価格.comプロダクトアワード2014 デジタルカメラ部門賞

写真１　ファインダーがあるとやはり撮影での没入感が違います	写真２　デジタル特有の輪郭強調を極限まで抑え質感描写力が進化しています	写真３　MagFilterアダプター使用　偏向フィルターによりガラス反射光除去

写真４　モバイルバッテリーによる給電撮影やスマホによるAv、Tv等の制御が可能	写真５　バルブ撮影が可能で花火やホタル撮影に適しています	写真６　狭い屋内撮影では24mmスタートの広角はありがたい

　Ｍ３では画像処理エンジンがBIONZ Xに変わったおかげでＭ１やＭ２よりデジタル特有の輪郭強調を極限まで抑え、高い解像感とともに質感描写力が進化しています。
　JPEGだけで撮影していると気づかないかもしれませんが、純正のImage Data Converter以外のLRやC1でRAW現像しているとよくわかります。Ｍ１のようにカリっとした描写にしたい時にはRAW現像時にシャープネスを強くしコントラストをちょっと上げてやれば近くなります。またＮＤフィルターが内蔵されたことにより白飛びしにくく編集耐性の高い画像データが得られます。
　人物撮影などではＭ３のほうが合焦面はシャープでかつ背景はいい具合に自然な感じにボケてくれるので好感が持てます。現像時の設定によってはコンデジで撮ったとは思えないほどの仕上がりになります。
　
【�@　広角24mmスタートの明るい大口径レンズ】
　風景や星景、旅先での景色を写すのに28mmでは狭く感じる場面が多々ありました。望遠は自分で寄るか、画素数が多いのでポストプロセスでトリミングするかで対応がとれるのですが広角はそうはいきません。
　また、主要被写体の大きさをそのままにして映りこむ背景を狭めて整理したい時など望遠端の焦点距離が長い方が有利ですが、実際に使ってみるとＭ３の最短撮影距離は短くなったため以前より主要被写体に寄ることができるようになりました。
　望遠端の70mmでは背景や撮影距離によってはやや二線ボケの傾向がありますが標準域である50mmではうまく抑えられています。ロケーションポートレイトで周囲の雰囲気を残しつつ適度に背景をぼかしたい場合に50mm開放f/2.8は使い易いです。
口コミ[17684489] 『Ｍ３でポートレイト撮ってみました。良いです^^』
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000653427/SortID=17684489/#tab

【�A　ＥＶＦ内蔵】
　ファインダーは撮影に没入できる度合いが違ってくるのでありがたいです。明るいところでの偏向フィルターの効果の効き具合の確認及び暗いところでの周囲への光漏れの低減ができるので便利です。Ｍ３のファインダーは倍率は0.59倍と小さいもののアイポイントが20mmあるのはたいしたものです。眼鏡使用者には好都合だと思います。
　Ｍ２や他社製のコンデジでもＥＶＦを外付けで着けられるものもありますがやはり３〜４万円ほどします。価格比較をするならＥＶＦのオプションを加えた値段で見るとＭ３の価値が理解しやすくなると思います。
口コミ[17676540]『ファインダーでの撮影（M3でホタル撮影）。良いです^^』
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000653427/SortID=17676540/#tab
　
【�B　フィルター】
　Ｍ１及びＭ２で使用できた純正フィルターアダプターが使用できなくなりました。私は純正ジャケットケースを使用しているのでそれが使用できるものとしてMagFilterのフィルターアダプターを使用しています。星景撮影で必要なソフトフィルターや反射を押さえ込む偏向フィルターが使用できるので重宝しています。ステップアップリング（数百円）を使うと大きめの口径のフィルターならケラれることなく使用できるので助かります。→　写真３
口コミ[17644778]『フィルターアダプター使ってみました。良いです^^』
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000653427/SortID=17644778/#tab

【�C　充電しながらの撮影（給電撮影）】
　星景撮影では昼夜撮影するので１回で電池を２個ほど使用したりします。タイムラプスやＥＶＦを使用した長時間の撮影には予備バッテリーではなく給電撮影が便利です。　星景撮影、ホタル撮影、劇場での撮影等長時間の撮影には純正のAC-UD10でＡＣ電源を使用することが可能ですがＡＣ電源だけでは不便です。電池容量の小さいコンデジではＵＳＢ充電ができたり、ＵＳＢ給電で撮影を継続できることが望ましいと思います。最低でもＵＳＢ充電できることがこれらの用途では求められていると感じます。
　Ｍ３ではＤＣ電源のモバイルバッテリーを使用し給電撮影が可能です。一夜使用してもバッテリーメモリー一つ減りません。安心してタイムラプス等の長時間の撮影ができます。→　写真４
クチコミ[17606374]　モバイルバッテリーの選択
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000653427/SortID=17602223/#17606374

【�D　アプリケーションのダウンロード】
　６月２６日に配信開始された『スマートリモコンVer.3.0（無償）』で動画を含め対応し使いやすくなりました。スマホからワイヤレスでM/P/A/S等の露出制御モード毎に設定が変えられますし、MモードでのISOオート(AvTvモード）にも対応しています。またリモートレリーズ（リモートコマンダー）のシャッターロック機能を使いバルブ撮影ができるので用途に応じ使い分けています。ホタル撮影、星景撮影、花火撮影で長秒露出をする際にバルブ撮影ができるのは便利です。
　『タイムラプス』では静止画での保存と動画での保存(24P又は60P)が選択できます。静止画の場合にはRAW撮影ができます。気軽にプリセットを選択し撮影できます。星空等の撮影では「おまかせ」にせず、細部までカスタマイズして使えるので気に入っています。

【総　評】
　厚くはありますがiPhoneより小さいボディに高画質な描写性能を詰め込んだコンパクトカメラとして秀逸だと思います（ある意味カメラの理想形）。ミラーレス機と同じかそれ以上の大きく重いコンパクトカメラに魅力を感じない人にはズームができる機種として非常に訴求力のある機種です。
　Ｍ１及びＭ２と１インチサイズのセンサーを使用したカメラとしては人気独走状態で値段も高止まりしていましたが、他社からも１インチサイズのセンサーを搭載したカメラも販売されるでしょうからＭ３の値段もずっと高いままではないだろうと思います（ＥＶＦ内蔵等の機能・性能を考慮すると既にバーゲンプライスだと思いますが）。競合他社が出してきたときどのくらいＭ３の値段が下がるのか見ものです。

フラッシュ禁止場所でもマルチショットNRと手振れ補正でバッチリ	明暗差の大きい場所でもオートHDRでかなりクッキリ	夕日程度の光源なら目立つフレアやゴーストはほとんど出ません

Fujifilmには若干後れをとっているかもしれませんが、十分な色再現力かと	周辺画質は広角端より望遠側のほうが優秀なようです	エクストリームな環境でもちゃんと動作。広角端はさすがに周辺画質に若干の綻び

【デザイン】
特に目立つところはなくても非常に簡潔にまとまっていると思います。

【画質】
このコンパクトさでこの画質は驚異的と言わざるを得ないかと。一眼と比べても普及価格帯のレンズであれば見分けがつかないほど、いやむしろこちらのほうが優秀と感じるほどの描写力を誇っていると思います。
さすがに広角端の四隅は絞っても若干ゆるいところがありますが、望遠側は四隅とも決まっている感じがします。

【操作性】
α系一眼にかなり近い画面構成なので同社の一眼を所持していれば説明書は不要。そうでなくても比較的扱いやすいインターフェースだと思います。確かにかゆいところはありますが、ボタンやダイヤル類もこのサイズではこれ以上配置のしようがないでしょう。

【バッテリー】
シングルＡＦに一枚撮影であれば意外とバッテリー持ちがいいなと思いました。300枚以上撮影した山行でもバッテリー切れで交換はしなかったと記憶しています。-10度以下の環境でもちゃんと動きました。ただマルチショットNRやオートHDRといった高度な処理が行われる機能を多用しているとあっという間に息切れします。博物館に行ったときは始終それらの機能を使っていて150枚くらいで力尽きました。

【携帯性】
これ以上何を望むというのか？
カメラという形を保ちつつ光学性能による高画質を求めるならこれ以上小さくすることは不可能なのではないか？と思います。ある意味ＱＸシリーズがある種の小型化の極地なのかもしれません。

【機能性】
SONYのデジタル技術てんこ盛り。手振れ補正も強力。カメラとして必要な機能は十分すぎるほど備わっていると思います。最近では他メーカーでも珍しくはなくなってるのかもしれませんが、マルチショットNRとオートHDRは非常に画期的で有効な機能です。WiFi経由でカメラに新機能を追加できるというのも面白い試みです。
強いて不足を挙げるとすれば、カメラ内RAW現像機能があるとより便利かもしれません。

【液晶】
液晶の画面自体きれいですし、それが反転して自分撮りできるようになっているというのも驚きです。さらに驚くべきは、この小ささでEVFを内蔵！しかもそれが立派に使い物になる高精細さ！脱帽ものです。

【ホールド感】
この大きさで快適なホールド感は期待してはいけませんね。でもカスタムグリップを付けることで安定感は飛躍的に増します。数千円の投資を惜しまず装着するべきです。グリップ以外の３ブロックにも貼革すると尚良しです。一応、冬期登攀用グローブを付けた状態でもなんとか操作(細かい設定変更はさすがに無理)できました。

【総評】
極限まで軽量化したいけど写真の写りも極限まで妥協したくない！という貴方には最適のソリューションです。ペルーの山に標準ズーム域は本カメラ、望遠ズーム域はミラーレスという組み合わせで出かけましたが、この大きさであればこそ6000mを超える高所にも無理なく連れていくことができました。撮れた写真も満足いくものでした。
本カメラは決して安くはないですが、それだけ技術の詰まった非常に強力な撮影ツールです。

一眼（EOS 60D）のサブ機として購入しました。
持ち出すのに気合が必要な60Dと比べ、簡単に持ちだせるのが素晴らしいです。


【デザイン】
申し分がないデザインだと思います。

【画質】
静止画に関する画質はもちろん一眼には劣りますが、はっきりとした色合いがでます。
これがソニーの色なんですね。

【操作性】
プレミアムおまかせオート以外必要なの？と言えるほどダイヤル回しません。
絞り・SS優先を多少使う程度です。

【バッテリー】
1時間程度なら動画撮りっぱなしでも大丈夫でしたのでスナップ動画を撮るのには不満はありません。
旅先には充電器と予備バッテリーは必要だと思います。

【携帯性】
これが魅力で購入したようなものです。

【機能性】
チルト液晶、便利です。液晶の動きも適度に固く、思ったところでピタッと止まります。
これがすごく気持ちいい。

【液晶】
キレイですが少し傷が付きやすいと思います。
初日に傷をつけてしまいました。。液晶の保護シートは必ず必要だと思います。
ちなみに60Dも保護シートを付けてませんが、こちらは傷が非常につきにくく、
今でもキレイです。

【ホールド感】
あまり良くありません、グリップ推奨。

【総評】
私は動画メインで使用させています。

NDフィルター内蔵・チルト液晶・APS-Cに比べて小さいが妥協のないぎりぎりのセンサーサイズ・オートフォーカス等により、素晴らしい画質の『動画』が撮影できます。

一眼だとどうしても絞りを開放すると被写界深度が浅くなってしまうので動画を撮るには絞り気味で撮影することが多くなります。
そうすると良いレンズ・センサーサイズのアドバンテージは解像感以外で得られにくいと思います。
また、そのアドバンテージを生かそうとするのに比例して荷物もどんどん大きくなっていきます。

私が動画を撮るときはカメラ・レンズ3本・ステディカム・三脚・PL/NDフィルターを持ちだしていました。

ですがこちらのカメラはNDフィルター・EVF等を内蔵することで『これだけを持ち出せば十分』と言って差し支えありません。
必要なのは小さな三脚くらいでしょうか。

近々もうひとつ買い増ししようかと思うくらいです。
本当に素晴らしい製品だと思います。

家並み一軒一軒までくっきりと	朝の無人駅	賢者の肖像

マクロモードで花を撮る	AM4:14	明かりの灯る方へ

自転車・バイクのツーリングなどで風景や猫などを撮っています。
EOS 60D＋EF-S15-85 IS USMやDMC-LX5をメインに使用していますが、足りない望遠側を補いつつ嵩張らず重たくならないカメラを探していました。
条件は以下の3つ。

◆基準アスペクト比3:2が基本であること
◆広角側は24mm前後始まりであること(28mm〜は不可)
◆バリアングル・またはチルト液晶付きであること

希望条件で絞り込んでいくと。あるじゃないですか。ぴったりなカメラが！！
2014/9/15購入、カメラのキタムラで\83,800でした。
（＋パナソニックのキャッシュバックキャンペーンあり）

【デザイン】
近年のFZシリーズをベースに、さらに大きくなった印象。しかし前述の一眼コンビよりは小柄で重量も500グラムほど軽いです。ホールド感、重量バランスも良好。

【画質】
「良いレンズ使ってる！」これがはっきり判るカメラ。正直「たかが一インチじゃ・・・」と思って舐めてました、ごめんなさい！！センサーサイズからは考えられないほど極めて解像感が高く偽色なども出にくい安定した画質なのには驚かされました。
センサーや絞りの性能とそれぞれのマッチングも良いのでしょう。
実際使ってみて本当に驚いた。

【操作性】
各所にボタン・ダイヤル類が機能的に配置され、5つあるFnボタンもカスタマイズできるなど非常に良く出来ています。ズーム/フォーカスリングの操作感も良好。
要改善点は鏡胴左側のズーム/フォーカス切り替えスイッチと手ブレ補正スイッチ。単なるスライドスイッチが付いているだけなので、誤操作しにくいようにした方が良いかなと。再生ボタンも大きくしたりバックライトを付けるなど今より分かりやすい方がいいですね。

【バッテリー】
正直、あまり長持ちはしません。動画機能も極めて充実したカメラのため、丸一日以上使うなら予備を持っていきましょう。

【携帯性】
決してコンパクトなカメラではないけれど、前述の通り見た目よりは軽くて持ち歩きやすいです。

【機能性】
広角から望遠、スチールから4Kムービーまで何でもあり！いわゆる"全部入り"を高次元で実現しているので、大半の用途はこれ一台でこなせるでしょう。

【液晶】
EVFの見やすさは素晴らしいの一言。ここまで良くなると光学ファインダー捨てたくなるのもわかります。(FZは初代からEVF付いてたけどね)
EVFモニターと背面モニターの自動切り替えは便利(手動も可)　バリアングル液晶はローアングル・ハイアングル共に機動力を発揮します。チルトタイプと違い内側に向けて収納できるので液晶が汚れにくく、また傷も付きにくい。

【総評】
「こいつ、怪物」初代機、DMC-FZ1のキャッチコピーです。
そして今。怪物の末裔はさらに凄まじいモンスターに進化した。ここまで高画質かつ高性能になるとほんとに一眼なんて要らないですね。
FZ1000、なんて恐ろしい子ッ！！

ファインダー除けば実は似た様なサイズ	このセンサー、モノクロが良いです	フルサイズ程ではないですがなかなかのレタッチ耐性ですよ

これ、コンデジの域越えてますよね	望遠端F5。最短付近でなければ全域で良い描写をします。	お持ちの現像ソフトでRAWが開けるかご注意を。

デザイン関係の仕事をしており、写真もします。
フィルム（特に中判）の写りが好きですが、仕事ではD800、プライベートではα7も使っています。

最近、デジタル機材について考えていて、当たり前なのですが、それは「良くも悪くもデジタルはデジタル」という事。
フィルムに近い表現になる様、色々試しましたが結局、中判デジタルに匹敵する画素を持つD800にハイエンド単焦点をマウントし、かつ出来れば感度は400以内、という条件を揃えてやっと可能、というのが僕の感想です。（僕の言うフィルムの様な、というのは主にダイナミックレンジ絡みの要素です。）

そんなデカくて重いシステム、持ち歩くだけで大変ですし、仕事なら我慢出来ますがプライベートで、となると正直嫌。
「ならフィルム機持ち歩けばいいだろ」という意見はごもっとも、そうするつもりです。
ただ、やっぱりデジタルって便利じゃないですか。

ならば最高に便利で小さいデジカメをフィルム機と一緒に持ち歩こうと思い、G1X�Uを購入しました。前置き長くてすみません。書いた方が参考になるかな、と。長いな、と自分でも思ってます。

と、いう事で今は一日3枚ぐらいがRolleiflexで、残りは全部G1X�U。
α7の出番激減、G1X�U便利すぎ。
ダイナミックレンジの広さを求めてのフルサイズだったので、元々解像力やボケにはあまり興味がなく、そのダイナミックレンジを諦めた途端、すごく楽になりました。荷物的な意味で。

とは言え、G1X�Uの写りが劇的にα7より見劣りするわけでもないです。
高倍率ズームにAPS-Cよりも小さいセンサーですが、きちんと撮ればかなりイイ線いきますよ。高感度耐性もたいして変わりませんし。

そんな写りが出来るのにコンデジなのでシャッター音を消せます。D800もα7もうるさくて気まずかったので、これはデカい。プライベートで使っていて、一番嬉しい所かもしれません。ズーム出来るGRって感じ。

あとタッチAFが意外と使いやすい。タッチした箇所が暫く自動追尾され、シャッター半押しでAF、押し込んで切る、というものですが、右手親指でタッチすれば構えたまま一連の動作を行えるので便利。
画像閲覧時もタッチパネルで拡大縮小、削除、保護、などを行えるのも便利。iPhoneみたいです。

良い所ばかり書いているので悪い所も。

まず広角端望遠端ともに開放はオールドレンズばりに滲みます。
特に最短付近は滲むというか、もうソフトフィルターレベルなので、キレイに撮るならせめて一段は絞った方が良いです。

またコンデジなので色んなアートフィルターがありますが、RAW+JPGで撮ったJPGには適応されません。バッファが少ないせいかな？
同じ様にダイナミックレンジ補正やHDR、デジタルズーム等も適応不可です。

あとG1X�Uの特徴とも言える、デュアルコントロールリングですが、正直使いにくい。絞りとSSの独立ダイアルを作ってくれた方が良かった。
絞り優先オートでMFにした場合、本体側のクリック感のあるリングが絞りなのは良いですが、ピントリングになるレンズ先端側の通称スムーズリングがあまりスムーズじゃないのでMFしにくい。
特に望遠域を使っている時はリングの回転角に対してピントの移動量が少なすぎてイライラします。ボディ背面のコントロールホイールでMFした方が早い。

それとISOオート時の切替タイミングが結構ザックリ。
早い、標準、遅いから選べるのですが、例えば望遠端の120mmで遅いだと1/60でISO200、普通だと1/320でISO1600になります。（同じ条件ですが測光値が少し違うのは置いておいて）
手振れ補正が強力なのは分かりますが、もう少し空気読んで欲しい。
早いは恐くて使ってません。
遅いで広角端だと平気で1/15、ISO100をバンバン出してきますからね。
遅い、は1/焦点距離以下って事なんでしょうね。
まぁ結構止まるからいいんですけど。

と、悪い所をいくつか挙げましたが、普通はコンデジに求められる様な部分ではないなので、機能があるだけありがたい、と思っています。
14bitのRAWが書き出せるだけでもすごいし。

あ、でも結構このカメラ重いです。スッカスカな感じのα7と違い、ギッチリ詰まってる感じなので片手撮りは少しSS上げないと辛いかも。
それとグリップは普段一眼使っている方には物足りないと思います。
僕の手は小さい方ですが、それでも心許ないので。
ただ別売のグリップはどこに行っても在庫切れ、1-2週間待ち。
必要な方は見かけたらすぐ買った方がいいかも。

総評。
限定的な使い方やハイエンドの描写力を可能にする機材、というのは、たいてい大きく、重く、普段使いには色んな意味でオーバースペックになりがちです。「今の状況は本当にその機材じゃないと撮れないのか」と改めて考えると、G1X�Uで撮れるものは結構多いんじゃないか、むしろ普段使いならG1X�Uの方が良い瞬間を撮れるんじゃないか、と思います。
見た目の派手さはありませんが、ファッションで写真をするのではなく、道具としてのカメラ（特にスナップ）を求めている方には強くオススメ出来るカメラです。