ボーナス払いの返済割合は?利用には注意も必要

  1. ホーム > 
  2. ローン > 
  3. 住宅ローン > 
  4. 選び方 > 
  5. ボーナス払いの返済割合は?利用には注意も必要

2017年8月22日

選び方

ボーナス払いの返済割合は?利用には注意も必要

住宅ローンの返済方法には、「毎月返済」のほかにボーナス月に加算して返済する「ボーナス返済」があります。ボーナス月に多めに支払えば毎月の返済は少なくなるなどメリットがありますが、利用にあたっては注意すべきこともあります。ボーナス返済の仕組み、メリット、注意点を理解して利用するようにしましょう。

ボーナス返済の仕組み

ボーナス返済とは住宅ローンの返済を毎月だけでなく、年2回のボーナス月に一定額を増額して返済するものです。「ボーナス時加算」「ボーナス時併用返済」など金融機関によってその名称は異なります。

ボーナス返済にまわすことができる借入額は各金融機関ごとに決まりがあり、借入金額全体の40〜50%以内としているところが多くなっています。例えば、3,000万円の住宅ローンを借入れした場合、ボーナス返済を40%にすると、1,800万円を毎月返済で、1,200万円をボーナス時に加算して返済していくという仕組みです。

ボーナス返済とは

ボーナス返済のメリットは毎月返済額を抑えられること

ボーナス返済を併用すると毎月返済額を抑えることができるという効果があります。表はボーナス返済の割合による毎月返済額およびボーナス返済額の金額です。ボーナス返済分を増やすほど、毎月返済額は少なくなります。

【ボーナス返済の割合による返済額の違い】

借入3,000万円、30年返済、元利均等返済、金利2%
  毎月返済額
(A)
ボーナス返済額
(B)
ボーナス月返済額
(A)+(B)
ボーナス返済なし 11.1万円 - 11.1万円
ボーナス返済10%
(300万円)
10.0万円 6.7万円 16.7万円
ボーナス返済20%
(600万円)
8.9万円 13.4万円 22.3万円
ボーナス返済40%
(1,200万円)
6.7万円 26.7万円 33.4万円

もうひとつのボーナス返済の活用方法は、返済期間を短くするということです。表は毎月返済額を10万円程度にして、ボーナス返済を利用すると返済年数がどのくらいになるかという比較です。ボーナス返済額を多くするほど、返済年数を縮めることができます。これは期間短縮型の繰上げ返済を定期的に行うことと似ています。自分では計画的に貯蓄して定期的に繰上げ返済するのは苦手という人には向いている返済方法です。

【ボーナス返済を利用して返済期間を短縮する】

借入3,000万円、30年返済、元利均等返済、金利2%
  毎月返済額
(A)
ボーナス返済額
(B)
返済年数
ボーナス返済なし 10.0万円 - 35年
ボーナス返済
300万円
10.0万円 6.7万円 30年
ボーナス返済
600万円
10.2万円 15.4万円 25年
ボーナス返済
900万円
10.7万円 27.5万円 20年

ボーナス返済のリスクは?

ボーナス返済を利用すると、毎月の返済額は少なくなる一方でボーナス月の返済額は大きくなります。会社員で年2回のボーナスが必ずある、ボーナスの割合が多いという人には向いていますが、自営業やボーナス無しの給与形態の場合にはボーナス返済に向けての計画的な貯蓄が必要になるので利用するかどうかは慎重に判断しましょう。

ボーナス返済の利用にあたっては、割合をどのくらいにするかも十分に検討する必要があります。住宅を購入すれば固定資産税の支払いもあります。将来の修繕費のための準備も必要でしょう。ボーナスは大きな買い物をしたり、将来のための貯蓄をするということに使いやすいのですが、ローンの返済が多くなると他のことに使えなくなります。ボーナス返済を併用したとしても余裕がある金額に設定するようにしましょう。

将来にわたってボーナスが確実に支払われるのかどうかも考えてみましょう。業績によってボーナスの金額の上下が大きい場合にはボーナスの金額が少ない時を基準に考えましょう。将来転職したり独立したりで、現在のボーナスよりも少なくなったり支給がなくなるということも考えられます。ボーナス返済に頼りすぎるのは危険です。このように将来起こりうるリスクを考慮すると、ボーナス返済はなるべく少なくしておいた方が良さそうです。基本的には毎月返済だけで返済できる借入額にしておくのが安全策です。

なお、当初ボーナス返済を併用していても、将来毎月返済のみに変更したい、毎月返済の割合を増やしたいという場合には変更することも可能です。

【ボーナス返済を利用するなら、ココをチェック!】将来にわたってもボーナスは出るのか・ボーナスが出なくてもカバーできる返済額か・その金額を支払っても、貯蓄はできるか・退職前に完済できるか・他にボーナスを使ってやりたいことはないか

住宅ローン 人気ランキング

2026/01/01 現在 [更新日時] 2025/12/31 09:00 [集計期間] 2025/12/24〜2025/12/30 人気ランキングは、価格.comユーザーのアクセス数・お申込み状況をもとにランキングを集計しています。
  • SBI新生銀行
    1

    SBI新生銀行パワースマート住宅ローン 変動(半年型)

    変動金利
    0.590% (2025/12/01 時点)
    • 表示金利は「<SBIハイパー預金開設者限定>住宅ローン金利優遇プログラム」(年-0.090%)が適用されています。適用前は年0.680%です。新規借り入れかつ変動金利で借入期間が35年を超える場合、当初借入金利に年0.100%の金利上乗せとなります。
    SBI新生銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    5 変動金利であり金利が低めであることが決め手
    変動金利であり金利が低めに設定されていることが決め手です。事務手数料などは普通にかかりますが銀行のシステムとして安定している印象であり、申し込みなどもウェブ上から行えて簡単でした。また金利について問い合わせを行った際のスタッフの方の対応・説明が丁寧だったことも好印象ですね。

    【金利】いくつかある銀行の住宅ローンと比べても低めの設定です。
    【借り入れ費用】手数料は普通にかかります。
    【返済】元利均等返済の他に繰上げ返済も可能です。
    【保険オプション】それほど多くはないですが、ガン団信などがあります。
    【借り入れ手続き】ウェブ上から申し込みが行えて簡単です。契約などについては電話で聞けますし、電子契約で行います。
    【サポート】金利の説明や契約の際の対応はとても丁寧でした。
  • 三菱UFJ銀行
    2

    三菱UFJ銀行住宅ローン 変動

    変動金利
    0.670% 〜0.750% (2025/12/01 時点)
    • 適用金利や引下幅は、申込内容や審査結果等により決定されます。
  • イオン銀行
    3

    イオン銀行全期間優遇金利プラン 変動

    変動金利
    0.780% 〜0.830% (2025/12/01 時点)
    • 借入金利は物件価格の借入比率(80%以内・80%超)により異なります。表示の金利は手数料定率型で借り入れをした場合の最大差引幅適用の参考金利となります。
    イオン銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    4 特典が良いし金利は低かった
    現在は若干高めになっていますが、借り入れを決めた際には変動金利がかなり低く、ネットバンクの中でも低かったのが決め手です。またキャンペーンとしてイオングループでの買い物が5%オフになるという特典もかなり魅力的です。

    【金利】現在の変動金利は上昇しましたが、当時は低かったです。
    【返済】借りる前にシミュレーションを行い無理のない返済額を設定可能です。
    【保険オプション】金利の上乗せにより「がん保障付団信」と「8疾病保障付団信」を付帯することができます。「全疾病団信」の金利上乗せはありません。
    【借り入れ手続き】ネットでシミュレーションして、ネットで対応できます。
    【サポート】基本的に電話やメールでの対応となりますが、特に問題はないです。
  • りそな銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    5 金利自体も低めでお得感がある
    変動金利自体は他の銀行のプランに比べて低めに設定されているのでお得感はありますね。保障のオプションも幅広く用意されていますし、電話などの他に店舗でも無料の相談を行なっているなどサポートが丁寧な印象です。

    【金利】他の銀行と比べて低いと思います。いくつか条件がありますが、それほど難しくは無いですね。
    【借り入れ費用】事務手数料はしっかりとかかります。
    【返済】元利均等返済であり口座からの自動引き落としとなります。
    【保険オプション】「3大疾病保障特約」や「特定状態保障特約(団信革命)」があり個性的です。
    【借り入れ手続き】申込はネットから可能です。借入の契約に関しては店舗で相談しました。
    【サポート】店舗で相談しましたが、説明はとても丁寧でした。
  • PayPay銀行
    5

    PayPay銀行住宅ローン 変動

    変動金利
    0.500% (2025/12/01 時点)
    • 表示金利は「年0.1%金利引き下げキャンペーン」と「スマホ/ネット/でんき優遇割」が適用されています。借入期間が35年を超える契約の場合、年0.100%の金利上乗せが発生します。
    PayPay銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    5 金利が低い点はやはり魅力
    全体的に金利が低い。特にがん50%保障団信を金利上乗せなしで利用できる点は非常に魅力。一般団信はもちろんあるし、保障のオプションとしてがん100%保障団信を選べるなど、金利が低い割に色々と選べるのが良い。またサイトで行えるシミュレーションなども分かりやすいし、問い合わせした際の対応も丁寧だった。

    【金利】多くの銀行の中でも低い。
    【借り入れ費用】特に他と変わりはない。
    【返済】他の金融機関の口座と連携できる。
    【保険オプション】がん保障団信を選択できる。
    【借り入れ手続き】非常にスムーズ。まずはネットで気軽にテストができる。
    【サポート】かなり丁寧で金利の説明も分かりやすかった。

「価格.com住宅ローン」 ご利用上の注意

  • 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
  • 本サービスは住宅ローン商品等に関する情報の提供を目的としたものであり、ローン契約締結の代理、媒介、斡旋等を行うものではありません。ローン契約の申込等はご利用者様が契約先金融機関に対して直接行うこととします。
  • 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。ご利用者様が当社提供情報を閲覧される時点での各商品の金利、手数料その他を保証するものではありません。
  • ローン契約時には当該金融機関から直接提供される正確かつ最新の情報を必ずご確認の上、ご契約ください。
  • 当社では各金融機関の商品/サービス等に関するご質問にはお答えできません。各金融機関に直接お問い合わせください。
  • キャンペーンは各広告主において実施されるものであり、広告主による募集要綱等を十分にご確認ください

このページの先頭へ