製品特長
[メーカー情報]![]() |
デジタルオーディオの要であるDACチップには高級オーディオ機器への採用で定評のある旭化成エレクトロニクス社製のDAC『VERITA AK4490』(※)を採用。VELVET SOUNDアーキテクチャにより、可聴域を超えた音まで表現するハイレゾリューション音源再生に相応しい繊細な表現力を実現。さらに、新開発のローディストーション・テクノロジーにより120dBクラスのDACとしては業界最高水準のS/(N+D)=112dBを誇ります。
DSD 11.2MHzの信号をダイレクトに処理するネイティブ再生だけでなく、PCM 384kHz/32bitのデジタル入力に対応するなど、より多くのハイレゾ音源に対応し、高精細なハイレゾ音源が持つきめの細かい滑らかなディテールと優れた定位感を実現しました。
※AK4490は業務用オーディオ機器やハイエンド・デジタルオーディオ用に開発された旭化成エレクトロニクス社のAudio4pro™ファミリーブランド製品です。
![]() |
D-503の持つクラスを超える表現力を裏付けるのは、電源部やD/A変換部、アナログ出力段に至るまで一貫したデュアルモノーラル構成の贅沢な回路構成です。 安定した電流供給能力が特長のトロイダルコア電源トランスや高性能 DAC VERITA AK4490をはじめ、それぞれのチャンネルがモノーラルで完結する回路を2系統持つデュアルモノーラル構成は、お互いの信号による干渉を極力防ぎ、特にヘッドホン・リスニングで重要となる左右各チャンネル間の影響を抑えて、高性能ヘッドホンアンプとしてもお使いいただけます。さらに、バランス出力時にはそれぞれのチャンネル出力をD/A変換の直後から最終出力段まで徹底して差動 (ディファレンシャル) で信号処理することにより、コモンモードノイズを除去し、ハイレゾ音源の持つ空気感を余すことなく伝えます。
音楽信号に含まれる広大なダイナミックレンジを損なうことなく出力装置まで伝えるため、アナログ出力回路にとって重要な電流伝送能力を高めるTEAC-HCLD (High Current Line Driver) 回路を搭載。 ハイエンド・オーディオの設計で培ったノウハウを活かし、電流伝送能力の高いバッファー回路を片チャンネルあたり2回路搭載しました。バランス出力の場合はディファレンシャル (差動) 駆動、アンバランス出力の場合はパラレル (並列) 駆動させることにより電流供給能力を高め、音楽信号が持つダイナミズムを余さず伝えます。
![]() |
![]() |
バランス駆動型ヘッドホン対応、ディスクリート構成のヘッドホンアンプ部
ライン出力用として左右各チャンネル2基ずつ搭載されたTEAC HCLD回路をヘッドホン出力時にも使うことで、バランス駆動型のヘッドホンを接続可能。さらに、シングルエンドでの使用時でもこれらのトランジスタをパラレル駆動させることで通常のシングルエンド・ヘッドホンアンプよりもはるかに力強いドライブが可能。独自の回路設計によりA級動作領域を拡大させたAB級アンプにより、通常のヘッドホン・リスニングで使用するほとんどの領域でA級動作を行います。600Ωのハイインピーダンス型ヘッドホンをはじめ、様々なタイプのヘッドホンのポテンシャルを引き出します。 本体フロント側には2基の3極式TRSジャック (ステレオ標準ジャック) によるヘッドホン出力端子を備えており、バランス駆動型ヘッドホンを接続することはもちろん、通常のヘッドホンを2台まで接続できるアンバランス駆動、さらに、無音時における静寂性の向上や繊細な音の表現に有効なアクティブ・グラウンド駆動の3種類の駆動方式を切り換え可能です。
![]() |
●制振性と高級感を両立するフルメタル筐体、デスクトップに設置できるA4サイズ
筐体のすべてを外来ノイズに強い金属パネルで構成することで、パソコンなどから発せされる電磁ノイズの侵入を抑えて、オーディオ機器にとって厳しい環境下でもノイズの少ないクリーンな内部環境を実現。金属シャーシをさらに両サイドから包み込む8mm厚のアルミパネルにより、ねじれや歪みを防いで強固で安定した筐体を実現しました。また、A4サイズの筐体(※)は机の上やサイドボードなどのわずかなスペースでも設置可能です。
●設置が容易な3点支持ピンポイントフット採用
床面のわずかな歪みにも影響されず、安定した本体の接地を可能にする3点支持方式の脚部を採用。各脚部にはスパイク形状を持つフット本体とすり鉢状の受け皿を持つフットベースが一体化したオリジナル構造を採用。ピンポイントで本体を支えることで振動や共振を減少させ、中低域のコモリや濁りを徹底的に排除し、音の輪郭を際立たせる分解能と音像定位の向上を実現します。
※端子部やつまみなどの突起部は除く。