付属ソフトは7月のバージョンアップでフルHD 3Dの本格編集に対応予定

PCでのオーサリング環境として、「Everio MediaBrowser 3D」が付属する。AVCHDフォーマットで撮ったデータをフレーム単位で編集し、BDやDVDにオーサリング可能だ。本ソフトはスマートレンダリング(シーンのつなぎ目などレンダリングが必要な部分以外はレンダリングせずに画質劣化とレンダリング時間の短縮を実現する方法)にも対応している。

MPEG-4 MVCをBDやDVDにオーサリングできる民生用のPCソフトは今のところない。とはいえ、外付けのBDドライブや外付けHDDに3Dデータとして保存することは可能だ。

「今しか撮れないお子様の姿を、とりあえず高画質なMPEG-4 MVCで3Dデータとして残しておけば、将来のMPEG-4 MVCオーサリングに活用できると思います」(担当者)

現状のPC用付属ソフト「Everio MediaBrowser 3D」ではMPEG-4 MVCの簡単なカット編集(GOP単位)しかできず、MPEG-4 MVCのオーサリングにも対応していない。7月中のバージョンアップで、MPEG-4 MVCをAVCHDに変換してフレーム単位で編集し、BDやDVDにオーサリング可能になる予定とのことだ。

MPEG-4 MVCは再生機器も未整備だが、本機から3DテレビにHDMI出力すれば3Dで見られる。ただし、3DテレビがHDMI1.4と1080/60iのフレームパッキング形式の3Dビデオ再生に対応していることが条件となる。具体的にはソニー「BRAVIAシリーズ」とパナソニック「DIGAシリーズ」の一部の3DモデルでフルHDの3D再生が可能だ。条件を満たさない3Dテレビでは720p映像にダウンコンバートして再生される。

3D表示対応のPCも、「Everio MediaBrowser」で3D再生が可能になる予定(7月中にバージョンアップ)とのことだ。