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屋根のライフサイクルと屋根に起こりがちなトラブルを紹介。一般的な塗装に使われる塗料もグレード別にご紹介。
塗装で生まれ変わった屋根の事例を掲載。
屋根塗装・屋根 リフォーム かかった費用はどれくらい?
2019年 10月 現在
屋根塗装・屋根のリフォーム工事は「50万円以下」「51万円〜120万円」「121万円以上」に分かれています。
一般的な屋根の塗り替えはおおよそ50万円〜60万円以下が中心となります。屋根の「重ねぶき」といわれる工事は100万円からが多く、120万円を超えると「ふき替え」工事の価格帯になってきます。「重ねぶき」「ふき替え」ともに使う素材によって価格は変わります。
屋根塗装・屋根のリフォーム いくらで何ができる?
屋根のリフォームには、「塗り替え(塗装)」「重ねぶき(カバー工法)」「ふき替え」の3種類があります。屋根の素材や塗料にもよりますが、7〜10年で「塗り替え」を行い、15〜20年で「ふき替え」というのが大まかなリフォームのサイクルです。屋根の状況や劣化具合、以前のリフォームからの年月を考慮して、最適な工法を選ぶ必要があります(屋根塗装・屋根のリフォームのページも参考にしてください)。費用は「塗り替え」「重ねぶき(カバー工法)」「ふき替え」の順に高くなります。いずれの場合も、屋根の広さや形状、使用する素材によって費用は大きく異なります。
屋根のリフォームでは塗装工事だけでも足場を組む必要があるため、同じく足場が必要な外壁塗装や外壁の張り替えとあわせて行うことが多いようです。
ここでは屋根の広さを100平方メートルとして目安となる金額を算出してみましたので、参考例をもとに価格を確認していきましょう。なお総額は、材料費・工事費用、また諸経費や足場設置・養生・一般的な下地処理・解体・撤去処分費用なども含んだ参考金額です。材料・工事費用などは一般的な事例であり、実際の住居の状況や必要諸経費等で変わってきます。
20〜65万円 でできる屋根塗装・屋根リフォーム例
屋根(100平方メートル)の「塗り替え」を行う場合の価格帯です。
例 140万円屋根の塗装
| 材料費 | 屋根用塗料 | 工事費用に含む |
|---|---|---|
| 工事費用 | 足場仮設・養生 高圧洗浄、下地調整 屋根塗装(屋根塗装では材料費と工事費用を合わせて平米単価で計上するのが一般的です) | 40万円 |
| 総額 | 40万円 | |

スレートの屋根(「カラーベスト」「コロニアル」「フルベスト」などの商品が有名)にウレタン樹脂塗料を塗布する際の費用例です。
塗装工事は、屋根材と屋根の基礎部分である下地がそれほど傷んでいない場合に有効な方法で、高圧洗浄などで既存の塗膜をきれいにした後に下塗り・上塗りなど数回塗装するのが一般的です。使用する樹脂系の塗料には「フッソ樹脂塗料(耐用年数15〜20年)」「シリコン樹脂塗料(同8〜15年)」「ウレタン樹脂塗料(同8〜10年)」「アクリル樹脂塗料(同5〜8年)」などがあります。それぞれ耐久性が異なり、耐用年数が高くなるほど価格も高くなります。
実際のリフォームでは、金額と耐久性のバランスがよいシリコン系やウレタン系の塗料がよく使われています。 費用の総額はアクリル系の場合は25〜35万円、ウレタン系の場合は30〜40万円、シリコン系の場合は35〜40万円、フッソ系の場合は45〜65万円程度が目安ですが、屋根の形状や素材、塗る回数、機能性塗料(遮熱塗料・断熱塗料・防音塗料)の使用有無、また足場の組みやすさなどによっても価格は変わってきますのでご注意ください。
例 250万円屋根の塗装と破風・棟の補修
| 材料費 | 屋根用塗料・補修材 | 工事費用に含む |
|---|---|---|
| 工事費用 | 足場仮設・養生 高圧洗浄、下地調整 棟・軒・破風板補修 屋根塗装 | 50万円 |
| 総額 | 50万円 | |
洋瓦の屋根にシリコン樹脂の断熱塗料を使って3回塗りし、さらに固定用のしっくいなどが傷んでいた棟や破風部分の補修も行った場合の費用参考額です。最近はウレタンよりも耐久性に優れるシリコン樹脂塗料の施工例が多くなっています。シリコンはウレタンよりも安定性が強く長持ちする傾向にありますが、次回の塗り替え時にやや割高になる可能性もあります。
断熱塗料は塗料内に粒状の断熱材が入っているため、外からの暑さ・寒さを防ぎ、屋内の心地よい空気を保つ効果があります。ほかにも、遮熱塗料といって外からの熱線をシャットアウトして屋根の表面温度を下げ、屋内の暑さを和らげてくれる塗料もあります。
この参考例のように、屋根塗装を行う時には一緒に各部分の補修も行うことが多くなりますので、傷み具合によってはさらに価格が上がる場合もあります。
100〜150万円 でできる屋根リフォーム例
屋根(100平方メートル)の「重ねぶき」を行う場合の価格帯です。
例 3140万円屋根の重ねぶき(ガルバリウム鋼板使用)
| 材料費 | 金属系屋根材(ガルバリウム鋼板)・下地用材料など | 工事費用に含む |
|---|---|---|
| 工事費用 | 足場仮設・養生 屋根葺き 軒・水切り・ケラバ・雪止め | 140万円 |
| 総額 | 140万円 | |

金属系の屋根材として最近人気のあるガルバリウム鋼板で「重ねぶき」を行う際の費用目安です。
「重ねぶき」は、既存の屋根を撤去することなく新しい屋根材をかぶせる工法(=カバー工法)で、下地がそれほど傷んでいないけれど屋根材の傷みが激しい場合に有効です。下地から取り替える「ふき替え」と比べると工期も短く、廃材も出ないので費用をおさえることができます。屋根全体の重量が増加するため、通常はスレート系や金属系の軽量の屋根材を使います。
120〜250万円 でできる屋根リフォーム例
屋根(100平方メートル)の「ふき替え」を行う場合の価格帯です。
例 4200万円瓦屋根をふき替え
| 材料費 | 日本瓦・野地板材料・防水シートなど | 工事費用に含む |
|---|---|---|
| 工事費用 | 足場仮設・養生 屋根材撤去 野地板補強、屋根葺き 軒・水切り・ケラバ・雪止め | 200万円 |
| 総額 | 200万円 | |
日本瓦を使った屋根で、瓦を新調して「ふき替え」を行う時の費用例になります。
「ふき替え」とは、今ある屋根材を取り除いて新しい屋根材に入れ替えることを言います。その際、屋根材だけでなく、下地も含めて全面的に屋根を一新するのが一般的です。屋根が瓦の場合は「重ねぶき」ができませんので、「ふき替え」になります。「重ねぶき」と比べると、下地の補修や廃材の処分費用などの分が割高になります(20〜30万円)。屋根瓦をふく場合、かつては野地板と言われる下地に粘土質の屋根土(ふき土)を敷いて、その上に瓦を並べていくという工法が主流でしたが、今は土を使わず防水シートを敷き、横木(縦横の場合もあり)を組んでそこに瓦を固定しています。

スレート系や金属系の屋根材と比べると、瓦は価格が高くなります。スレート系や金属系の「ふき替え」は120〜180万円、瓦の場合は200〜250万円が目安です。なお、既存の瓦を一旦屋根から取り外して、下地の工事を行ってから再びその瓦を使う場合もあります。「ふき直し」と言われる工法で、この場合は瓦の材料費の分だけ総費用が安くなります。
屋根塗装・屋根 リフォームの事例

- 120万円

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昔の和瓦は重量感があり素敵ですが、重さと、耐風性が気になるところです。今回の金属屋根材は軽量ながら、金物による固定方法により耐風性能は格段に高まっています。
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