2017年8月22日
コラム
公共料金をクレジットカードで支払うメリットは? 口座振替とどちらがお得?
公共料金の支払い方法をきちっと意識していますか? 光熱費や水道代、通信費など固定費を支払う方法には、払込票を利用して銀行やコンビニで支払うほか、口座振替による銀行口座からの自動引き落とし、クレジットカード決済があります。
クレジットカード払いに変更することで、1年間で数千円ほどお得になることもあります。今回は、公共料金をクレジットカード払いにするメリットやデメリット、クレジットカードで払える公共料金の種類、お得なカードをご紹介します。
公共料金をクレジットカードで支払うメリットとは
ポイントをためられる
クレジットカードで支払うことで、クレジットカードに応じたポイントを自動的にためることができるようになります。公共料金は利用状況によっては毎月数万円以上かかりますから、まとめるとかなりの費用といえます。これをすべてクレジットカードで支払うことで、たくさんのポイントをためられます。
たとえば、毎月4万円の公共料金を支払っているとしましょう。還元率1%のクレジットカードで公共料金を払っていれば、月間で400ポイント、年間で4,800ポイントたまります。
支払い状況・料金が把握しやすい
クレジットカードで公共料金を支払うようにすると、払込票を使ってコンビニなどで支払うのと比べ、払い忘れを防ぐことができます。クレジットカードの会員専用サイトで支払い履歴なども過去にさかのぼって確認できるため、使用料金なども把握しやすくなります。
また、クレジットカードの特長を生かすことで、毎月10日や15日など、たくさんの公共料金をすべて同じタイミングで支払うことができます。口座振替のようにいろいろな日に銀行口座から差し引かれ残高を気にしなければならない日も少なくなって、気分的にも楽です。これは口座振替よりもよい点といえます。
年会費無料の条件を簡単にクリアできる
年間で○円以上利用すれば年会費が無料になる条件のカードがありますが、クレジットカードで公共料金を支払うことで、毎月の利用金額をある一定以上見込むことができ、無料になる金額の条件をクリアしやすくなります。
公共料金をクレジットカードで支払うデメリットとは
口座振替のほうがお得になる場合も
公共料金の中には、口座振替を利用することで割引特典を受けられることがあります。これが、クレジットカード払いによってもらえるポイントの還元率を上回る場合もあるのです。
東京電力管内で電気料金を口座振替にすると、1か月あたり55円の割引を受けられます。この割引をクレジットカードの還元率と比較してみましょう。還元率1%であれば、電気料金が5,400円を下回る場合は、口座振替のほうがお得になります。
クレジットカードの利用限度額を圧迫する
公共料金をクレジットカード払いにすると、設定してあるショッピング利用の限度額を圧迫します。クレジットカードは毎月好きなだけ使えるわけではなく、名義人の信用力によって利用限度額が決められているからです。
ショッピングの利用限度額が1か月あたり10万円の場合をみてみましょう。そのうち4万円を公共料金の支払いに充てているとしたら、残りの利用可能額は6万円となってしまいます。注意しましょう。
クレジットカード払いができる公共料金
電気料金
クレジットカードで払える公共料金の代表例が、電気代です。日本全国の電力会社でクレジットカードを使用することができます。
2016年から電気小売り自由化が始まり、電力会社の選択肢が増えましたが、そうした新電力会社でもクレジットカード払いが可能です。
たとえば、ENEOSでんきではクレジットカード払いできるだけでなく、ANAカードやエポスカードといった特別提携カードで支払うことによって、ポイントやマイルを受け取ることもできます。
水道料金
水道料金もクレジットカードで支払える場合があります。ただし、水道を管理する地方自治体によっては、クレジットカード決済できないこともあるので、お住まいの自治体のホームページなどで確認しましょう。
全国の主要都市部の対応は、以下のとおりです。参考にしてください。
| 札幌市 | ○ |
|---|---|
| 仙台市 | × |
| 東京都 | ○ |
| さいたま市 | ○(Yahoo!公金支払い) |
| 横浜市 | ○ |
| 川崎市 | ○(Yahoo!公金支払い) |
| 名古屋市 | × |
| 京都市 | ○ |
| 大阪市 | ○ |
| 神戸市 | ○ |
| 広島市 | × |
| 福岡市 | ○ |
| ※2017年5月時点 | |
ガス料金
都市ガスを利用している場合、多くの会社でクレジットカード払いができます。たとえば、大手である東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガスのほか、静岡・北海道・広島・北陸・京葉・中部・大多喜・新日本・東日本など、準大手9社でも支払いが可能です。
それに対して、プロパンガスの場合は地方の小さな企業が提供していることもあるため、クレジットカード払いに対応していないことがあります。プロパンガスを利用している場合は、地域のガス会社に問い合わせて確認するようにしましょう。
通信費(固定電話、携帯電話、プロバイダ)や放送料金
固定電話や携帯電話、プロバイダといった通信費はおおむねクレジットカード払いに対応しています。たとえば、NTT東日本や西日本、ソフトバンク、au(KDDI)、ドコモ、OCN、@nifty、BIGLOBE、So-net、ぷらら、Yahoo! BBなどの会社で契約していれば、通信料金をクレジットカード払いできます。
また、NHKの受信料のほか、J:COMやiTSCOMといったケーブルテレビ会社の利用料金もクレジットカード払いに対応しています。
公共料金の支払いでお得な還元率1%以上のクレジットカード
公共料金の支払いは、毎月まとまった金額になるため、ポイントなどの還元率が高いクレジットカード払いにすれば、お得になります。ただし、決済手数料がかかるため、還元率が低いとお得感はありません。公共料金の支払いに使用するクレジットカードの目安は、還元率が1%以上あること、と覚えておきましょう。
- ポイント還元率
- 1.5%
- 年会費(初年度/2年目以降)
- 無料/2,700円
-
約2年利用で約6万ポイント超え!!
このカードは約2年利用していますが、家族カードも利用で、交通費(スマートICOCA)、保険、公共料金、通信費、固定資産税や自動車税、コンビニなど利用可のところではすべてクレジット払いをしています。利用額は毎月約10〜15万円で、還元率1.75%歴が長いので、約2年で6万ポイントを超える勢いです。
- ポイント還元率
- 1.0%
- 年会費(初年度/2年目以降)
- 無料/無料
-
最初の半年は超お得
最初の半年はポイント還元2%でお得。ウェルカムキャンペーンを上手に使えば最高で6,000ポイント貯まります。電気料金は口座振り込みだと割引があるのですが、ウェルカムポイントがあるのでオリコ払いに変えた方がお得です。
- ポイント還元率
- 1.0%
- 年会費(初年度/2年目以降)
- 無料/無料
-
髄分と評価悪いですが、ポイント半端ないですよ。
カード払いは公共料金、電話、保険、ガソリンで毎月5万円はほぼ固定出費、更に買い物で15万円から20万円、楽天エディも使うので、コンビニの缶コーヒー購入までもポイント対象、生活費の殆どは楽天払いなので結構使います。ネット購入はAmazonと楽天で使い分けますが、楽天はポイントが更に増額されるし、貯まったポイントも全く無駄なく使えます。
- ポイント還元率
- 1.0%
- 年会費(初年度/2年目以降)
- 無料/無料
-
Dカードになって
ドコモの携帯を契約していた時から使っています。ドコモ携帯を使っている方は加入してもいいかと思います。今は公共料金の支払い等をしていたのを変えるのが面倒で惰性で使っている感じです。
- ポイント還元率
- 1.0%
- 年会費(初年度/2年目以降)
- 無料/無料
まとめ
水道・光熱費や通信費といった毎月かかる固定費は、積み重ねると大きな支出になります。生活するうえで欠かせないものですから、こうした費用こそ、クレジットカード払いでお得にポイントをためましょう。ポイント還元率が高いクレジットカードで支払えば、「お得量」を積み増すこともできます。
ただし、中には口座振替で割引になる公共料金もあります。利用料金によっては口座振替による割引額のほうが大きくなる可能性もあるため、クレジットカードを使った場合とどちらがお得かなどしっかり確認したうえで、クレジットカード払いに切り替えるようにしましょう。
お得なカードがないか探してみませんか?
決済機能としてクレジットカードを使うだけではもったいない。クレジットカードには高還元率のポイントがついたり、年会費が無料だったり、保険やラウンジなどの付帯サービスが充実していたりと決済機能以外にも特徴がたくさんあります。
これからクレジットカードを新たに作ろうと考えている人、いまお使いのクレジットカードよりもお得になるカードがないか考えている人は必見。特徴別にクレジットカードをまとめてご紹介します。自分にあったクレジットカードを探してみましょう。
クレジットカードに関するご注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- ポイント還元率は価格.com独自の算出です。より正確な情報は各カード会社のホームページをご確認ください。
- 価格.com特典やその他の入会特典は各カード会社より提供されます。お申し込みの際は各カード会社による注意事項や規約等をよくご確認の上お手続きください。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。




