
手すりをつけるのがポピュラーな工事ですが、予算を増やせばすべりにくい材質にしたり採光を変えることもできます。
安心・安全にこだわった事例が増えています。
階段 リフォームのポイント
階段は、事故の可能性が高いにも関わらず、事故防止も兼ねた階段板の交換はかなりの大工事になるのもあって、そのままということが多い場所でした。しかし、最近はリフォーム用の階段部材のバリエーションも増えて、古い階段板の解体をしなくてもリフォームができます。また、バリアフリーの観点からも階段リフォームの事例が増えています。
階段リフォームで気を付けたいこと

階段リフォームで気を付けたいことは、インテリア性と安全性の向上です。見た目のよさはもちろんですが、とくに小さな子供やお年寄りがいれば安全面への配慮が必要です。より柔らかい素材を使う、足元を明るくするなど安全性にも配慮しましょう。階段リフォームの成功に必要なポイントをご紹介します。
すべりにくく転んでも安全な床材

既存の階段板にリフォーム用の階段部材を貼り付けるだけで、手軽に階段のリフレッシュができます。カラーリングや素材はさまざまなものがあるので、選択肢も豊富です。まずはすべりにくいものを、そしてカーペットやコルクなど柔らかい素材を選ぶと、安全性も高まって怪我を減らすことにつながります。
足元を明るく照らす工夫を

階段は、天井に照明があるため足元が暗くなりがちです。リフォームの際は、照明を増やしたり、明るめの床材を選んだりして、少しでも明るくする工夫をしましょう。最近は、照明が埋め込まれた手すりや階段材もあります。また、照明のスイッチは、場所がわかりやすく押しやすいものを取り付けましょう。
階段での転倒を防ぐ手すりは重要

階段では常に転倒の危険が付きまといます。安全面からも、バリアフリーの面からも手すり設置は必要です。スペースの問題はありますが、左右両側に取り付けられれば理想的です。手すりは切れ目なく連続して、しっかりした下地に取り付けるようにするとよいでしょう。
踊り場のある段差の少ない階段が理想的ですが・・・

急勾配の階段をリフォームして、段数を増やしたい、階段の角度を緩やかにしたいという希望をお持ちの方は多いことでしょう。途中に踊り場があって、勾配は緩やか、段差は少なく、踏み面が広く取られているのが理想的な階段です。具体的には、勾配は25〜35度、1段の高さは15〜18cm、奥行きは25〜32cm程度が適切とされています。
しかし、既存の階段の段差を減らす、あるいは踊り場を新たに作るといった工事は、建物の骨組みを考慮して行う必要があります。かなり大きな工事になるので、家全体の間取りを変えるような大掛かりなリフォームとあわせて行うのが一般的です。
なお階段のバリアフリー評価については一定の基準があります。住宅性能表示基準による性能表示の取得や、住宅支援機構によるリフォーム融資を検討されている方は、基準に該当しているかかどうかなど施工会社としっかり打ち合わせをしてください。
DIYでできること
リフォーム用の階段部材は、接着剤や両面テープで貼り付けるのが一般的です。きちっとした採寸と裁断ができれば、DIYで対応可能です。階段の踏み面で使うすべり止め用のマットやシートを貼るだけなら、作業は難しくありません。素材やデザインの違うさまざまな製品がそろっています。すべり止めは階段に付く傷の防止にもなります。
階段 リフォームの費用・相場
階段のリフォーム費用はおおよそ「10万円以下」「11万円〜20万円」「21万円〜50万円」「51万円以上」となっています。
安全のために手すりをつけたり踏み板にすべり止めをつけるリフォームは10万円前後と比較的安価ですむことが多いでしょう。勾配を変えてのぼりやすくする工事は設計もし直すため、思ったより予算が必要になるかもしれません。
階段 リフォームの事例

- 40万円

- 一戸建て

- 13週間
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デザインを重視し、階段には鉄骨を使用して開放感を出しました。梁には杉板を巻いてナチュラルな風合いをプラス。明るい空間にするために細長い窓も3つ設置しています。※階段は鉄骨フレーム+手摺付き。木製段板に塗装。
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