OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO スペック・仕様・特長

• 全域F2.8で小型軽量な高性能超望遠ズームレンズ。高い光学性能を誇る高画質「PROレンズ」シリーズ。
• 35mm判換算で100〜400mm相当の幅広い領域をカバーする。最大7.0段分の補正効果を発揮する5軸シンクロ手ぶれ補正にも対応。
• テレ端で400mm F2.8相当、別売りのテレコンバーターを装着すると560mm F4.0相当（「MC-14」装着時）、800mm F5.6相当（「MC-20」装着時）となる。

基本仕様

• 対応マウント: マイクロフォーサーズマウント系
• レンズタイプ: 望遠ズーム
• フォーカス: AF/MF
• 詳細レンズタイプ: 大口径超望遠ズームレンズ
• レンズ構成: 13群21枚
• 絞り羽根枚数: 9 枚
• 焦点距離: 50〜200 mm
• 最短撮影距離: 0.78m
• 最大撮影倍率: 0.08倍(50mm時)/0.25倍(200mm時)
• 開放F値: F2.8
• 画角: 24〜6.2 度
• 手ブレ補正機構: ○
• 防滴: ○
• 防塵: ○

撮影タイプ

• 望遠: ○

形状

• 大口径: ○

サイズ・重量

• フィルター径: 77 mm
• 最大径x長さ: 91.4x225.8 mm
• 重量: 1075 g

新製品ニュース　OMデジタル、大口径・望遠ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」

2025年9月10日　15:03掲載

OMデジタルソリューションズは、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠した超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」を9月27日に発売する。

焦点距離100〜400mm相当（35mm判換算）のズーム全域を開放F2.8でカバーする大口径・超望遠ズームレンズ。別売りの2倍テレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」使用時には最大800mm相当（35mm判換算）、開放F5.6相当での超望遠撮影に対応する。明るい開放F値によって、早朝や夕暮れなどの光量が少ない時間帯に活動する野鳥や野生動物の撮影に威力を発揮するうえ、風景撮影でも多彩な表現が可能。1本で幅広いシーンに対応できるレンズだ。

さらに、大口径・超望遠ズームでありながら重量約1075g（三脚座別）の小型・軽量な筐体を実現しているのも特徴。ズーミング時の重心位置の変化を抑えるインナーズーム方式によって安定したフレーミングが可能で、長時間の撮影も快適に楽しめる。高速かつ高精度なフォーカシングにより、最大50コマ/秒のAF追従連写（※1）にも対応している。

光学性能では、大口径EDAレンズや2枚のスーパーEDレンズを含む13群21枚の贅沢なレンズ構成を採用し、「PROシリーズ」ならではの高い解像性能をズーム全域で実現。新開発の「ZERO（Zuiko Extra-low Reflection Optical）コーティングII」を施すことでゴーストやフレアを抑制し、ヌケのよいクリアな描写が得られるようになっている。

近接撮影性能にすぐれるのもポイントで、最短撮影距離はズーム全域で0.78m。レンズ単体での最大撮影倍率は0.5倍相当（35mm判換算）で、2倍テレコンバーター使用時は等倍相当（35mm判換算）でのテレマクロ撮影が可能だ。ピント位置の異なる撮影を複数回行い、幅広い範囲にピントの合った1枚の写真に合成する「深度合成」にも対応している。

また、レンズ内手ぶれ補正機構を搭載し、カメラのボディ内手ぶれ補正と協調する「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応。「5軸シンクロ手ぶれ補正」時は400mm相当（35mm判換算）において世界最高レベル（2025年9月現在）の最大7.0段（※2）の高い手ぶれ補正効果を発揮する。

信頼性も高く、IP53相当の防滴性能・防塵（※3）と-10度の耐低温設計を採用。過酷な環境でも安心して使用できる。最前面のレンズにはフッ素コーティングを施している。筐体に白い遮熱塗装を施しているのも特徴で、炎天下での使用時にもレンズ内部の温度上昇を抑え、安定した光学性能を発揮する。操作性では、ゴム製のズーム/フォーカスリングを採用するほか、「フォーカスリミットスイッチ」、「フォーカス切り換えスイッチ」、4つの「L-Fn（レンズファンクション）ボタン」を搭載。任意のフォーカス位置を記録して呼び出せる「プリセットフォーカス機能」も利用できる。

このほか、円偏光フィルターなどの回転操作が可能な操作窓が設けられたレンズフード「LH-82C」が付属。三脚座はカメラをレンズに装着したまま着脱が可能なタイプで、アルカスイスタイプのクランプに対応している。

主な仕様は、焦点距離が50〜200mm（35mm判換算100〜400mm相当）、レンズ構成が13群21枚（EDAレンズ1枚、スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ1枚、HRレンズ2枚、E-HRレンズ3枚）、画角が24〜6.2度、最短撮影距離が0.78m（ズーム全域）、最大撮影倍率がワイド端0.08倍（35mm判換算0.16倍相当）/テレ端0.25倍（35mm判換算0.5倍相当）、絞り羽枚数が9枚（円形絞り）、最大口径比がF2.8（ズーム全域）、最小口径比がF22、フィルター径が77mm。

本体サイズは91.4（最大径）×225.8（全長）mm。重量は1075g（三脚座、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く）、1250g（三脚座を含む、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く）。

市場想定価格は460,000円前後。

※1 同社リリースより。「OM-1 Mark II」「OM-3」において（「OM-1」はファームウェアアップデートが必要です）

※2 同社リリースより。「CIPA規格準拠。2軸加振時（Yaw/Pitch）半押し中手ぶれ補正OFF」「レンズ焦点距離：200mm時（35mm判換算400mm相当時）」「使用ボディ：OM-1 Mark II」

※3 同社リリースより。防塵・防滴性能を有する同社製M.ZUIKO DIGITAL レンズ、およびレンズ関連アクセサリーは、防塵・防滴性能のある同社製カメラ装着時にその性能が確保されます