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総評・受賞製品一覧

価格高騰で製品のコスパに対する目がより厳しくなった1年。
価格.comユーザーらしい評価軸の製品が選出

新型コロナ感染症の拡大から3年が経とうとしている。状況は改善してきたとはいえ、この1年を振り返ってみても、そのマイナス影響は依然として深刻な影を落としており、半導体を筆頭とする部材不足などによって、モノを作りたくとも作れない、という状況がまだ続いている。また、世界的なエネルギー不足も深刻化。日本国内では急激な円安なども相まって、物価の高騰も目に見える形で表れてきた。このような不安定な時期にあっては、人々の消費行動も抑制されざるを得ず、購買行動としても、少しでも安いものへと流れていきがちだ。

2022年の「価格.comプロダクトアワード」は、そんな今の社会情勢を如実に反映した結果となった。キーワードはやはり「高コスパ」。今回のアワードで大賞に選出された多くの製品の特徴がまさに「高コスパ」であり、例年以上に販売価格に敏感になっている消費者の様子が見て取れる。今年は特に、モノの相場がさまざまな動きを見せた年であり、1年を通じて大きく値上がりした製品もあれば、その中で価格を維持し続けた製品もあった。また、同じ製品でも、時期によってコスパのとらえ方が変わった例も多く、ユーザーの評価がその時々で変わることもあった。そういう意味では、例年以上に製品評価が難しかった年であったとも言える。

もちろん、高コスパだけが評価されたわけではない。これまでは、進化するほどよいとされてきた機能や性能に対して、それを見直すような動きも一方で出てきた。自分の使い方で、そこまでの機能や性能がはたして必要だろうか。その機能や性能は、その価格に見合ったものなのだろうか。「SDGs」に代表される世界的なムーブメントとも呼応していそうだが、「ちょっと背伸びして購入する高機能製品」よりも「身の丈に合った中機能の製品」でいいじゃないかという消費マインドのシフトもあっただろう。そういう意味では、高付加価値・高機能の製品に対しては、例年以上に厳しい目が向けられた節もある。

もともと価格.comでは、「隠れた逸品」が選出されることが多い。そういう意味で言うと、今年のアワードでは、ほかのアワードなどではなかなか見られないようなメーカーや製品の名前も見られ、実に価格.comのユーザーらしい評価軸をもとにした選出結果となっている。しかし、大賞選出製品の評価ポイントを細かく見ていくと、ユーザーのコスト意識の変化と、その変化をとらえて製品に反映する各メーカーの企業努力が垣間見えてくるのも事実。この時代に合った、本当に必要な機能に絞って研ぎ澄ますことで、コストをできるだけ抑えつつも、間違いなく生活の質を上げてくれる。決して派手な製品ではないかもしれないが、その中味はしっかりギュッと詰まった、こうした至極の製品が多く選出された今年の選出結果は、いかにも「価格.comプロダクトアワード」らしいユニークさの表れであると言えるだろう。

【必見!】プロダクトアワード2022大賞製品の解説・紹介動画はこちら

株式会社カカクコム
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