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リフォームすることを決意してから、完了するまでにはいくつかのステップがあります。まずは大きな流れを理解しておくことが重要です。そのうえで、それぞれの段階で気を付けたいことを事前に整理しておきましょう。自分なりのチェックリストを作っておけば、つまらない失敗や後悔も防げます。
一般的なリフォームの流れは、次のようになります。

リフォームの完了までは、先にご紹介したように6つのステップがあります。それぞれのステップで気を付けることやチェックすべきことをお伝えします。

まずは家族で、今の住居のどこが不満なのか、どこに問題があるのか、何が欲しいのかを話しあい、「書斎が欲しい」、「リビングに床暖房を入れたい」、「もう1つ子供部屋が必要」といった要望を洗い出しましょう。そして5年先、10年先のことも考えてリフォームする場所を整理し、優先順位を決めます。リフォームの場所と目的が不明瞭なまま次のステップに進んではいけません。またこの段階で、おおよその予算も決めておきましょう。
インターネットや雑誌などで、リフォームに関する基礎知識や設備機器(システムキッチンや温水洗浄便座など)、工事費用といった情報を収集しておきましょう。同時に、自分たちが希望するリフォームをかなえてくれる施工会社を探します。電話をかけると営業されるのではと不安の方もいらっしゃるかもしれません。価格.comのサイトでは、インターネットを使った匿名相談や、匿名での複数の会社に提案を依頼することもできますので、ぜひご利用ください。
なお、この段階では施工会社を複数選びましょう。後々、打ち合わせや見積もりを通して、1社に絞り込んでいきます。
施工会社を数社に絞り込んだら、実際にリフォームしたい現場を調査してもらい、自分たちの要望を伝えます。この時、リフォーム後のイメージを施工会社と共有することが重要です。「かっこいい部屋」とか「女の子っぽい部屋」だけでは、具体的な希望が伝わりません。打ち合わせ前によく考えておきましょう。イメージを伝える時は、具体的な写真を用意するのも効果的です。
複数の施工会社の担当者と打ち合わせすることで、会社の姿勢や相性を見ることができます。こちらの質問に的確に答えられるか、現場できちんと採寸しているかなども、施工会社選びの大事なポイントです。なお、すべての施工会社に同じ条件で見積書を依頼しなければ、後々正確な比較ができないので注意してください。また、複数社に見積もりを依頼していることは、マナーとして先方に話しておきましょう。

複数社から見積書が出揃ったら、比較検討して最終的に1社に絞り込みます。この時、価格だけで速断しないことが重要です。リフォームには、ある程度の適正価格というものがあります。見積価格が極端に高かったり、低かったりする場合はそれなりの理由があります。事前に【ステップ2】で調べた費用や情報と照らしあわせながら、見積書の内容をよく検討しましょう。必ず担当者と打ち合わせを重ね、リフォームプランと見積書の内容に納得いくまで質問をして、疑問点をなくしておきましょう。
最終的に1社に絞ったら契約となります。ハンコを押す前に、契約は要望どおりの内容になっているか、工事の内容に変更はないか、さらには工事終了後の保証や、費用の支払い方法・時期はどうなっているのかといったことも確認しておきましょう。

大規模なリフォーム工事では、転居や家具・荷物の移動などが必要な場合もあります。こうした費用は見落としがちですので注意しましょう。
工事には騒音や振動がつきものです。ご近所へのあいさつは必ず工事が始まる前に済ませておきましょう。スケジュールを伝えておくこともお忘れなく。また、時々現場へ足を運び、進捗状況や内容を確認することも大事です。
工事が完了したら、まず仕上がり具合を隅々までチェックしてください。契約書どおりの設備機器や材料が使われているかはもちろん、細部の仕上がりやキズの有無についても確認します。また、後々施工ミスが見つかった場合の修理や保証内容、連絡先などについてもキチンと再確認しておきましょう。リフォームの内容に納得して「工事完了確認書」に押印したら、残りの費用を支払います。
【ステップ1】から【ステップ6】までの流れとチェックポイントに気を配り、万全の態勢でリフォームにのぞみましょう!
リショップナビに関する注意点