ETCカードの作り方
ETCカードの作り方
ETCカードを作る方法はいくつかありますが、代表的なのは以下の2つです。
@既に持っているクレジットカードを元に「追加発行」を申し込む
Aクレジットカードを新規発行する際に「同時発行」のオプションを選択して申し込む
いずれも親となるクレジットカードを1枚持つことが前提条件となる方法です。両者は申し込むタイミングこそ異なりますが、最終的な結果はまったく同じです。
ここでは各パターンについてそれぞれ紹介します。
追加発行の場合
前述のとおり、既にクレジットカードを持っている場合は、カード発行会社に追加発行を申し込むだけで簡単にETCカードを作ることができます。
追加発行の際にも審査はありますが、すでに親となるクレジットカードの審査が通っている状態なので、よほどのことがない限り審査で落ちることはないようです。申し込みは、カード発行会社のWebサイトなどから行い、審査が通れば数日〜数週間ほどでETCカードが郵送されます。発行スピードは会社によって異なるので一概には言えませんが、この方法がもっとも確実で簡単と言えるでしょう。
ただしこの方法は、持っているクレジットカードがETC追加発行に対応している場合に限ります。ほとんどのクレジットカードは対応していますし、非対応のほうが少ないのですが、もし非対応ならあきらめて別の方法を検討するしかありません。
また、仮に持っているクレジットカードが対応していたとしても、追加発行に手数料がかかったり、ETCカードに別途年会費がかかったりするのであれば、新規発行を検討してもいいかもしれません。なぜなら「手数料がかからず、ETCカードもクレジットカードも永年年会費無料」というカードがほかにたくさんあるからです。「ポイントがよく貯まるから」「ガソリン代が割引になるから」といった特別なメリットがない限りは、手数料や年会費のかからない無料カードを探して選んだほうがおトクと言えます。
新規発行(同時発行申込み)の場合
クレジットカードを新しく作る際に、ETCカードの同時発行オプションをつける方法です。
クレジットカード自体を発行するので本人確認書類などの書類提出が必要ですし、審査に通らず発行できない可能性もあるので、追加発行にくらべるとハードルが高く不確実です。また、カードの中には、同時発行を申し込むことができない(発行完了後にWebサイトから改めて申請する必要がある)パターンもあるので、その場合ETCの入手までかなり時間がかかります。したがって「数週間後のドライブまでに確実に用意したい」といった急ぎのユーザーにはあまり適していないでしょう。
とはいえ、条件にあったクレジットカードをいちから探せるのが新規発行の利点です。審査や発行がスピーディーなクレジットカードを選べば、追加発行よりも早くETCカードを入手できることもあるかもしれません。また、これを期にポイント還元率の高いカードを選んでメインカードを変更したり、ETC利用でポイントがたくさん貯まるカードや、ガソリン代割引のあるカードを探してみるのもおすすめです。急いでいないのであれば、ETCカードを作るついでに、ぜひ自分にぴったりな一枚を探しましょう。
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ETCカードを作る際のチェックポイント
ETCカードを作る際は以下をチェックしておきましょう。
- ・ETCカードに対応しているか
- ・ETCカードの追加発行手数料はかかるか
- ・ETCカードに別途年会費はかかるか
- ・(新規発行時は)ETCカードの同時発行オプションがつけられるか
- ・(同時発行の場合は)クレジットカードとETCカードは別送か
- ・(急いでいる場合は)ETCカードの発行にかかる時間はどれくらいか
発行にかかる時間は明記されていないことも多いのですが、急いでいるなら「○営業日で郵送」などと明記してあるカードを選びましょう。
クレジットカードを作らずにETCカードを作るには
ETCカードは、クレジットカードとセットで発行するのがもっとも一般的かつ簡単ですが、以下のETCカードを作る場合にはクレジットカードを作る必要がありません。
- ・法人や個人事業主向けの「ETC法人カード」
- ・大口、他頻度利用法人向けの「ETCコーポレートカード」
- ・保証金式の「ETCパーソナルカード」
上の2つは法人向けですので、個人でクレジットカードを作ることに抵抗を感じている方はETCパーソナルカードを検討するといいでしょう。各カードについては、「7.ETCカードの種類」の中で詳しく紹介します。