一眼レフ
ボディサイズが大きく、「レフレックスミラー」や光学ファインダーを搭載したタイプ。
ミラーレス
「レフレックスミラー」を省いたコンパクトボディにより、高い携帯性が特徴のタイプ。
光を取り込むセンサー部分を表し、面積が大きいほどより多くの光を取り込めるため色の再現が忠実となる。
フルサイズ
35mmフィルムカメラで広く用いられる36mm×24mmに近いフォーマット
APS-C
APS-Cタイプのカメラで広く用いられる23.4mm×16.7mmに近いフォーマット
※ニコンは「DXフォーマット」
APS-H
横幅がAPS-Hタイプのカメラで広く用いられる30.2×16.7mm、アスペクト16:9に近いフォーマット
フォーサーズ
オリンパスとコダックが策定した規格、約18×13.5mmに近いフォーマット
プリズム
光学ガラスの多面体を用い、レンズから得られる像を正立正像に復元する。得られる像が大きく明るいため、焦点を合わせやすい。また光軸の歪みも発生しない。ただし光学ガラスに高い純度と加工精度が求められるため、高価なものが多い。ガラスの塊であるため、本体重量が重い。
ミラー
鏡を組み立てた多面体を用い、レンズから得られる像を正立正像にする。得られる像が小さく暗いため、焦点を合わせづらい。組み立て式のため、接着部分がずれて光軸がずれるおそれがある。ミラーの組み立てなので、生産コストが安く、本体重量が軽い。昨今は技術の進歩により、性能が向上した製品も多い。
電子ビューファインダー
「EVF」と略すのが一般的な小型モニターを使ったファインダーで、中級以上のミラーレス機で搭載される他、外付けEVFを装着できるカメラもあります。これがあると一眼レフのようにしっかり構えて撮ることができます。
ローパスフィルターレス
レンズがとらえた光を直接イメージセンサーに伝えることで、より高い解像感の写真が撮影できる機能。
※撮影条件や被写体によっては、モアレや偽色が目立つ場合があります。
ファインダー倍率
ファインダーを覗いたとき、像がどのくらいの大きさで見えるかを示す数値。35mmフィルムのサイズ(フルサイズセンサーと同じ)を1倍として表します。ファインダー倍率を上げるのはコストがかかるため、ハイエンド機ほど倍率が高くファインダー像が見やすくなります。
防塵・防滴
随所にシーリングを施して内部に水滴やホコリが入らない設計になっていることです。防塵防滴タイプのレンズと組み合わせると雨中での撮影もできます。各社とも上位モデルで採用してます。
※防塵・防滴に配慮した構造になっていますが、ほこりや水滴の侵入を完全に防ぐものではありません。
手ブレ補正機構
撮影時の手の揺れを検知して自動で修正し、画像がブレたりぼやけたりするのを防ぐ機構。
※電子式は含みません
自分撮り機能
背面モニターが180度回転することで自分撮りをしやすくした機構を指します。機種によっては自分撮り時に自動的にセルフタイマーが働く、美肌機能が働くなどの工夫も施されています。エントリーモデルの多くに搭載されます。
ゴミ取り機構
CCDやCMOSなどの光を電気信号に変換するセンサーに付着するゴミを取り除く機能。
内蔵フラッシュ
カメラにフラッシュ(ストロボともいいます)が内蔵されていること。カメラ上部のアクセサリシューに装着するフラッシュは外付けフラッシュといいます。暗所や逆光時に便利です。
タイムラプス
一定間隔で連続撮影した静止画を素材に作った動画です。長時間の事象の変化を短時間で表現できるのが特徴です。
ライブビュー
撮影中の被写体をカメラの液晶画面に写す機能。
GPS
上空に浮かぶGPS衛星の電波を使って現在地を測位する機能を指します。GPSを搭載していると写真の撮影位置情報が緯度経度で記録されます。しかし、最近ではスマホのGPSを使って撮影位置を記録することが可能になっているので、GPS機能内蔵モデルは減りつつあります。
RAW+JPEG同時記録
撮影した画像を、色調補正やデータ圧縮がされていない画像データ形式で保存できる。
バルブ
シャッターボタンを押している間、シャッターが開く機能。夜景など長時間露光が必要となる場合に利用される。
PictBridge対応
デジカメとプリンターを直接繋いで印刷するための規格がPictBridgeで、パソコンを介さなくてもプリントできます。USBで接続するタイプやWi-Fiを使ってプリントするタイプなどがあります。
4K対応
フルHDよりさらに高解像度な動画です。横幅が約4000ピクセル(3840ピクセル)なので4Kといいます。1コマあたり800万画素相当で静止画としても使えるレベルです。従来のフルHDは横幅が1920と2000に近いので2K動画と呼ぶこともあります。
Wi-Fi
ワイヤレスで撮影した画像を「パソコン」「タブレット端末」「スマートフォン」に転送できる機能
Wi-Fi Direct対応
無線LANルーターを使わず、無線LAN対応機器同士をダイレクトに接続できる規格。
NFC
タッチで撮影した画像を「タブレット端末」「スマートフォン」に転送できる機能
2016年9月15日 18:10掲載
キヤノンは、ミラーレス一眼カメラ「EOS M」シリーズの新モデル「EOS M5」を発表。ボディ単体に加えて、標準ズームレンズEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMが付属する「EF-M15-45 IS STMレンズキット」、新たに発売される高倍率ズームレンズEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMが付属する「EF-M18-150 IS STMレンズキット」、EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMとマクロレンズEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMが付属する「クリエイティブマクロ ダブルレンズキット」をラインアップし、11月下旬より発売する。
2015年3月に発売した「EOS M3」の上位モデル。撮像素子に有効約2420万画素のCMOSセンサーを装備し、高精度AF技術「デュアルピクセルCMOS AF」を「EOS M」シリーズで初めて採用。APS-CサイズCMOSセンサーで、有効約2420万画素の全画素が撮像と位相差AFの両方を兼ねて機能するため、幅広いエリアで素早い合焦となめらかな追従ができ、AF・AE(自動露出制御)追従で最高約7コマ/秒、AF固定で最高約9コマ/秒の連写性能を実現する。
さらに、最新の映像エンジン「DIGIC 7」と約2420万画素CMOSセンサーの搭載によって、「EOS M3」と比べて、高感度撮影時のノイズ耐性と解像感が向上し、静止画撮影時で常用ISO25600の高感度を実現。これにより、暗い場所でもノイズを抑え、質感や立体感を描写する高画質な撮影が可能だ。
また、視野率約100%・約236万ドットの高精細EVFを内蔵。ファインダー撮影時には、EVFと液晶モニターが連動し、EVFをのぞきながらEVF上に表示されたAF枠を液晶モニターのタッチパネル操作で移動できる「タッチ&ドラッグAF」機能によって、直感的にピント合わせを行なえる。
このほか、Wi-Fi対応の無線LAN機能を内蔵。キヤノンのWebサービス「CANON iMAGE GATEWAY」を経由して、写真をSNSにアップロードできるほか、スマートフォン用アプリ「Camera Connect」を使ったリモート撮影も楽しめる。NFCにも対応した。
背面モニターは、約162万ドットのチルト可動式3.2型タッチパネル液晶を搭載。動画機能は、ボディ内5軸手ブレ補正に対応し、フルHD60Pの動画撮影も可能だ。記録メディアは、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)をサポート。撮影可能枚数は常温(23度)が約295枚、動画撮影可能時間が常温(23度)で約1時間25分。本体サイズは115.6(幅)×89.2(高さ)×60.6(奥行)mm、重量は約427g(バッテリーとメモリーカード含む)/約380g(本体のみ)。
キヤノンオンラインショップの価格は、ボディ単体が112,500円、「EF-M15-45 IS STMレンズキット」が127,500円、「EF-M18-150 IS STMレンズキット」が157,500円、「クリエイティブマクロ ダブルレンズキット」が187,500円(いずれも税別)。