AVCHDとフルHD 3D、2つのフォーマットで記録できる

GS-TD1の3D記録には2つのフォーマットが用意されている。

第1のフォーマットはAVCHD規格にサイドバイサイドで記録する方式。互換性は高いが、1920×1080ドットのフルHD画面1コマに左右の映像を記録するため、横の解像度はハイビジョンの半分になる。TXPモード(17Mbps)とTSPモード(12Mbps)が選べる。「AVCHDは互換性重視ということで24Mbpsモードは採用していません」(担当者)

「3Dになったら、フルHD記録ができなくなったというのでは意味がないと思います。そこでフルHDで左右の映像を記録できるMPEG-4 MVCフォーマットも採用しました」(担当者)


サイドバイサイド方式で記録したAVCHD形式の3D映像をキャプチャーしたもの。横方向の解像度はフルHDの半分になるが、パナソニックの「HDC-TM750」の3Dコンバージョンレンズで撮影した映像と比べるとシーンが明るく、周囲のケラレ(画面周囲の黒枠)が全くない。解像感も段違いに高い。FALCONBRIDの高速並列処理によって、左右の映像のフォーカスや解像感、ホワイトバランスなどが合っている点にも注目したい(画像クリックで拡大)

ミニSLでも、3D(AVCHD)で撮ると意外に迫力がある(画像クリックで拡大)

静止画は207万画素だが、静止画にこだわりすぎて狭ピッチなCMOSを採用するよりは良いと思う。MPO規格の3Dスチル撮影が可能だ。