30mm F1.4 DC HSM [キヤノン用] スペック・仕様・特長

• 9枚羽根の円形絞りを採用し、開放付近の絞りを使用する場合でも円形のボケを得ることができる、デジタル専用APS-Cサイズ対応標準単焦点レンズ。
• 超音波モーター「HSM」を搭載し、AFスピードの高速化と静粛性を実現。フルタイムマニュアルも可能。
• 逆光のような強い入射光に対しても影響を受けにくい設計や「スーパーマルチレイヤーコート」を採用。フレアやゴーストの発生を軽減する。

基本仕様

• 対応マウント: キヤノンEFマウント系
• レンズタイプ: 単焦点
• フォーカス: AF/MF
• 詳細レンズタイプ: 大口径標準レンズ
• APS-C専用: ○
• レンズ構成: 8群9枚
• 絞り羽根枚数: 9 枚
• 焦点距離: 30 mm
• 最短撮影距離: 0.3m
• 最大撮影倍率: 1：6.8
• 開放F値: F1.4
• 画角: 50.7 度

形状

• 大口径: ○

サイズ・重量

• フィルター径: 62 mm
• 最大径x長さ: 74.2x63.3 mm

新製品ニュース　シグマ、「Art」ライン「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM」の発売日を決定

2013年3月8日　14:45掲載

シグマは、「Art」シリーズの単焦点レンズ「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM」の発売日について、キヤノン用を3月22日に、シグマ用を4月5日に決定した。なお、ニコン用の発売日は未定となっている。

「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM」は、開放絞り値がF1.4の明るさを実現した単焦点レンズ。APS-Cサイズのセンサー内蔵カメラに搭載した場合の焦点距離は45mm相当（35mm判換算）で、人間の視覚に近い画角を得ることができる。大きなボケ味を生かしたスナップやポートレート撮影などで高い表現力を発揮する。最短撮影距離は30cmとなっており、植物などの近接撮影でも使いやすい設計となっている。

光学設計は、両面非球面レンズを含む8群9枚のレンズで構成。レンズのパワー配置を最適化することで、像面湾曲を徹底的に補正したほか、両面非球面レンズの採用により、球面収差や非点収差、コマ収差も補正。9枚の円形絞り羽根も採用し、美しい円形のボケが得られるようになっている。また、レンズにはスーパーマルチレイヤーコートを施し、フレアやゴーストの発生を軽減した。

フォーカス方式には、撮影距離の変化に伴う収差変動を防ぐリアフォーカス方式を採用。フォーカシングによる全長の変化がなく、安定したホールディング性を実現している。また、超音波モーターのHSM（Hyper Sonic Motor）を搭載し、AFの高速化と静粛性を追求。AFでピントを合わせた後に、フォーカスリングを回すだけでピントの微調整ができるフルタイムマニュアル機能も備えている。また、2013年中に発売予定の「USB DOCK」を使用することで、合焦位置の調整を行うことが可能だ。

マウントには、高い精度と堅牢性を備えた真鍮バヨネット・マウントを採用。表面処理を施して強度を向上させ、耐久性を高めている。また、付属フードの接続部にラバーを採用。レンズキャップや、AF/MF切り替えスイッチも一新し、使用感も高めた。内部パーツには金属部品と親和性の高い新複合材のTSC（Thermallya Stable Composite）などを配置している。

レンズの出荷時には、4600万画素のFOVEONダイレクトイメージセンサーを用いて独自開発したMTF測定器「A1」による全数検査を実施し、高い品質精度を維持。高周波成分の検査も行う。

主な仕様は、35mm判換算の画角が50.7度、最短撮影距離が30cm、最大倍率が1:6.8。本体サイズは74.2（最大径）×63.0（全長）mm。重量は435g。

価格は55,000円（税抜）。