ただ、最初に述べたようにサラサラした感覚やクールダウンを求める層も増えている。

そうした中で登場したのが、「ギャツビー アイスデオドラントアクア」だ。木村拓哉が踊るCMは目にした人も多いはず。2月に発売され、6月からは店頭でも大きく展開。

使用するとまず、肌がクールダウンするが、それが一瞬で強烈に冷たくなるというよりは、スーッとする感覚が長く続く感がある。これはクーリングキーパーという成分を配合しているため。このクーリングキーパーにメントールの清涼感を持続させる効果があることをマンダムが発見した。

クーリングキーパーはパーム椰子由来成分から合成される成分で、水にも油にもなじみやすい、界面活性剤の一種。クーリングキーパーそのものは冷たいわけではなく、メントール成分をいくつも存在する“キーパー”が肌の上でキャッチして、それを時間差で肌の上に放出していくというイメージだ。2011年2月発売の「ギャツビー パウダーデオドラントアクア」「ギャツビー アイスデオドラントアクア」に配合している。

もう一つ、マンダムの製品としてすでにヒットしているのがウエア用の「ギャツビー ウェアデオドラントスプレー アイスタイプ フリーズシトラス」だ。

イメージとしてはファブリーズにも近い、完全に洋服にかける消臭剤。加えてガスの気化熱で、洋服を一気にマイナス40℃にまでクールダウンできる。パウダーが配合されていないので白くならないのも良い。