単焦点
レンズの焦点距離が一定のもの。明るい(F値が小さい)レンズが多く、解像度がよいとされる。
ズーム
レンズを光学的に動かし焦点距離を変更することにより様々な画角で撮影できるようになる。
AF
オートフォーカス。自動的にカメラのピントを合わせるタイプ。
MF
マニュアルフォーカス。手動でカメラのピントを合わせるタイプ。
AF/MF
AFとMFどちらでも利用可能なタイプ。
フルサイズ対応
フルサイズのボディで使用可能なレンズ。
※使用時の画角は使用するレンズによって異なります
レンズ構成
凸レンズと凹レンズの組合せ方式を表し、組み合わせはレンズタイプによって異なる傾向にある。
[群]複数のレンズを貼りあわせ、1枚のレンズとして構成しているもの
[枚]レンズの構成枚数
絞り羽根枚数
絞り羽根枚数が多いほど、点光源が自然な感じとなる傾向にある。
開放F値
レンズの絞りをもっとも開いた状態の絞り値。
この値が小さい方が明るく撮影できる傾向にある。
手ブレ補正機構
撮影時の微妙な手ブレを抑えるための機構を指します。デジタル一眼カメラに手ブレ補正は欠かせませんが、それをボディ内に持つカメラと持たないカメラがあります。ボディ内に手ブレ補正機構を持たない場合はレンズ側の手ブレ補正機構に頼ることになります。
広角
標準レンズよりも広い範囲を写すレンズ。風景全体を写したり、室内で撮るときに便利です。数字が小さくなるほど広い範囲が写ります。
望遠
望遠で遠くのものを大きく撮るためのレンズ。特に135mm相当までを中望遠レンズ、400mm相当以上を超望遠レンズと呼びます。
マクロ
最短撮影距離が短く、被写体を接写することができるレンズ。
フィッシュアイ
魚眼レンズともいわれる。画角が180度と広く、画面周辺部が歪んで映るレンズ。
アオリ撮影
自然な遠近法になるようピントの合う範囲や消失点の位置を自分で設定できるレンズ。
ミラー
反射望遠レンズともいいます。反射望遠鏡と同じ要領で、レンズ内のミラーで光を反射させることで、長い焦点距離を短いレンズで実現できます。コンパクトサイズで超望遠撮影が可能ですが、絞り値が固定となるなどクセがあります。
大口径
レンズは直径が大きくなるほど、光を取り入れる量が多くなります。この結果、少ない光量でも撮影でき、背景が大きくぼけた写真を撮れるようになります。そのような特徴を持つレンズを「大口径レンズ」、もしくは単に「明るいレンズ」と呼びます。
パンケーキ
パンケーキのように「薄い」レンズを指す言葉です。デジタル一眼はレンズがどうしても飛び出ますが、薄型レンズなら見た目もすっきりして携帯性も上がります。基本は単焦点レンズですが、最近はミラーレス一眼用にパンケーキズームレンズも登場しました。
2017年2月8日 18:20掲載
ソニーは、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α」用のEマウントレンズ3機種を発表。中望遠単焦点レンズ「FE 100mm F2.8 STF GM OSS SEL100F28GM」、小型軽量の大口径中望遠単焦点レンズ「FE 85mm F1.8 SEL85F18」、スーパー35mm/APS-Cフォーマット対応の電動標準ズームレンズ「E PZ 18-110mm F4 G OSS SELP18110G」を4月より発売する。予約販売は、2月14日10時より開始する予定だ。
■「FE 100mm F2.8 STF GM OSS SEL100F28GM」
プレミアムレンズシリーズ「Gマスター」の新モデル。高い解像性能に加えて、STF(Smooth Trans Focus)レンズならではの印象的なぼけ描写にもこだわり、花、ポートレートやファッション、ウェディングの撮影などに適しているという。
具体的には、レンズの中心から周辺にかけて透過光量が低減する一種のNDフィルターのような効果を有するという、新開発のアポダイゼーション(APD)光学エレメントを採用。ピント面からデフォーカス部分への遷移や明るい部分の輪郭などを、STFレンズ特有の洗練したぼけ味でなめらかに描く。また、通常大口径レンズの画面周辺で目立ちやすい、ぼけ像の歪み(口径食)を抑制。画面全域で、美しい円形ぼけを実現する。
さらに、コントラストAFと像面位相検出AF(「α」の対応機種で使用)の両方に対応。ダイレクトドライブSSM(Super Sonic wave Motor)の搭載によって、静止画や動画を問わず、静粛で高速・高精度なピント合わせを可能にする。
また、新たにマクロ切り替えリングによる近接撮影機能(最短撮影距離0.57m、最大撮影倍率0.25倍)と、暗所での撮影に便利なレンズ内蔵の光学式手ブレ補正機構も搭載。加えて、フォーカスホールドボタン、AF/MFを切り替えるフォーカスモードスイッチ、絞りリング(T No.5.6〜22)など、操作性や防塵・防滴に配慮した設計も採用する。
主な仕様は、焦点距離が100mm、レンズ構成が10群13枚(APDエレメント含まず)、画角が16度(APS-C)/24度(35mm判)、絞り羽根は11枚円形絞り、フィルター径が72mm。本体サイズは85.2(最大径)×118.1(全長)mm、重量が700g。
価格は188,000円(税別)。
■「FE 85mm F1.8 SEL85F18」
シャープな描写と柔らかいぼけによって、ポートレート撮影を手軽に楽しめる大口径中望遠単焦点レンズ。ED(特殊低分散)ガラス1枚と9枚羽根の円形絞りを採用し、ピント面は画面の隅々までシャープに、背景は自然で柔らかく描く。また、ダブルリニアモーターの搭載によって、高速・高精度で静かなフォーカス駆動を実現する。
カスタマイズ可能なフォーカスホールドボタンには、対応カメラのメニューからポートレート撮影に便利な瞳AF機能などを割り当てられるほか、MF時にレスポンスよく快適に操作できるフォーカスリングやフォーカスモードスイッチを搭載。防塵・防滴に配慮した設計も施した。
主な仕様は、焦点距離が85mm、レンズ構成が8群9枚、画角が19度(APS-C)/29度(35mm判)、絞り羽根は9枚円形絞り、フィルター径が67mm。本体サイズは78(最大径)×82(全長)mm、重量が371g。
価格は74,000円(税別)。
■「E PZ 18-110mm F4 G OSS SELP18110G」
スーパー35mm/APS-Cフォーマットでの4K動画撮影に適した、高性能電動標準ズームレンズ。業務用カムコーダー「PXW-FS7 II」やミラーレス一眼カメラ「α6500」をはじめ、35mmフルサイズ対応の「α7」シリーズでも自動クロップ機能(APS-Cレンズを装着すると自動でクロップ撮影になり、ファインダーも自動でAPS-Cサイズの画像を全画面表示)により、高画質な動画撮影を楽しめる。
また、ズーム全域で開放絞りF4でありながら、広角から望遠まで18〜110mm(35mm判換算時27-165mm相当)、ズーム倍率6.1倍を実現。ソニー独自のSMO(Smooth Motion Optics)機構も採用し、動画撮影時における映像の安定化を図る。
さらに、AF/MFをワンタッチで切り替えるスライド式フォーカスリング、ズームリング・アイリスリングの3連リングを搭載。ズーム操作は、サーボ(電動)ズーム・メカニカルマニュアルズーム切換え式の機構を採用する。レンズ内手ブレ補正機能を搭載し、防塵防滴に配慮した設計も採用した。
主な仕様は、焦点距離が18〜110mm、レンズ構成が15群18枚、絞り羽根は7枚円形絞り、フィルター径が95mm。本体サイズは110(最大径)×167.5(全長)mm、重量が1105g。
価格は444,000円(税別)。