インピーダンス
電力の抵抗を示す値で、小さくなるほど音が大きくなります。
音圧感度
この値が大きいほど、大きな音を鳴らすことができます。
ドライバサイズ
音を鳴らすドライバーユニットの大きさです。口径が大きいほど低音再生に有利とされています。
2.4GHz帯無線
2.4GHzの無線帯を利用して通信する方式。送信機とセットになっており、プレーヤーと送信機を接続する必要があります。電波は約30mの距離まで届き、障害物に強く、音質も比較的クリアだといわれています。
赤外線
赤外線を利用して音を送信し、音楽をワイヤレスで楽しむことができます。Wi-Fiなどの電波と干渉しにくいというメリットがあります。テレビの音声をワイヤレスで楽しむことが想定された製品が中心です。
Bluetooth
機器間を容易にワイヤレス接続できるBluetooth。近年のスマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーはほぼ標準で搭載しており、対応イヤホン・ヘッドホンを選べば簡単にワイヤレス環境を実現できます。
SBC
Bluetoothでのオーディオデータ伝送における必須コーデックであり、多くの機器で対応しています。ただ、音質は他のコーデックに劣ります。
AAC
iTunesやデジタル放送などで使用されているものと同じコーデック。元の音楽ファイルがAACで圧縮されていれば再圧縮されずに伝送されます。iPhoneなどで採用されています。
aptX
SBCよりも圧縮率が低く、広い音域の音をしっかりと再現できます。Android OSのスマートフォンで採用されています。
aptX HD
aptXを拡張し、最大48kHz/24bitに対応した音声コーデックです。
LDAC
ソニーが開発した新しいコーデック。96kHz/24bitのハイレゾ音源をダウンコンバートせずに伝送できます。
NFC
NFC対応スマートフォンにタッチするだけで、簡単にBluetoothのペアリング設定ができる機能です。
NFMI・MiGLO対応
近距離磁気誘導技術のことです。音が途切れにくい、音の遅れが小さい、消費電力が少ないなどのメリットがあります。
TWS Plus対応
TrueWirelessStereo Plusの略称。イヤホンの左右それぞれと直接接続して音声データを伝送することで、音が途切れにくく、接続の安定性が見込めるなどのメリットがあります。
マルチペアリング対応
複数のBluetooth機器とのペアリングを記憶できる機能です。
リケーブル
ケーブルを取り外して、交換できるイヤホンやヘッドホンです。音質を自分好みに調整できるというメリットがあります。
ノイズキャンセリング
マイクで集めた周囲の騒音を、逆位相の音波で打ち消す機能のこと。小さな音量でも聞き取れるようにすることで、音漏れを防いだり、耳への負担を軽減したりできる。
ハイレゾ
CDの最大6.5倍の情報量を持つ、高品質な音楽データです。ハイレゾを楽しむためには、プレーヤーとイヤホン・ヘッドホンなどが、どちらもハイレゾに対応していることが必要です。
マイク
イヤホンやヘッドホンにマイクを搭載し、通話や音声による操作が可能なモデルです。
防水・防塵性能
防水・防滴性能では、水滴がかかっても平気なIPX1から、水没しても平気なIPX8まで規定され、数値が大きくなるほど、性能があがります。
なお、「IPX5/8」とある場合は、水流に対する強さと潜水性能の両方を示します。
IPX1:鉛直に落下する水滴から保護
IPX2:15度以内で傾斜しても鉛直に落下する水滴から保護
IPX3:散水に対して保護
IPX4:水の飛まつに対して保護
IPX5:噴流に対して保護
IPX6:暴噴流に対して保護
IPX7:水に浸しても影響がないように保護
IPX8:潜水状態の使用に対して保護
防塵性能では、直径50mm以上の大きさの固形物が内部に入らないIP1Xから、
粉塵が内部に入らないIP6Xまで規定され、数値が大きくなるほど、性能があがります。
IP1X:手などが内部に入らない
IP2X:指などが内部に入らない
IP3X:工具の先端などが内部に入らない
IP4X:ワイヤーなどが内部に入らない
IP5X:有害な影響が発生するほどの粉塵が内部に入らない
IP6X:粉塵が内部に入らない
リモコン
音楽プレーヤー本体を取り出さなくても、曲送りや曲戻し、音量の調整ができるモデルです。
折りたたみ
ヘッドホン部分を折りたたんでコンパクトに収納できる機能です。
サラウンド
正面・右前方・左前方・右後方・左後方といった多方面から音が響いてくるように感じられる機能。
2015年9月8日 17:26掲載
ソニーは、ヘッドホン/イヤホンの新シリーズ「h.ear」を発表。ステレオヘッドホン「h.ear on MDR-100A」、密閉型インナーイヤータイプのイヤホンでリモコン付モデル「h.ear in MDR-EX750AP」とリモコン非搭載モデル「h.ear in MDR-EX750」、ノイズキャンセリングイヤホン「h.ear in NC MDR-EX750NA」を発表。10月10日より発売する。
いずれも、ハイレゾ対応のヘッドホン・イヤホン。一体感のあるシンプルなフォルムが特徴で、ボディカラーは、単色によるシンプルな表現を徹底。本体からケーブルまで異なる素材、仕上げのパーツをすべて同じ色味になるように合わせ込んだ。
また、ヘッドホン「h.ear on MDR-100A」とリモコン付イヤホン「h.ear in MDR-EX750AP」のカラーラインアップは、深みのある色合いから色鮮やかなものまで、中間的な色相の全5色を採用。ユーザーのスタイルに合わせやすい色を厳選したという。
■ステレオヘッドホン「h.ear on MDR-100A」
40mm径のドライバーユニットに、高剛性のチタンコーティングを施したドーム部を持つ振動板を採用したステレオヘッドホン。不要な振動を抑制し、ハイレゾ音源の広域を含めてクリアな音質で楽しめる60kHzまでの広域再生を実現した。
イヤーパッドは、立体縫製を採用することで装着性が向上し、機密性を高め、音漏れも低減。重低音域の迫力を再現できるという。さらに、ハウジング部はコンパクトに折りたためるため、持ち運びに便利だ。
主な仕様は、再生周波数帯域が5Hz〜60000Hz、感度が103dB/mW、インピーダンスが24Ω(1kHzにて)、最大入力が1500mW(IEC)、コード長が約1.2m、重量が約220g(ケーブル含まず)。ボディカラーはビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピンクの5色。
市場想定価格は22,000円前後(税別)。
■密閉型インナーイヤーイヤホン「h.ear in MDR-EX750/EX750AP」
新開発の9mm径ダイナミックドライバーを搭載した密閉型インナーイヤーイヤホン。音質面では、振動板の形状をはじめとしてドライバーユニットの構造を最適化することで、小型でありながら高感度で広帯域40kHzの再生を実現。また、アルミニウムハウジングを採用して不要な振動を抑え、クリアな音質を再生できる。なお、「MDR-EX750AP」には、マイク内蔵のリモコンが付属し、スマートフォンでハンズフリー通話が可能だ。
主な仕様は、再生周波数帯域が5Hz〜40000Hz、感度が105dB/mW、インピーダンスが16Ω(1kHzにて)、最大入力が100mW(IEC)、コード長が約1.2m、重量が約5g(ケーブル含まず)。
ボディカラーは「MDR-EX750AP」がビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピンクの5色を用意。「MDR-EX750」はチャコールブラックのみ。
市場想定価格は「h.ear in MDR-EX750AP」が11,000円前後、「h.ear in MDR-EX750」が10,000円前後(いずれも税別)。
■「h.ear in NC MDR-EX750NA」
インナーイヤー型のハイレゾ対応ヘッドホンとして、世界初(同社調べ)となるデジタルノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホン。イヤホンの内側と外側2つのマイクでノイズを集音し、騒音を打ち消す効果のある信号を高精度に生成することが可能。ノイズをより低減しながら、ハイレゾ音源の再生を実現した。
また、周囲の騒音を常に分析し、最も効果的なノイズキャンセリングを自動で選択する、「フルオートAI(Artifical Intelligence)ノイズキャンセリング機能」も搭載する。
音質面では、「h.ear in MDR-EX750」などと同様の、新開発9mm径ダイナミックドライバーユニットを採用。マイク内蔵のリモコンが付属し、スマートフォンでハンズフリー通話も可能だ。
主な仕様は、再生周波数帯域が5Hz〜40000Hz、感度が103dB/mW(ON時)/ 100dB/mW(OFF時)、インピーダンスが32Ω(ON時、1kHzにて)/17Ω(OFF時、1kHzにて)、最大入力が150mW(IEC)。電源が充電式リチウムイオン電池を内蔵し、充電時間が約2.5時間(フル充電)、電池持続時間が約16時間(フル充電時)。コード長が約1.2m、重量が約27g(ケーブル含まず)。ボディカラーはチャコールブラックのみ。
市場想定価格は21,000円前後(税別)。