価格.comプロダクトアワード2014 ドライブレコーダー部門賞

設置状況	メニューは分かりやすく操作性も良好

色々なドラレコを試してきましたが一先ずスパイラルから脱することができそうです
このDP200を選んだ理由としては「フルHDで30FPS」「コンパクトなボディ」の２つが最大のポイントですね
またF値2.0の明るいレンズを搭載しているので夜間も鮮明に撮影でき、これまで使っていた他社製品の赤外線LED搭載モデルよりも色鮮やかに明るく撮れます

ボディが小さい事もあり設置する場所は色々選べますがステーの角度が固定されているので、意外とカメラの撮影範囲を決めるまでに時間を要しました（不満というほどでもありませんが）
設定については非常に分かりやすくなっており取扱説明書を見なくても簡単に設定出来るかと思います、またメディアが付属（microSD16GB）されており買ってすぐに使うことが出来るのも嬉しいですね

実際に使ってみると画質も良く30FPSということで映像も滑らかです、フルHDにしてもカクつくことなく撮れていましたので画質に関しては非常に満足度が高いです
ただGセンサーの感度やマイク感度に関しては今ひとつで、Gセンサーの感度を「高」「中」に設定するとカーブを曲がった時や右折レーンの走り出しでもイベント録画が開始されてしまいます
「低」に設定すると舗装の荒れた路面やちょっとした段差でもイベント録画が始まることはなくなりました、マイク感度は総じて低く感じました（車内で叫んだとしても音割れすることは無さそうです）
ちなみにデータ量としては１分間あたりフルHDだと約115MB、HDだと約58MBでした

ナビのGPSやBluetoothやETCなどの電波に与える影響はありませんでした（少なくとも私の使用環境では全て正常に動作していました）、初めてドラレコを導入したいという人にもオススメ出来る良品だと思います

使用開始から2週間以上が経ちましたので、その使用感などを書きます。

■取付方法はスムーズでした。
しかし、両面テープでフロントガラスに固定することに抵抗があったため、
この製品とともに同じトランセンド製のTS-DPM1も購入しました。
しかし、吸盤で固定しようとしても１分くらいで外れてしまい、
結局は本体に付属している両面テープタイプのアタッチメントを使用しています。
しかし、クルマのフロントガラスの形状によってはきちんと吸着するクルマもあるかと思います。
純正ですし、フロントガラス以外にも他に吸着できる場所があればそこに吸着してもいいと思います。

■録画時間は付属のmicroSD 16GBで2時間ちょっとなのですが、
私の場合は片道4時間くらい運転することもたまにあるので、
同じトランセンド製の32GB（class10）を同時に購入しました。
これでとりあえず何とかなっています。

■録画性能は言うことないくらい満足しています。
30fpsでFullHDという高画質な上に、視野角が160度なのも特筆すべきだと思います。

■録画した動画ファイルは、エンジン停止中にmicroSDを本製品から抜いて
パソコンに挿入してからファイルを移動しています。
ファイルが大きいため、ファイルの移動時間はそれなりにかかります。
（16GBで10分〜15分くらい）

■再生は、いくつかのソフトを試したところ、VLC media playerで落ち着きました。
録音された音声に関しては、トランセンド製の再生ソフト（メーカーサイトからダウンロード）のほうがスムーズに聴くことができるようです。続きのファイルを連続して自動再生してくれる機能も、他のソフトにはない便利な機能です。
しかし、高画質なだけあって、再生ソフトに関係なく再生にはマシンパワーをわりと多く要求するらしく、
スムーズに再生できるかはパソコンの性能にもよるようです。
そのため、実際にお試しになりながら再生ソフトを選ぶのが良いのかもしれません。

■内臓時計の保持ですが、3日ぶりに運転したときの1回だけ日時がリセットされていて、エンジン始動時に時刻設定画面が表示されていました。
びっくりしながらも再設定しましたが、それ以降は再設定することなく快適に使用できています。
でもこれは、私個人としては我慢できる程度ですが、運転頻度によっては不便に感じる方もいらっしゃるかと思います。

■各種設定や録画状況確認などの操作はスマホで行えるのが便利でよかったです。
私は本製品をルームミラーにほとんど隠れるように設置したため、
本体の液晶画面は、時刻設定を本体操作で行うときにしか使用していません。（スマホでも時刻設定できます）
録画を実行しているかを示すLEDランプはあります。
注意点として、スマホをWi-Fi経由で本製品と接続しているときはネット接続できません。
本製品とのWi-Fi接続を切断すれば、もちろん、いつものようにスマホをネットに接続できます。

■デザインは、良い意味でわりと見立たないため、運転中に本製品に視線が思わず移動してしまうことはないと思います。

■総評としましては、取付が両面テープであること、内臓時計を保持できる日数が4日程度であることなどの点の受け止め方が、快適に使用できるかの分岐点になるかと思います。
ほかは他機種にない機能があったり、とても高性能だったりで、満足できるレベルだと思います。
私個人としては、内蔵時計の保持日数にちょっとだけ不安がありますが、基本的にはとても満足しています。

＋PLフィルタ１	＋PLフィルタ２	＋PLフィルタ３

＋PLフィルタ４

【デザイン】購入前は大き過ぎて邪魔かと思っていましたが、運転席からはミラーに
　　　　　　隠れてほとんど見えません。

【操作性】WifiでiPhoneにライブストリーミングできるので、設置時に車の前から
　　　　　映り具合を確認できました（これは便利だと思いました）
　　　　　ただ、自分の個体だけかもしれませんがライブストリーミング中は
　　　　　録画音声にノイズが入ります。マイクの音声がかき消される程では
　　　　　ありませんが、若干気になります。
　　　　　また、Wifi接続無しでもちょうど１秒毎に僅かなノイズが音声に入ります
　　　　　ドラレコ本来の機能としては全く問題ないレベルかと思いますが。

【画質】他のドラレコを使用したことがありませんが、Youtubeなどにアップ
　　　　されている他機種の画質と比較した限り、劣っているとは思いませんでした
　　　　個人的には非常に綺麗に撮れていると思います。

【設定】分かりやすく、迷うことはありませんでした。
　　　　ただ、４日間放置で時刻がリセットされるようなので、
　　　　その都度設定するのは面倒かと思います。

【拡張性】ファームウェアのアップデートに期待。

【録画性能】最長５分毎にファイルが分割されますが、一括再生すれば途切れは
　　　　　　ほぼ気になりません。

【総評】32GB-MicroSD・吸盤・本体 総額２万程度でこの機能であれば
　　　　十分満足できます。本来の使い方とは異なるかもしれませんが、
　　　　旅行の記念動画としても使いたいと考えています。

【その他】他機種をご利用の方で、PLフィルタを取り付けられている方が
　　　　　おられたのでマネてみました。
　　　　　使用したのは
【MARUMI カメラ用フィルター 偏光フィルター 52 mm 反射光除去 PL 201070】
　　　　　これは外形が一回り小さかった為、上から綺麗にはめる事ができず
　　　　　無理やりテープで固定しました。
　　　　　コレより上のサイズは55mmになるのですが・・・（大きすぎる気がします）
　　　　　動画は、PLフィルタの効果あり/なしの参考です。

フィルター装着状態	PL（偏光）フィルター使用時の画像サンプル

とにかく画質が良く、操作が簡単。
電源ONから録画開始までの時間は約8秒で
ファイル間ギャップ（録画ファイルが切り替わる際の記録されない時間）も無く
かなり優秀だと思います。
OEM元と思われる台湾製StarEyeS1からフレームレートも変更され
30fps→27fpsとなっているため西日本のLED信号機もちゃんと映るところも
北陸のメーカーならではの仕様だと思います。
ほぼ私の要求を満たした製品ですが、強いて気になる点を挙げれば
画素数が多いのでデータが大きくなりがちな点と
ちょっと高いかなと感じる価格くらいです。
あと、1080pと720pで画角がだいぶ変わります。（720pのほうが広い）
GPS対応などの機能が必要なければ現時点ではベストチョイスだと思います。

ちなみにレンズ周りのシルバーのリングは引っ張ると簡単に外れるので
ここにカメラ用の28mm→43mmのステップアップリングをはめ込み
手持ちのPL（偏光）フィルターを装着してみましたが、
フロントガラスの反射は軽減できるものの青空等に色むらが盛大に出て
かえって見づらくなったので外してMCプロテクターに替えました。
やはりPLフィルターは広角レンズとの相性は良くないようです。