2017年8月22日
コラム
特定のお店で使えば還元率2〜10%にもなるお得なクレジットカード
世に出回っているクレジットカードの多くが還元率0.5〜1%台な現在。そんな時代に、特定の店舗で買い物などの“条件を満たす”と還元率が何倍にも跳ね上がるカードが存在しています!
一般的に「高還元率カード」といえば還元率1%台後半がほとんど。ですが、“条件が揃う”とさらに高い還元率を受けることも可能になります。その条件は「特定のお店で使う」こと。
気になるのは“どのカードをどこでどう使えば”お得になるのかですが、今回は「乗り物・電子マネー・旅行・ホテル・コンビニ・通信光熱費・デパート・ネットショッピング」のジャンルごとにお得になるカードにまとめてみました。
旅に持っていくべき「この1枚」
「乗り物」のジャンルでもっともお得になるのは、『イオン首都高カード(WAON一体型)』。普段の買い物では還元率0.5%ですが、首都高パーキングエリアの売店・レストランで使うことで還元率は2.5%にアップします。しかも毎週日曜日は首都高の高速料金が5%オフになるので、ドライブ好きにはピッタリな1枚です。
一方、国内外の移動+ホテルで考えると『JALカードSuica』が優勢。Suicaだけでなく『びゅう国内旅行商品』、『えきねっと』の利用額1,000円につき6ポイント獲得。貯まったポイントは600ポイントで2,000円分の『メトロポリタンホテルズ共通利用券』と交換できるので、約2%の還元率が実現します。
ホテルを利用するときだけに特化して強いクレジットカードはずばり『JMBローソンPontaカードVisa』です。全国で展開する『ルートインホテルズ』の利用額100円につき3ポイント付与され、獲得したポイントはローソンやゲオなどで1ポイント=1円で使えます。
コンビニや電子マネーに特化したクレジットカードとは
加えて、このクレジットカードは「コンビニ」でもお得になる1枚であったりもします。ローソンのポイントシステムPontaは通常100円につき1ポイント付与ですが、この『JMBローソンPontaカードVisa』なら100円で2ポイントに。つまり、ローソンで使うなら還元率は2%になります。他の買い物で付く場合は0.5%と高くはありませんが、年会費が無料で、貯まったポイントの使い勝手まで考慮するとかなりお得と言えるでしょう。
今では多くの人が利用する電子マネー。「クレジットカード→電子マネー」チャージ時の還元率は0.5%がほとんど。そんななか、『リクルートカードプラス』を使えばモバイルSuicaやnanacoへのチャージで還元率は2%に。このクレジットカードは年会費が2,200円かかりますが、普段の買い物でも還元率は2%つくのもポイントです。
クレジットカードで10%の還元率を得るには!?
次に紹介するクレジットカードは通常時の還元率0.625%にも関わらず“ある条件”を満たすことで還元率10%になるスゴいクレジットカードです。正体はドコモが提供する『DCMX GOLD』。ドコモの毎月のケータイ料金支払分が還元率10%になります。しかも、貯まったポイントはDCMXのショッピング利用代金に充当可能。年会費11,000円と若干ハードルが高めですが、空港ラウンジの利用やドコモの優待特典が用意されていることを考えると、ドコモユーザーならぜひ検討すべき1枚でしょう。
こちらは主に関西に住む人向けですが、阪急百貨店や阪神百貨店をよく利用する人なら『ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード』を要チェック。年会費15,400円ですが、阪急百貨店や阪神百貨店で使えば還元率が10%に。また、高島屋の買い物なら、『タカシマヤカード《ゴールド》』がオススメ。全国の高島屋の買い物で還元率は8.0%になります。年会費は11,000円と高めですが、デパートでの買物金額は結構な額になるはずなので、使い倒す人には有効な選択肢の一つです。
最後は「ネットショッピング」に強いカード。このジャンルでは『エポスカード』が群を抜いています。一般的に“ネットショッピングの雄”といえば楽天カードです。年会費無料ですし、楽天市場内の買い物なら還元率は2%になります。
しかし、楽天カードをも上回るのがエポスカード。通常は還元率0.4%ですが、パソコンメーカーHPの公式オンラインストア『HP Directplus』で使うことで還元率は5%に。しかも貯まったポイントはマルイ商品券に交換できます。HPのパソコンをネットで買うときにピッタリです。
以上、各ジャンルに強いカード紹介しました。特に行きつけのお店が決まっていないなら還元率1%台後半の「高還元率カード」を選ぶのも1つの手ですが、特定のお店や利用しているサービスがあり条件を満たせる人なら、特化した1枚を持つのも手。あなたにオンリーワンの1枚を吟味してみてください。
| 特徴 | カード名 | 還元率(通常時) | 還元率(最大時) | 年会費 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 乗り物 | ![]() |
イオン首都高カード (WAON一体型) |
0.50% | 2.50% | 無料 |
| 旅行 | ![]() |
JALカードSuica | 0.00% | 約2.00% | 2,200円 (※2年目以降) |
| ホテル・コンビニ | ![]() |
JMBローソンPontaカードVisa | 0.50% | 3.00% | 無料 |
| 電子マネー | ![]() |
リクルートカードプラス | 2.00% | 2.00% | 2,200円 |
| 通信光熱費 | ![]() |
DCMX GOLD | 0.625% | 10.00% | 11,000円 |
| デパート | ![]() |
ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード | 1.00% | 10.00% | 15,400円 |
![]() |
タカシマヤカード《ゴールド》 | 1.00% | 8.00% | 11,000円 | |
| ネットショッピング | ![]() |
エポスカード | 0.50% | 5.00% | 無料 |
文:加藤純平(ミドルマン)
お得なカードがないか探してみませんか?
決済機能としてクレジットカードを使うだけではもったいない。クレジットカードには高還元率のポイントがついたり、年会費が無料だったり、保険やラウンジなどの付帯サービスが充実していたりと決済機能以外にも特徴がたくさんあります。
これからクレジットカードを新たに作ろうと考えている人、いまお使いのクレジットカードよりもお得になるカードがないか考えている人は必見。特徴別にクレジットカードをまとめてご紹介します。自分にあったクレジットカードを探してみましょう。
クレジットカードに関するご注意
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