住宅ローン、早期返済はほんとにおトク?デメリットにも注意

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2017年8月22日

基礎知識

住宅ローン、早期返済はほんとにおトク?デメリットにも注意

住宅ローンは早く返済するほどお得と言われています。一方でデメリットもあります。メリットとデメリットのバランスを見ながら、自分にとって一番よい返済ペースを見つけるためにはどうしたらよいでしょうか?

返済期間による返済額の違いは?

まずは返済期間によって毎月の返済額や総返済額がどのくらい違うのかを見てみましょう。借入額3,000万円、金利が1.5%の場合、2.5%の場合で次のようになります。

<借入額3,000万円、ボーナス払いなし、元利均等払い>
・金利1.5%の場合
返済期間 毎月返済額 総返済額
35年 91,855円 38,579,007円
30年 103,536円 37,272,768円
20年 144,763円 34,743,155円

⇒返済期間35年と返済期間20年の総返済額の差は、約380万円

・金利2.5%の場合
返済期間 毎月返済額 総返済額
35年 107,248円 45,044,199円
30年 118,536円 42,672,840円
20年 158,970円 38,152,910円

⇒返済期間35年と返済期間20年の総返済額の差は、約690万円

上記事例の毎月返済額で比べると、金利1.5%の場合、2.5%の場合ともに、返済期間35年の方が返済期間20年よりも5万円以上少なくなります。返済期間が長いほど毎月返済額は少なく、短いほど多くなります。

一方で、総返済額は返済期間が短いほど少なく、金利1.5%の場合は、返済期間20年の方が35年よりも約380万円少なくなります。金利2.5%の場合はこの差が約690万円と、大きな違いになっています。

金利の影響は毎月返済額ではあまり変わりなくても、総返済額に大きく影響してきます。金利が高いほど、返済期間をなるべく短くすることを心がけるとよいでしょう。

当初から返済期間を短くする方がよい?

返済期間が短い方が総返済額は少なくなります。一方で、返済期間を短くすれば毎月返済額は多くなります。現実的には「毎月支払うことができる金額の範囲内で、なるべく短い返済期間を設定するとよい」という結論になります。

とは言っても、「今は支払えても数年後からは支払えないかもしれない」という不安があり、最初から短い返済年数にすることに抵抗がある人もいるでしょう。このような場合には、繰上返済を併用していきましょう。

最初から期間を短くして借入れした場合と、繰上返済を併用した場合とでは、どのくらいの違いがあるのでしょうか?

<借入額3,000万円、金利1.5%、繰上返済手数料なしの場合>

返済期間:35年 / 毎月返済額:91,855円 / 総返済額:約3,860万円

毎年繰上返済額
(期間短縮型)
返済期間 毎月返済額 総返済額
14万円 30年1ヶ月 91,855円 約3,730万円
63万円 20年3ヶ月 91,855円 約3,490万円

上記は、当初35年返済で借入れし、毎年14万円繰上返済した場合と、毎年63万円を繰上返済した場合です。このように毎年繰上返済を行うと、当初から30年返済にした場合、20年返済にした場合(※「返済期間による返済額の違いは?」の表を参照)とほぼ同じような総返済額になることがわかります。

最初から短くするのは不安だけれども、「できれば20年で返したいor30年で返したい」 と考える場合には、返済期間は長く設定し、毎月返済額が少なくなった分を定期的に繰上返済していけばよいのです。

例えば、当初は35年返済にしておいて、30年で完済したい場合の毎年の繰上返済の目安額は、次のように計算しています。

【繰上返済の目安額の計算】

  • 35年返済と30年返済の差額(年額)
    103,536円−91,855円=11,681円(毎月返済額の差額)
    11,681円×12=140,172円

早く返済する場合のメリットとデメリット

住宅ローンを早く返済することの一番のメリットは、総返済額を抑えることができることです。総返済額が少なければ、その分手元に残る金額が多くなります。

老後の生活資金準備を考えると、総返済額をなるべく少なくしておきたいところです。さらに、リタイアの数年前までに返済が終われば、貯蓄のラストスパートもできるでしょう。

一方で、早く返済することを優先しすぎると、毎月返済額が多くなり毎月の生活が厳しくなる繰上返済を行ったことでまとまったお金が必要な時に不足する、などの事態が考えられます。

つまりは、「早く無理なく返済する」という、自分にとって一番よいペースを見つけることが大切です。しかし、このペースは借入れ時に将来まで見越して決められるものではありません。

そこで活用したいのが、上記の繰上返済です。返済期間を長くしておきながら、早く返済するための繰上返済を行います。

もし、ペースが早すぎると思えば繰上返済の額を少なくしたり、途中で休んだりも可能です。自分で返済額をコントロールすることで、早期返済のよい部分を最大限に活用していきましょう。

早期返済のメリット 早期返済のデメリット
総返済額が少なくなる 毎月返済額が多い、貯蓄が少なくなりがち
メリットを活かすためには、返済額をコントロール
長く借入れし、繰上返済で期間を短くしよう

住宅ローン 人気ランキング

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    SBI新生銀行パワースマート住宅ローン 変動(半年型)

    変動金利
    0.640% (2026/03/01 時点)
    • 表示金利は「<SBIハイパー預金開設者限定>住宅ローン金利優遇プログラム」(年-0.090%)が適用されています。適用前は年0.730%です。契約時金利は申込内容や審査結果等により決定されます。
    SBI新生銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    5 変動金利であり金利が低めであることが決め手
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    【借り入れ費用】手数料は普通にかかります。
    【返済】元利均等返済の他に繰上げ返済も可能です。
    【保険オプション】それほど多くはないですが、ガン団信などがあります。
    【借り入れ手続き】ウェブ上から申し込みが行えて簡単です。契約などについては電話で聞けますし、電子契約で行います。
    【サポート】金利の説明や契約の際の対応はとても丁寧でした。
  • PayPay銀行
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    PayPay銀行住宅ローン 変動

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    • 表示金利は「スマホ/ネット/でんき優遇割」(年-0.130%)が適用されています。適用前は年0.730%です。借入期間が35年を超える契約の場合、年0.100%の金利上乗せが発生します。
    PayPay銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
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    【金利】多くの銀行の中でも低い。
    【借り入れ費用】特に他と変わりはない。
    【返済】他の金融機関の口座と連携できる。
    【保険オプション】がん保障団信を選択できる。
    【借り入れ手続き】非常にスムーズ。まずはネットで気軽にテストができる。
    【サポート】かなり丁寧で金利の説明も分かりやすかった。
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    三菱UFJ銀行住宅ローン 変動

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    0.945% 〜1.025% (2026/03/01 時点)
    • 適用金利や引下幅は、申込内容や審査結果等により決定されます。
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    イオン銀行全期間優遇金利プラン 変動

    変動金利
    0.780% 〜0.830% (2026/03/01 時点)
    • 借入金利は物件価格の借入比率(80%以内・80%超)により異なります。表示の金利は手数料定率型で借り入れをした場合の最大差引幅適用の参考金利となります。
    イオン銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート
    4 特典が良いし金利は低かった
    現在は若干高めになっていますが、借り入れを決めた際には変動金利がかなり低く、ネットバンクの中でも低かったのが決め手です。またキャンペーンとしてイオングループでの買い物が5%オフになるという特典もかなり魅力的です。

    【金利】現在の変動金利は上昇しましたが、当時は低かったです。
    【返済】借りる前にシミュレーションを行い無理のない返済額を設定可能です。
    【保険オプション】金利の上乗せにより「がん保障付団信」と「8疾病保障付団信」を付帯することができます。「全疾病団信」の金利上乗せはありません。
    【借り入れ手続き】ネットでシミュレーションして、ネットで対応できます。
    【サポート】基本的に電話やメールでの対応となりますが、特に問題はないです。
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    みずほ銀行みずほネット住宅ローン「全期間重視プラン」(ローン取扱手数料型) 変動

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    0.775% 〜1.225% (2026/03/01 時点)
    • 変動金利方式は年2回金利見直しのタイミングがあります。金利引き下げ幅は、申し込み内容や審査結果等によって決定されます。

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