90mm F/2.8 Di III MACRO VXD (Model F072) [ニコンZ用] スペック・仕様・特長

• 高速・高精度AFと12枚羽根の円形絞りを採用した、コンパクトな中望遠マクロレンズ（ニコンZ用）。ミラーレス一眼カメラ専用「DiIIIシリーズ」に属する。
• 軽量かつコンパクトなサイズを達成し、移動しながらの屋外撮影などでも気ままに持ち運べる。AF駆動には、リニアモーターフォーカス機構「VXD」を搭載。
• 回転式フィルターの操作を容易にする、新型窓付きフードを装備。写真・動画撮影の可能性を広げる専用ソフト「TAMRON Lens Utility」に対応。

基本仕様

• 対応マウント: ニコンZマウント系
• レンズタイプ: 単焦点
• フォーカス: AF/MF
• 詳細レンズタイプ: 中望遠マクロレンズ
• フルサイズ対応: ○
• レンズ構成: 12群15枚
• 絞り羽根枚数: 12 枚
• 焦点距離: 90 mm
• 最短撮影距離: 0.23m
• 最大撮影倍率: 1：1
• 開放F値: F2.8
• 画角: 27.2 度
• 防滴: ○

撮影タイプ

• マクロ: ○

サイズ・重量

• フィルター径: 67 mm
• 最大径x長さ: 79.2x128.5 mm
• 重量: 640 g

新製品ニュース　タムロン、タムキューの思想を継承した中望遠90mmマクロレンズ「90mm F/2.8 Di III MACRO VXD」

2024年9月26日　17:02掲載

タムロンは、フルサイズミラーレス対応の中望遠マクロレンズ「90mm F/2.8 Di III MACRO VXD（Model F072）」を発表。ソニーEマウント用とニコンZマウント用を用意し、10月24日より発売する。

「タムキュー」の愛称で親しまれ、同社が1979年に発売した初代90mmマクロレンズ「SP 90mm F/2.5（Model 52B）」の登場から45周年を迎え、以前から多くの要望があったというミラーレス版を今回発売する。同社のマクロ伝説を継承すべく、長年愛されてきた伝統的な描写力と最新の技術を融合させて進化を遂げている。

レンズ構成は12群15枚。4枚の特殊硝材LD（Low Dispersion：異常低分散）レンズが光の分散性を徹底的に抑え、軸上色収差と倍率色収差を良好に補正する。ゴースト・フレアを抑制するBBAR-G2（Broad-Band Anti-Reflection Generation 2）コーティングが、逆光下でも被写体のディテールを緻密に描き出し、クリアでヌケのよい画像を得られる。すぐれた光学性能によって、マクロ撮影だけでなく、ポートレートやテーブルフォト、遠景撮影など、さまざまなシーンで特別な写真表現が行える。

また、玉ボケ（丸ボケ）表現を極めるため、同社初の12枚羽根の円形絞りを採用。特に最大撮影倍率1：1から1：4付近のマクロ領域では、絞り解放時に玉ボケが真円になるよう配慮。さらに、画面四隅まで口径食を抑える工夫も施しており、球面レンズのみで構成することで、美しい玉ボケを心ゆくまで堪能できるという。

加えて、12枚羽根によって絞った際にすっきりとした光芒表現が可能。工場夜景やイルミネーションなどの光源が多い場所でも、被写体をじゃますることなくドラマチックな画作りが楽しめる。

主な仕様は、焦点距離が90mm（35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時）、明るさがF2.8、画角（対角画角）が27度2分（35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時）、レンズ構成が12群15枚、最短撮影距離が0.23m、最大撮影倍率が1：1、フィルター径が67mm。

ソニーEマウント用の本体サイズは79.2（最大径）×126.5（長さ）mm。重量は630g。

ニコンZマウント用の本体サイズは79.2（最大径）×128.5（長さ）mm。重量は640g。

価格は、ソニーEマウント用が126,500円、ニコンZマウント用が134,200円。