないという違いもあります。それぞれ専用のケア用品と手順があるので、以下を参考にしてみてください。


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ソフトコンタクトレンズのケア方法
1.こすり洗い
洗浄・消毒・保存を1本で行えるケア用品を使う場合、レンズの内面を上に向けて手のひらにのせ、洗浄液をつけて表裏30回ずつこすり洗いをします。
2.すすぎ
ソフトコンタクトレンズは水道水ですすげないので、こすり洗いのときと同じ洗浄液で両面をよくすすぎます。
3.つけおき
すすぎが終わったら、左右の表示を確認してケースに入れ、4時間以上放置し、消毒を行います。所定の時間になるまで装着することはできません。
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ハードコンタクトレンズのケア方法
1.つけおき
洗浄と保存が1本で済むタイプを使う場合、まず保存用ケースの九分目まで洗浄液を入れます。次にレンズを収納して4時間以上放置します。
2.こすり洗い
指先にレンズをのせ、十分に洗浄液をたらしてからこすり洗いをします。指3本の腹を使って、表も裏も満遍なくこすりましょう。
3.すすぎ
レンズを一度ホルダー部分に差し込み、落とさないようにしてから水道水でよくすすげば洗浄完了。そのままつけることができます。

ケア用品によって順番が異なる場合があります
上記のケア方法は代表的なやり方です。実際にコンタクトレンズのケアを行う際には、各用品の説明書をきちんと確認し、用法を守って使用してください。
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ソフトコンタクトレンズ用のケア用品
たとえばこの商品!
クリアケア プラス ハイドラグライド
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ハードコンタクトレンズ用のケア用品
たとえばこの商品!
バイオクレン モノケア モイスト
つけているときに不調を感じたら
コンタクトレンズを装用中、目が乾く、くもる、かすむといった不調が出た場合、まばたきが少なく涙が必要量出ていない可能性があります。まずは意識的にまばたきをしてみましょう。コンタクトレンズ専用の目薬を使用する方法もあります。
目が乾くだけであれば、涙や目薬で対応できますが、くもりやかすみはコンタクトレンズの付着物や傷が原因となっているケースもあります。洗浄後に再装用して変化がなければ、眼科に行って検査を受けることをおすすめします。
また、コンタクトレンズ装用中に目がゴロゴロしたり、痛みがある場合は、異物が入っていたり目に傷がついている可能性があります。まずは鏡を見て目の状態を確認し、速やかに眼科医に相談してください。

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つけたまま寝るのはNG!
コンタクトレンズをつけたまま眠ると、角膜が酸素不足を起こし、目に大きな負担をかけてしまいます。コンタクトレンズを必ず外してから眠りましょう。
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プールに入るときは外す
プール内の塩素や不純物が、コンタクトレンズや目に悪影響を及ぼすといわれています。プールから出たあとすぐに捨てられる1dayタイプ以外はプールでの使用を控えましょう。
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ケアを怠ると目の病気になることも
きちんと洗っていなかったり、取り替え時期を過ぎたコンタクトレンズをつけ続けていたりすると、目の病気の原因となる恐れがあります。コンタクトレンズは必ず使用方法を守り、毎日ケアを欠かさず清潔に保ちましょう。