画素数
画素とは画像を構成する単位で、有効画素数が多くなるほど画像が細かく繊細になる。
HDR
High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略で、新しい高画質規格の1つです。HDRでは、ダイナミックレンジ(最も明るい部分と最も暗い部分の明暗の比)が従来よりもさらに広がっています。HDR対応テレビでは、漆黒の暗闇からまばゆい光といった明暗差の大きな映像もリアルに再現することが可能になります。
HDR10
明暗の幅を従来より広く表現できる技術「HDR」の規格のひとつ。Ultra HD Blu-rayで使用されています。
ドルビービジョン
明暗の幅を従来より広く表現できる技術「HDR」の規格のひとつ。シーンごとに輝度を設定することができるため、HDR10より優れた明暗のコントラスト表現が期待できます。
HLG
明暗の幅を従来より広く表現できる技術「HDR」の規格のひとつ。従来の「SDR」対応テレビでも映像を映すことができ、一部の放送で採用されている。
画面分割(2画面機能)
テレビ画面を分割し2種類の映像を同時に再生できる機能です。機種によって異なりますが、テレビ&テレビ、テレビ&ゲーム、テレビ&PC、テレビ&DVDなどの組み合わせで映像を再生できます。
倍速液晶
1秒間に60枚で表示している映像を倍の120枚で表示し、動きの速いシーンやテロップなどもより滑らかに表示できる。中には1秒間に240枚表示しているタイプもある。
自動録画機能
キーワードなどを入力して、自動的に見たい番組を録画する機能です。
Wi-Fi Direct対応
無線LANルーターを使わず、無線LAN対応機器同士をダイレクトに接続できる規格。
DTCP-IP
異なるメーカー同士でも家庭内ネットワークを通じてデータ転送を可能にするための著作権保護方式。
SeeQVault対応
著作権保護技術の1つ。この規格に対応していると、地上デジタル放送の番組を録画したテレビや外付けHDD以外でも再生することができます。
D端子入力
コンポーネントケーブルを1本にまとめたもの。D1〜D5の5種類あり、ハイビジョンに対応しているのは、D3以上の端子。
2017年5月8日 17:30掲載
ソニーは、4Kブラビアの新製品として、4K有機ELテレビ ブラビア「A1 シリーズ」より、65V型「KJ-65A1」と55V型「KJ-55A1」の2機種を発表。6月10日より発売する。
フラッグシップモデル「Z9D シリーズ」に採用された4K高画質プロセッサー「X1 Extreme」を搭載する4K有機ELテレビ。「X1 Extreme」が自発光デバイスである有機ELパネルの特徴を最大限に引き出すことで、現実世界により近い深い黒や明るさが表現できるという。
民生用大型テレビとして有機ELパネルを採用するにあたり、同社製の業務用有機ELモニターの製品開発に携わったエンジニアも参画し、パネルの能力を最大限に発揮する技術を開発。プロフェッショナルに評価される技術を応用することで、ソニーならではの「A1 シリーズ」の高画質を実現した。
また、色の再現領域を大幅に拡大し、色鮮やかな映像を映し出す広色域技術「トリルミナスディスプレイ」を採用。これにより、今まで表現しきれなかった繊細な色のニュアンスや、人肌のみずみずしい質感など、光の三原色である赤、緑、青をより深くし、中間色も自然かつ色彩豊かに再現する。さらに、映像を高精細な4K画質に描く「4K X-Reality PRO」を搭載したことで、地上デジタル放送などもよりリアルな表現と映像美を実現する。
音声面およびデザイン面では、新たな音響システム「アコースティック サーフェス」を搭載。画面自体を振動させて音を出力、高度なデジタル音声信号処理回路(DSP)と背面のサブウーファーとも組み合わせ、通常は画面周辺に配置されるスピーカー部分をそぎ落とし、正面からスピーカー、スタンドが見えないデザインと高音質を可能にした。
本体は、スピーカーや背面に配したスタンドが正面から見えない構造で、今までのテレビのスタイルを覆す全く新しいデザインを実現。ベゼルも極限まで薄くすることで、映像だけが浮かんでいるような、これまでにない没入感を体験できるという。ケーブルは背面のスタンド内へすっきり収納されることで、どのアングルから見ても美しく、部屋のインテリアと調和可能だ。
機能面では、「Android TV」機能において、新たに同社独自の音声解析アルゴリズムにより「録画予約検索」に対応。音声で話しかけた内容から、キーワード、放送日時やアクションを独自のアルゴリズムで解析するため、例えば、「今週末のお笑い番組が見たい」と検索すると、金・土・日に放送される「お笑い」にカテゴライズされた番組の情報が一覧で表示される。
さらに、視聴中のコンテンツを画面右上に小さく表示しながら、次のコンテンツを探したり、アプリの操作ができる「小画面表示」、アプリの切り替えや終了をスマートフォンのように簡単に行える「タスク切替」、テレビの基本機能を一つの画面にまとめて表示する「かんたんメニュー」を新たに追加。より安心して使用できるユーザーインターフェイスを実現した。
65V型「KJ-65A1」の主な仕様は、消費電力が490W(待機時は0.5W)、年間消費電力量が234kWh/年(参考値)。145.1(幅)×83.2(高さ)×33.9(奥行)cm、重量が36.2kg(本体背面のスタンド含む)。
市場想定価格は800,000円前後(税別)。
55V型「KJ-55A1」の主な仕様は、消費電力が370W(待機時は0.5W)、年間消費電力量が226kWh/年(参考値)。122.8(幅)×71(高さ)×33.9(奥行)cm、重量が25kg(本体背面のスタンド含む)。
市場想定価格は500,000円前後(税別)。