失敗しない「繰り上げ返済」3つのチェックポイント

  1. ホーム > 
  2. ローン > 
  3. 住宅ローン > 
  4. 基礎知識 > 
  5. 失敗しない「繰り上げ返済」3つのチェックポイント

2017年8月22日

基礎知識

失敗しない「繰り上げ返済」3つのチェックポイント

繰り上げ返済は、支払い利息を軽減することができ、その結果総返済額を減らす効果があります。期間短縮型で行えば早く完済することができる、返済額軽減型で行えば毎月の返済額を下げられるという効果もあり魅力的です。一方で、手元資金が減るというデメリットもあります。今、繰り上げ返済してよいかどうかは、以下のポイントをチェックして判断しましょう。

今後の生活に支障がないかを確認する

1. 緊急事態に備えるお金があるか

繰り上げ返済は、余裕資金で行うことが鉄則です。余裕資金とは無くても支障がない資金のことですが、当面使う予定がなくても、突然入院が必要になった、数ヶ月収入が入ってこなくなったなど緊急事態が起きたときに使うお金は常に手元に置いておく必要があります。多ければ多いほど、生活を立て直す時間の猶予ができます。最低でも生活費の3ヶ月、できれば1年分を目安にするとよいでしょう。

2. その後のライフイベントに支障はないか

これから数年間のライフイベントを確認しましょう。「3年後から子ども2人が私立に通うようになり、赤字が数年間続く」、「5年後には住宅のリフォームのために一時的に大きな支出がある」などが予想される場合には、今貯蓄を減らしてしまうと資金が必要な時期に不足したり、貯蓄が全くなくなってしまうという事態もありえます。今後10年間程度の収入と支出を想定し、本当に使ってもよいお金かどうかの確認をしてから繰り上げ返済をしましょう。

今後の生活に支障がないかのイメージ

金利が上昇しても返済できるかを見極める

変動金利型や固定金利選択型など、将来金利が変わる可能性がある場合には、まずは金利が上昇し返済額が増えても返済できるかどうかの見通しをつけましょう。返済額が増えることによって家計が厳しくなりそうであれば、今は繰り上げ返済は見送りましょう。そして、預貯金をなるべく増やすべく家計の見直しを早めに行っておきましょう。
金利上昇後の返済は心配だが、余裕資金はあるので繰り上げ返済しておきたいというケースであれば、返済額軽減額型で行いましょう。金利上昇時の返済額の増え方が少なくなるという効果があります。

繰上げ返済例のイメージ

全期間固定金利型の場合には、返済額は変わりませんので、今後の生活に支障が出ないかどうかに絞って判断すれば良いでしょう。

リタイア前に返済が終わるか、リタイア後も支払えるのかを確認する

「繰り上げ返済はあくまでも余裕資金で」が鉄則です。しかし、もうひとつ優先すべきは、リタイア後のことです。繰り上げ返済を行わない場合、完済は何歳ですか?完済まで住宅ローンを返済できるような収入がありますか?退職金で完済しようと思っている場合、老後の生活資金は不足しませんか?
今の生活を守ることも大切ですし、リタイア後のことを考えておくことも大切です。両方のバランスをとった返済計画を立てる必要があります。収入があるうちに住宅ローンを完済するための繰り上げ返済はなるべく優先して行いましょう。

【繰り上げ返済する前にチェック!】最低3ヶ月分の生活費は手元に残せますか?・今後数年間のライフイベントを確認しましたか?資金が不足するようなことはありませんか?・金利が上昇しても返済できますか?貯蓄を取り崩す必要はないですか?・収入があるうちに完済できる計画ですか?

住宅ローン 人気ランキング

2025/12/31 現在 [更新日時] 2025/12/31 09:00 [集計期間] 2025/12/24〜2025/12/30 人気ランキングは、価格.comユーザーのアクセス数・お申込み状況をもとにランキングを集計しています。
  • SBI新生銀行
    1

    SBI新生銀行パワースマート住宅ローン 変動(半年型)

    変動金利
    0.590% (2025/12/01 時点)
    • 表示金利は「<SBIハイパー預金開設者限定>住宅ローン金利優遇プログラム」(年-0.090%)が適用されています。適用前は年0.680%です。新規借り入れかつ変動金利で借入期間が35年を超える場合、当初借入金利に年0.100%の金利上乗せとなります。
    SBI新生銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    5 変動金利であり金利が低めであることが決め手
    変動金利であり金利が低めに設定されていることが決め手です。事務手数料などは普通にかかりますが銀行のシステムとして安定している印象であり、申し込みなどもウェブ上から行えて簡単でした。また金利について問い合わせを行った際のスタッフの方の対応・説明が丁寧だったことも好印象ですね。

    【金利】いくつかある銀行の住宅ローンと比べても低めの設定です。
    【借り入れ費用】手数料は普通にかかります。
    【返済】元利均等返済の他に繰上げ返済も可能です。
    【保険オプション】それほど多くはないですが、ガン団信などがあります。
    【借り入れ手続き】ウェブ上から申し込みが行えて簡単です。契約などについては電話で聞けますし、電子契約で行います。
    【サポート】金利の説明や契約の際の対応はとても丁寧でした。
  • 三菱UFJ銀行
    2

    三菱UFJ銀行住宅ローン 変動

    変動金利
    0.670% 〜0.750% (2025/12/01 時点)
    • 適用金利や引下幅は、申込内容や審査結果等により決定されます。
  • イオン銀行
    3

    イオン銀行全期間優遇金利プラン 変動

    変動金利
    0.780% 〜0.830% (2025/12/01 時点)
    • 借入金利は物件価格の借入比率(80%以内・80%超)により異なります。表示の金利は手数料定率型で借り入れをした場合の最大差引幅適用の参考金利となります。
    イオン銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    4 特典が良いし金利は低かった
    現在は若干高めになっていますが、借り入れを決めた際には変動金利がかなり低く、ネットバンクの中でも低かったのが決め手です。またキャンペーンとしてイオングループでの買い物が5%オフになるという特典もかなり魅力的です。

    【金利】現在の変動金利は上昇しましたが、当時は低かったです。
    【返済】借りる前にシミュレーションを行い無理のない返済額を設定可能です。
    【保険オプション】金利の上乗せにより「がん保障付団信」と「8疾病保障付団信」を付帯することができます。「全疾病団信」の金利上乗せはありません。
    【借り入れ手続き】ネットでシミュレーションして、ネットで対応できます。
    【サポート】基本的に電話やメールでの対応となりますが、特に問題はないです。
  • りそな銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    5 金利自体も低めでお得感がある
    変動金利自体は他の銀行のプランに比べて低めに設定されているのでお得感はありますね。保障のオプションも幅広く用意されていますし、電話などの他に店舗でも無料の相談を行なっているなどサポートが丁寧な印象です。

    【金利】他の銀行と比べて低いと思います。いくつか条件がありますが、それほど難しくは無いですね。
    【借り入れ費用】事務手数料はしっかりとかかります。
    【返済】元利均等返済であり口座からの自動引き落としとなります。
    【保険オプション】「3大疾病保障特約」や「特定状態保障特約(団信革命)」があり個性的です。
    【借り入れ手続き】申込はネットから可能です。借入の契約に関しては店舗で相談しました。
    【サポート】店舗で相談しましたが、説明はとても丁寧でした。
  • PayPay銀行
    5

    PayPay銀行住宅ローン 変動

    変動金利
    0.500% (2025/12/01 時点)
    • 表示金利は「年0.1%金利引き下げキャンペーン」と「スマホ/ネット/でんき優遇割」が適用されています。借入期間が35年を超える契約の場合、年0.100%の金利上乗せが発生します。
    PayPay銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    5 金利が低い点はやはり魅力
    全体的に金利が低い。特にがん50%保障団信を金利上乗せなしで利用できる点は非常に魅力。一般団信はもちろんあるし、保障のオプションとしてがん100%保障団信を選べるなど、金利が低い割に色々と選べるのが良い。またサイトで行えるシミュレーションなども分かりやすいし、問い合わせした際の対応も丁寧だった。

    【金利】多くの銀行の中でも低い。
    【借り入れ費用】特に他と変わりはない。
    【返済】他の金融機関の口座と連携できる。
    【保険オプション】がん保障団信を選択できる。
    【借り入れ手続き】非常にスムーズ。まずはネットで気軽にテストができる。
    【サポート】かなり丁寧で金利の説明も分かりやすかった。

「価格.com住宅ローン」 ご利用上の注意

  • 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
  • 本サービスは住宅ローン商品等に関する情報の提供を目的としたものであり、ローン契約締結の代理、媒介、斡旋等を行うものではありません。ローン契約の申込等はご利用者様が契約先金融機関に対して直接行うこととします。
  • 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。ご利用者様が当社提供情報を閲覧される時点での各商品の金利、手数料その他を保証するものではありません。
  • ローン契約時には当該金融機関から直接提供される正確かつ最新の情報を必ずご確認の上、ご契約ください。
  • 当社では各金融機関の商品/サービス等に関するご質問にはお答えできません。各金融機関に直接お問い合わせください。
  • キャンペーンは各広告主において実施されるものであり、広告主による募集要綱等を十分にご確認ください

このページの先頭へ