次世代家電らしいSFチックなデザイン
次世代の初号機のデザインがSFチックになるのは家電の常だろうか。80年代SF的なフォルムで、バイノーラル(※)ステレオマイクを両端に配した2眼レンズは映画『2001年宇宙の旅』に出てくるディスカバリー号の噴射口のようだ。実はこの形には意味があって、「バイノーラル録音で最適な位置を探したところ85mm離れたレンズの両脇になりました」(担当者)という。
※バイノーラル(録音)……バイノーラル録音とは、人間の耳に類似した構造を用いることで、鼓膜に届く音声と同じように録音する方法のこと。イヤホン型の小型マイクを両耳に入れて録音することで、似たような形で録音することができる。
サイズは女性が持つにはやや大型で、レンズ部が重いのでバランスをとるために力が要る。とはいえ、縦方向がスリムなのでホールド感は悪くない。
2眼レンズにはF1.2の明るい「GTレンズ」(光学5倍ズーム)を新採用。本レンズの名称は、同社の高品位レンズの新しいシリーズ名である。「2つの光学系を高精度でシンクロ駆動させるのに苦心しました」(担当者)とのことだ。2眼なのでコンバージョンレンズやフィルターは付けられない。今後は、2眼3Dに対応した新しいフィルター規格が望まれるだろう。
![Everio GS-TD1-B [ブラック]](https://img1.kakaku.k-img.com/images/productimage/l/K0000217622.jpg)