基礎知識NISA(ニーサ)口座の選び方
「NISA口座の選び方」のまとめ
-
- ポイント1
- 投資したい商品を取り扱っている金融機関を確認!
-
- ポイント2
- 金融機関の利便性とサービスも要チェック!
-
- ポイント3
- コストになる取引手数料は重要!
-
- ポイント4
- NISA口座開設後も金融機関の変更は可能!
NISA(ニーサ)口座を選ぶ際には、口座開設後に投資する商品や売買手数料、各金融機関のサービスなどを元に選ぶと良いでしょう。NISA口座を選ぶためのポイントや指針を詳しく解説します。
NISA口座の対象商品を押さえよう
自分が投資したいと思っている商品について、NISA口座を開く金融機関が取り扱っているかどうかをしっかりと確認した方がよいでしょう。そもそもNISA口座を開設して希望の商品がNISAの対象商品になっていなければ意味がありません。
NISAを扱っているのは主に証券会社と銀行です。NISA口座は、投資家一人、1口座しか作れないので、最初にどの金融機関でNISA口座を作るかを決める必要があります。選択のポイントとなるのはNISAの取り扱い商品です。銀行は株式投資信託を扱うのに対して、証券会社は株式投資信託、上場株式、ETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)などを扱う会社が多く、幅広い商品に投資したいなら証券会社の方がよいでしょう。
対象商品 | 金融機関 | |
---|---|---|
証券会社 | 銀行・ゆうちょ銀行 | |
株式投資信託 | ○ | ○ |
外国籍投資信託 | ○ | ○ |
上場株式 | ○ | × |
上場外国株式 | ○ | × |
国内ETF(上場投資信託) | ○ | × |
海外ETF(上場投資信託) | ○ | × |
REIT(不動産投資信託) | ○ | × |
※実際は金融機関よって取り扱い商品が異なりますのでご注意ください。
証券会社によっては株式投資信託を扱わないところや、株式投資信託のみ扱うところもあるので、NISAで利用したい商品がある人は事前に調べておきましょう。投資信託は、銀行口座を持っていれば大丈夫。メガバンク、地方銀行、ゆうちょ銀行でも取り扱いがあります。NISA口座で投資信託を運用するのであれば、銀行も選択肢にあがってきそうです。
とはいえ、NISA口座は1度開いてしまうとその後、ほかの会社に移すのが非常に難しいので、選ぶ際は慎重に。
選ぶ際には取り扱い商品のラインナップの幅広さは大事です。
利便性・サービスもチェックしておこう!
NISA口座を選ぶ際に、自分が購入を考えている商品を扱っている金融機関を選ぶことも大切ですが、「自分にとって必要なサービス」を受けられるかどうかも大事になってきます。例えば、「NISA口座で投資信託の積立投資を行いたい」と思っていたのに、積み立て投資ができない金融機関を選んでしまったら、そもそも戦略の前提が崩れてしまいます。NISA口座のメリットを十分に享受するために、利便性やサービスもしっかり把握しておいた方がよいでしょう。
NISAの取引手数料は要チェック!
NISA口座の選び方で大事になってくるのは、「自分が取引したい金融商品の有無」の確認が最初ですが、その金融商品の取引手数料も重要な事項になってきます。取引手数料はコストが低い方が有利。収益を上げられる可能性が高まるので、同じくNISA口座の非課税メリットを受けられる可能性が高まるのです。
ちなみに、SBI証券や楽天証券、松井証券、GMOクリック証券など、ネット証券を見てみるとNISA口座での株取引の手数料が無料になっているところもあります。投資信託の場合は販売手数料が無料になっているノーロード投資信託の扱いを探してみましょう。1000本近い投資信託の販売手数料が無料になっている証券会社もあります。ただし、投資信託を取引する場合は、販売手数料のほかに別途信託報酬がかかります。こちらも取引の前に事前にしっかり確認したいですね。
NISA口座の金融機関の変更が可能
「NISA口座を開設したけれど、投資の方針が変わったから金融機関を変えたい」と思う方もいるはず。以前はNISA口座は一度開設したら、金融機関の変更はできませんでした。ですが、2015年からは金融機関の変更を行うことができます。
NISAで金融機関を変える場合はどうすればいいのでしょうか。まずは現在NISA口座を開いている金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を提出します。すると、金融機関は「非課税管理勘定廃止通知書」を送ってくれます。これを新しくNISA口座を作りたい金融機関に「非課税口座開設届出書」と共に送付すれば完了です。後は、金融機関側が税務署への申請を行いNISA口座開設完了の連絡を待つのみ。連絡が来れば晴れて、NISA口座で金融機関の変更が完了します。
注意したいのは、変更したい年にすでにNISA口座の枠を使って投資しているか否か。すでにNISA枠を使っていた場合、その年の途中では金融機関を変更はできず、翌年を待って変更することになるので、気をつけたいところです。
変更できるとはいえ、少々ややこしいNISA口座変更の手続き。できるだけ変更させたいためにも、自分が取引をしたい投資商品は何かをしっかり決めて金融機関を選びましょう。
- NISA口座の選び方を理解したら、NISAを扱っている金融機関を見てみよう!
「価格.com NISA口座比較」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 最新の情報が反映されていない場合がございます。最新情報は各証券会社の公式ページ等でご確認ください。
- ご契約にあたりましては、必ず金融機関において「契約締結前の交付書面」等をご確認の上、お客様ご自身でご判断ください。
- キャンペーン・特典は各広告主において実施されるものであり、広告主による募集要綱等を十分にご確認ください。
- 当社では各金融機関のサービスに関するご質問にはお答えできません。各金融機関にお問い合わせください。