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いざリフォーム工事が始まって解体が進むと、大量のほこりや大きな音、振動にビックリする方が多いようです。住み慣れた我が家の変わり果てた姿にショックを受けて不安になることも・・・。また、工事中に予期せぬトラブルが発生し、どう対応したらよいのか判断に迷うこともあります。しかし、事前に知識があれば、冷静に対応できます。工事中に起こりがちなことを、FAQでまとめてみました。

キチンとした施工会社であれば、リフォームによって住居が壊れるようなことは考えられませんので、ご安心ください。リフォームでは、ある程度のほこり、騒音、におい、振動などは避けられません。こうしたことも事前に聞いておけば、いきなり驚かされることも避けられます。とはいえ、工事中は何かとストレスが溜まりやすいのも事実です。完成後の素敵なくらしをイメージするなどしてストレス解消を心がけましょう。
なお、ご近所へは遅くとも1週間前にはあいさつに行き、リフォームの内容や工期を明らかにしておきましょう。マンションの場合は、管理組合へも顔を出すようにしてください。書類の提出が必要な場合もあります。
リフォームの依頼主の負担になります。ほとんどの場合、見積書や契約書などにもこうした内容は明記されているはずです。また、トラックの駐車場代も依頼主の負担になるのが一般的です。駐車スペースがある一戸建てやマンションの場合はあまり気にする必要はありませんが、都市部の一戸建てではそうはいかない場合も多くあります。施工会社が近くに駐車場を借りることになりますので、その費用も負担すると考えておいたほうがよいでしょう。

大規模なリフォームでは家そのものが使えなくなります。そのため、別途、仮の住まいを賃貸などで調達する必要があります。その場合、施工会社が物件を紹介してくれることもあるので、一度相談してみてはいかがでしょうか。キッチンや風呂、トイレについては、外で間にあわせるか、工期が長いなら、仮設のものを施工会社に用意してもらう手段もあります。その場合、設備の「レンタル料」の有無や設置費用については事前に打ち合わせておきましょう。工事の日程は事前にわかるはずですから、早くから対応策を検討しておくべきです。
工事中に留守にすることや、鍵を預けることは、リフォームでは一般的です。自宅への戻りが遅い場合など、逆に鍵がないと戸締りができなくなります。鍵は施工会社の担当者や工事全般を監督する責任者に預けるようにしましょう。職人さんは、工事内容ごとに代わっていきますが、担当者や責任者は今回のリフォームに最初から最後まで一貫して関わることになるからです。なお、担当者が職人さん用に許可なく合鍵を作る、預かった鍵を玄関近くの植木鉢の下に置く、などということはもってのほかです。鍵を預けるに際しての注意事項を明記した預かり証などをもらっておきましょう。
リフォーム中は、大工・左官・水道工事などの職人さんたちが住居に出入りします。「お茶の用意」を気にされる方も多いですが、基本的には必要ありません。1日で終わるリフォームならまだしも、工期が長いと毎日の準備も大変です。どうしても気になる方は、担当者に「すみませんが、お茶やお菓子は出しません」という旨を伝えておけば十分です。
工事内容にもよりますが、明らかにリフォームのじゃまになるような荷物は先にかたづけておきましょう。荷物を移動しながらの作業では工期が余計にかかることや、追加料金の対象になる場合もあります。たとえばキッチンのリフォームでは、食器や調理器具などは事前にかたづけておくべきです。なお、ベッドやソファなど大きな家具の解体や移動、保管方法については、工事の前に担当者と打ち合わせておきましょう。
本来あってほしくないことですが、リフォームの場合、解体してみないとわからないことがあるのも事実です。しっかりとした施工会社なら、そうしたことも事前に説明があるはずです。追加工事が発生する場合は、現場ですぐに判断せずに担当者と打ち合わせをして、納得してから工事を再開するようにしましょう。

リフォームで手抜き工事になりやすいのは、仕上がった時にかくれてしまう部分です。耐震工事での筋交い、防水処理、電気配線、給排水用配管、塗装の下地処理などです。疑いの目で担当者や職人さんを見るのも嫌なことですが、悪質業者であれば取り返しがつきません。そのためには、何度も現場に足を運んでリフォームの状況をよく見ておくことです。その時にカメラで現場を撮影しておきましょう。写真を撮っていること自体が施工会社への無言のプレッシャーにもなります。ただし、工事の邪魔になるような撮影はやめましょう。なお、「どうしても心配」という方は、別途費用がかかりますが、第三者の建築士に現場のチェックを依頼することを検討してはいかがでしょうか。
工事が始まってからの変更は追加費用が発生する可能性が高いので、慎重に行ってください。ただし、色や柄の変更だけなら無償で対応できる場合もあります。迷っているなら、いつまで変更が可能なのかを確認しておきましょう。一方、設備機器の寸法や設置場所を変更する場合は、設計そのものの変更になり、工事内容に大きな影響が出ます。一旦工事を中止して、担当者ともう一度打ち合わせし直す必要があります。追加工事についても、進行具合によっては工事をやり直す可能性もあります。変更や追加があれば、できるかどうか、できる場合は工事のやり直しが必要なのか、どの程度の追加費用が発生するのか、などを担当者と相談し、そのうえで判断してください。なお、追加・変更を直接現場の職人さんに口頭でお願いするのはNGです。後から「言った、言わない」ともめたり、多額の追加費用が請求されたりと、トラブルの原因になりかねません。
リショップナビに関する注意点