製品特長
[メーカー情報]音楽本来の躍動感と豊かな空間性を実現した完全ワイヤレスイヤホン
テクニクスのHi-Fiオーディオ機器やステレオインサイドホンEAH-TZ700の開発で培った音響技術によって誕生した完全ワイヤレスイヤホンです。グラフェンコートのPEEK※1振動板を搭載した直径10mmダイナミック型ドライバーやアコースティックコントロールチャンバーといったイヤホン全体の音響構造設計により、音楽本来の躍動感と豊かな空間性を実現しました。
グラフェンコートPEEK※1振動板を搭載した直径10mmダイナミック型ドライバー
完全ワイヤレスイヤホンとして大口径の直径10mmダイナミック型ドライバーを搭載。豊かな低音と、音場・空間性の広い、ゆとりある音を実現します。振動板は、PEEK(※1)素材の採用に加え、グラフェンコートを施すことで、強度アップと振動板自体の不要な振動の抑制を図っています。高域の伸びや抜け、艶のあるボーカルを再現します。
ドライバー前後の空気の流れを精密にコントロールする「アコースティックコントロールチャンバー」
ドライバーの後端には、ステレオインサイドホンEAH-TZ700にも採用した、ドライバー前後の空気の流れを精密にコントロールする「アコースティックコントロールチャンバー」を配置。空気の流れが最適になるような音響構造により、ドライバーの持つ低域から高域までの広帯域再生能力を引き出します。
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※1:ポリエーテルエーテルケトンの略で、強度と内部損失特性に優れた材料。
「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」
飛行機や電車など騒音の大きい場所でも静寂の中で音楽を楽しめるよう、業界最高クラス(※2)のノイズキャンセリング性能を実現した「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」を搭載しました。「デュアルハイブリッドノイズキャンセリング」は、イヤホンの外側と内側に配置したマイクを使用する「ハイブリッドノイズキャンセリング」に対し、さらにノイズキャンセリング処理の方法として「デジタル制御」と「アナログ制御」を組み合わせた方式です。
フィードフォワード方式×デジタル制御
イヤホンの外側に配置したマイクを使用し、イヤホンの外側の騒音を低減するフィードフォワード方式には、高次フィルターによる精密演算処理が可能なデジタル制御を用いることで騒音の大幅な低減を行っています。
フィードバック方式×アナログ制御
イヤホンの内側に配置したマイクを使用して耳の中のノイズを低減するフィードバック方式には、アナログ制御を用いています。フィードバック方式は耳の中のノイズを消さなければならないため、ノイズキャンセリング処理が遅延すると精度が下がります。ここに処理の遅延が少ないアナログ制御を採用することで、精度を上げています。
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※2:国内のノイズキャンセリング機能搭載完全ワイヤレスイヤホンにおいて。JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)基準に則る。2020年1月26日時点、メーカー調べ。
新開発タッチセンサーアンテナの搭載や左右独立受信方式の採用により、イヤホン本体の小型サイズを保ったまま安定した接続性を実現しています。
新開発「タッチセンサーアンテナ」
タッチセンサーとBluetooth®アンテナを共用した「タッチセンサーアンテナ」は、コンパクトなサイズを実現するとともに、タッチセンサー部も基板部分もアンテナ化することによってアンテナの表面積を確保し接続性を安定させています(特許出願中)。
メーカーデジタルコードレス電話機で培った無線技術を応用した電磁界シミュレーションによって、持続性をさらに安定させています。アンテナおよび基板に流れる電流分布をコントロールし、Bluetooth®の電波が人体の影響を受けにくい方向で効率よく通信できるように無線の指向性を最適化することで、安定した持続性を実現しています。
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Bluetooth®信号を左右のイヤホンがそれぞれ同時に受信する方式により、安定したワイヤレス接続性を実現しています。一度片側のイヤホンで受信してからもう片方に送信するリレー伝送方式に比べて安定性が高く、混雑した場所などでも音が途切れにくくなります。また、動画視聴時の映像と音声のずれも軽減できます。
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屋外でも通話がしやすいよう、ノイズを抑えたクリアな音声での通話を可能にしました。
送話の声をノイズと区別してクリアにする「ビームフォーミング技術」
送話の音声とそれ以外の音を区別しノイズを低減する「ビームフォーミング技術」を搭載。2つの通話用マイクを使用することで、送話の音声を明瞭にします。
高性能MEMSマイク(※3)を採用
マイクは、ノイズキャンセリング用マイク2つと、通話専用マイク1つの片側3つを搭載(左右合計6つ)。いずれも高性能MEMSマイク(※3)を採用しています。
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※3:MEMSは「Micro Electro Mechanical Systems」の略で、半導体プロセスにより製造したマイク。コンデンサーマイクに比べ小型かつ周波数特性などの部品ごとのばらつきが抑えられるので、より精密な集音が可能。
「Technics Audio Connect」(※4)アプリを使って簡単に操作が可能
スマートフォン用アプリ「Technics Audio Connect」(※4)(無料)に対応しています。お好みの音質にカスタマイズできるイコライザー機能やノイズキャンセリング・外音取り込みの効き方の調整などさまざまな機能を楽しめます。左右のイヤホンの電池残量の確認もできるほか、イヤホンを紛失した場合には、イヤホンと最後に接続していた場所を地図アプリ上に表示する「ヘッドホンを探す」機能を使って探すことも可能です。
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※4:スマートフォン/タブレットへ専用アプリケーション「Technics Audio Connect」のインストールが必要です。Android™6.0以降を搭載し、Google Play™に対応したスマートフォン/タブレット、またはiOS9.3以降を搭載したPhone、iPad、iPod touchに対応しています。
<メーカー情報は、2020年7月時点のものです。>