ETCカード、ETC車載機のセットアップ

ETCのセットアップ

ETCのセットアップについて

セットアップとは

ETCカードとETC車載機を用意しただけでは、ETCを利用することはできません。実際に利用するには、ETC車載機に車両情報などを書き込む必要があります。この作業がセットアップです。セットアップは、決済を安全にするために暗号化した車両情報を書き込む必要があるため、登録された店舗でしか実施できません。セットアップを行える店舗は、2023年現在全国に約3万店あります。

ETCのセットアップの流れ 利用者がセットアップを申し込むと、セットアップ事業者を通じてITS-TEAが暗号化した車両情報などを発行し、それをセットアップ業者がETC車載機に組み込む、というしくみになっています。

セットアップの料金

セットアップの料金は、大体3,000円前後が相場です。3,000円の内訳は、セットアップにかかる人件費や設備費、情報発行料、通信費などです。

ちなみに、ETC管理団体であるITS-TEAが実施する「ETC普及促進キャンペーン」に参加しているセットアップ店舗では車載器本体・セットアップ・取り付け費用が助成されます。セットアップ店舗をさがす際は、キャンペーン参加状況もぜひチェックしましょう。

セットアップにかかる期間

セットアップには、オンラインセットアップとオフラインセットアップの2種類があります。

オンラインの場合は、セットアップ店舗とITS-TEAの間での情報伝達をWebで行うため、申し込んだその日にセットアップが完了し、ETCを利用することができますが、オフラインの場合は情報伝達が郵送になるため、セットアップが完了するまで一週間前後かかります。お急ぎであれば、オンラインセットアップに対応している店舗を選びましょう。

セットアップに必要なもの

セットアップの際は、セットアップ申込書に必要情報を記入するほか、自動車検査証(写し)を提出する必要があります。オフラインなら郵送で、オンラインの場合はFAXやメールで送るかたちになります。

再セットアップが必要になるケースについて

セットアップでは、車両情報やナンバー情報などをETC車載機に記録します。ですので、以下の場合は再セットアップが必要です。

@ETC車載機を別の自動車に移す場合

A自動車のナンバーが変わった場合

B自動車に牽引装置をつけた場合

中古車を購入した場合などは、Aに該当するので再セットアップが必要です。一方、知人間の譲渡などでナンバーに変更がない場合は、単に所有者が変わっただけであり、セットアップされている情報には変更がないため、再セットアップは必要はありません(ETC車載機には、個人を特定できる情報は記録されていません)。
車に牽引装置を付けた場合、車両の情報が変更になるため、その後も同じ車載器を使用する際は再セットアップが必要です。

なお、セットアップおよび再セットアップが正しく行われていない場合、正しいETC利用とならず開閉バーがあかなったり、ETC利用紹介サービスやETC割引などが適切に利用できなくなる可能性があるようです。

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