2017年8月22日
借り換え知識
住宅ローンの「借り換え」とは?そのメリットとは?
自分が住宅ローンを借りた時よりも、「金利が低くなっている」、「繰上返済の条件が良くなっている」など、条件が良くなる商品があれば、新しい住宅ローンに「借り換え」をすることができます。現在の残高分を借り入れし、従前の住宅ローンを完済、その後は新しい金融機関に返済していくのが住宅ローンの借り換えです。
住宅ローンは借り換えした方がいいの?

世の中の金利自体に変化がなくても、実際の適用金利は数年前と比べると低くなってきています。これは、各金融機関が基準となる金利からの引下げを大きくしているからです。例えば、現在の住宅ローンの引下げが全期間1.4%だとしたら、全期間1.6%引き下げのものに換えると、全期間0.2%低い金利で借り入れできるようになります。0.2%の差でも、残高2,000万円・残返済期間30年だと総支払額は約66万円違います。残高が多ければ金利差は小さくても借り換え効果は大きくなるのです。
住宅ローン 借り換えを比較
住宅ローンの借り換えの目的とメリット
何のために借り換えしたい?
- 総支払額を少なくしたい
- 将来の金利上昇リスクを抑えたい
- 毎月の支払額を抑えたい
借り換えを検討する場合には、主に何を目的として借り換えしたいのかを明確にしましょう。目的によってどんな住宅ローンを選べば有効かが変わってくるからです。借り換えの目的として考えられるのは、大きく次の3つのケースです。
総支払額を少なくしたい
より金利の低いものに借り換えをすることにより、総支払額を少なくすることが可能です。総支払額を少なくすることで負担が軽くなる、お金の使い道が広がる、老後の生活資金を多く残せるなどのメリットがあります。
将来の金利上昇リスクを抑えたい
変動金利型や固定期間が短い住宅ローンを借り入れしている場合、金利が上昇すると毎月返済額が増えたり、ひいては総支払額が増えて負担が重くなる恐れがあります。金利が上昇したら返済が大変になりそう、もしくは金利上昇が怖いと感じるのであれば、金利が低い今のうちに、全期間固定や固定期間の長いものに借り換えることで、将来の金利上昇リスクを抑えることができます。
毎月の支払額を抑えたい
より金利の低いものに借り換える、または返済期間を延長できるものに借り換えることにより、現在の毎月の支払額を抑えることが可能です。収入が減った、教育費の支出がピークであるなどで、現在の支払いが大変な場合には効果があります。ただし、将来の返済額や総支払額は増えてしまう可能性もあります。
住宅ローン借り換えのタイミングは?

「金利が上昇しはじめたら」のタイミングをつかむのは難しい
金利が上昇しはじめたら、固定のものにシフトしようと考えている人も少なくありません。ただし、変動金利と固定金利の動き方は違います。そのため、変動金利が上昇し始めたときには、固定金利の金利はすでに上昇してしまっていることも考えられます。上昇しはじめた、というタイミングを掴むのはなかなか難しいもの。あまり待ちすぎず、借り換えることによって効果があるのであれば、早めに検討しましょう。
固定期間が終了してからでは遅いことも
3年固定、5年固定、10年固定などの住宅ローンを借り入れしている人は、固定期間終了時は見直しの機会になりやすいようです。しかし、固定期間の終了を待つと、その間に大きく金利が変動してしまい、借り換えの良いタイミングを逃す可能性もあります。固定期間がある住宅ローンであっても、金利の動きや商品の傾向はウォッチしておきましょう。
転職、収入減の場合には注意
今後転職の予定がある、収入減が予想されるという場合で借り換え希望があれば、検討はお早めに。借り換え時にも当然審査があります。勤務年数や自営業としての実績年数が短かったりすれば、借り入れが難しくなることもあります。同様に収入減も審査に響きます。審査に影響しそうな変化がある場合には、早めに行動するようにしましょう。
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住宅ローン 人気ランキング
2025/12/30 現在-
1位
SBI新生銀行パワースマート住宅ローン 変動(半年型)
年0.590% (2025/12/01 時点)- 表示金利は「<SBIハイパー預金開設者限定>住宅ローン金利優遇プログラム」(年-0.090%)が適用されています。適用前は年0.680%です。新規借り入れかつ変動金利で借入期間が35年を超える場合、当初借入金利に年0.100%の金利上乗せとなります。
SBI新生銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート5 変動金利であり金利が低めであることが決め手変動金利であり金利が低めに設定されていることが決め手です。事務手数料などは普通にかかりますが銀行のシステムとして安定している印象であり、申し込みなどもウェブ上から行えて簡単でした。また金利について問い合わせを行った際のスタッフの方の対応・説明が丁寧だったことも好印象ですね。
【金利】いくつかある銀行の住宅ローンと比べても低めの設定です。
【借り入れ費用】手数料は普通にかかります。
【返済】元利均等返済の他に繰上げ返済も可能です。
【保険オプション】それほど多くはないですが、ガン団信などがあります。
【借り入れ手続き】ウェブ上から申し込みが行えて簡単です。契約などについては電話で聞けますし、電子契約で行います。
【サポート】金利の説明や契約の際の対応はとても丁寧でした。 -
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3位
イオン銀行全期間優遇金利プラン 変動
年0.780% 〜0.830% (2025/12/01 時点)- 借入金利は物件価格の借入比率(80%以内・80%超)により異なります。表示の金利は手数料定率型で借り入れをした場合の最大差引幅適用の参考金利となります。
イオン銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート4 特典が良いし金利は低かった現在は若干高めになっていますが、借り入れを決めた際には変動金利がかなり低く、ネットバンクの中でも低かったのが決め手です。またキャンペーンとしてイオングループでの買い物が5%オフになるという特典もかなり魅力的です。
【金利】現在の変動金利は上昇しましたが、当時は低かったです。
【返済】借りる前にシミュレーションを行い無理のない返済額を設定可能です。
【保険オプション】金利の上乗せにより「がん保障付団信」と「8疾病保障付団信」を付帯することができます。「全疾病団信」の金利上乗せはありません。
【借り入れ手続き】ネットでシミュレーションして、ネットで対応できます。
【サポート】基本的に電話やメールでの対応となりますが、特に問題はないです。 -
りそな銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート5 金利自体も低めでお得感がある変動金利自体は他の銀行のプランに比べて低めに設定されているのでお得感はありますね。保障のオプションも幅広く用意されていますし、電話などの他に店舗でも無料の相談を行なっているなどサポートが丁寧な印象です。
【金利】他の銀行と比べて低いと思います。いくつか条件がありますが、それほど難しくは無いですね。
【借り入れ費用】事務手数料はしっかりとかかります。
【返済】元利均等返済であり口座からの自動引き落としとなります。
【保険オプション】「3大疾病保障特約」や「特定状態保障特約(団信革命)」があり個性的です。
【借り入れ手続き】申込はネットから可能です。借入の契約に関しては店舗で相談しました。
【サポート】店舗で相談しましたが、説明はとても丁寧でした。 -
5位
PayPay銀行住宅ローン 変動
年0.500% (2025/12/01 時点)- 表示金利は「年0.1%金利引き下げキャンペーン」と「スマホ/ネット/でんき優遇割」が適用されています。借入期間が35年を超える契約の場合、年0.100%の金利上乗せが発生します。
PayPay銀行の住宅ローンをおすすめしている評判・借り入れレポート5 金利が低い点はやはり魅力全体的に金利が低い。特にがん50%保障団信を金利上乗せなしで利用できる点は非常に魅力。一般団信はもちろんあるし、保障のオプションとしてがん100%保障団信を選べるなど、金利が低い割に色々と選べるのが良い。またサイトで行えるシミュレーションなども分かりやすいし、問い合わせした際の対応も丁寧だった。
【金利】多くの銀行の中でも低い。
【借り入れ費用】特に他と変わりはない。
【返済】他の金融機関の口座と連携できる。
【保険オプション】がん保障団信を選択できる。
【借り入れ手続き】非常にスムーズ。まずはネットで気軽にテストができる。
【サポート】かなり丁寧で金利の説明も分かりやすかった。
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