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アクアリウムをはじめよう!

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アクアリウムをはじめよう!
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水槽をセッティングしよう

熱帯魚を飼うための器材が揃い、置き場所が定まったら、さっそく水槽をセッティングしていきましょう。ここでは幅45cm(水量 約33リットル)の水槽を使用したセッティング例について、順を追って紹介していきます。初めてでも育てやすい熱帯魚や水草をチョイスし、華やかなコミュニティタンク(複数の種類の魚を一緒に泳がせること)を目指します。

水槽の立ち上げ

用意したもの

用意した器材

  1. 水槽

    水槽

    幅45×奥行27×高さ30cm
    水容量 約33リットル
    (アクロ)

  2. ヒーター

    ヒーター

    スタンディSH120(ジェックス)120W 26℃固定型

  3. 内部式フィルター

    内部式フィルター

    コーナーパワーフィルター F2(ジェックス)

  4. LED照明

    LED照明

    OVAL LED 300 1850lm BRIGHT 13.2W(アクロ)

  5. 底砂(底床)

    底砂(底床)

    砂礫(されき)タイプの細かいものを使用

  6. 砂利スコップ

    砂利スコップ

    ジャリスコップ(水作)

  7. 水換え用ホース

    水換え用ホース

    プロホースエクストラ M
    (水作)

  8. 魚用ネット

    魚用ネット

    スリムネット しなり M
    (スドー)

  9. 水温計

    水温計

    クリスタル水温計 S
    (ジェックス)

  10. バクテリア

    バクテリア

    サイクル 高濃度バクテリア(ジェックス)

  11. 塩素中和剤

    塩素中和剤

    カルキぬき500
    (コトブキ工芸)

  12. 水質検査キット

    水質検査キット

    テトラテスト 6 in 1 試験紙(スペクトラム ブランズ ジャパン)

用意した水草

  1. ウィローモス付き流木

    ウィローモス付き流木

    流木に育成が容易なハイゴケ科の仲間、ウィローモスを釣り糸で巻き付けています。アクアリウムショップではこのように巻き付けて、ある程度育成されたものが販売されており、水槽に置くだけで簡単に使えます。

  2. 水草付き流木

    水草付き流木

    ウィローモスと同様、植物がものに活着(固着)する性質を利用したものです。 写真奥の細長い水草がミクロソリウム・プテロプス・ソードリーフ、 写真手前の丸い葉の水草がアヌビアス・ナナ “ゴールデン”という種類です。

  3. アマゾンチドメグサ

    アマゾンチドメグサ

    丸くてやわらかな葉を持つ南米原産のポピュラー種(ウコギ科)です。底砂に植えず、水面に浮かせておくだけでも育つほど丈夫な水草として知られます。

  4. アヌビアス・ナナ“ゴールデン”

    アヌビアス・ナナ“ゴールデン”

    西アフリカに分布するサトイモ科の水草で、この仲間は数十種類が知られる一大グループです。本種は黄色がかった突然変異のものを固定化した改良品種。丈夫な性質を持ち、育成は容易です。

  5. ロタラ・ロトンディフォリア

    ロタラ・ロトンディフォリア

    ミソハギ科の有茎種(茎を伸長させて節に葉をつける水草)。二酸化炭素がなくてもよく育ち、状態が上がるとうっすらと赤みを帯びます。

  6. ウォーターウィステリア

    ウォーターウィステリア

    切れ込みのあるユニークな葉を持つキツネノマゴ科の有茎種。成長が速く育つとボリューム感を増すので、水槽後方に植えるとよいでしょう。

  7. ハイグロフィラ・ポリスペルマ

    ハイグロフィラ・ポリスペルマ

    成長が速く、丈夫で育てやすいキツネノマゴ科の有茎種。卵型のライトグリーンの葉をつけますが、赤みがかったタイプも見られます。

水槽の立ち上げ

セッティングスタート

  1. 01
    水槽台にマットを敷く
    水槽台にマットを敷く
    水槽に傷をつけたり、割れたりするのを防ぐため、最初にマット(水槽に付属していることが多い)を敷きます。
  2. POINT

    水槽の設置場所は必ず水平をとろう

    水平を計る1 水平を計る2

    水平器を使うほか、スマートフォンの加速度センサーを利用することで簡単に水平をとることができます。上記はiPhoneのコンパス(標準アプリ)を使用。水平がとれると画面が緑色になって知らせてくれます。スマートフォンのアプリ「水平器」「水準器」などを使ってもよいでしょう。

  3. 02
    砂を洗う
    砂を洗う
    砂を洗面器にとり、お米を洗うような要領で洗い、ある程度濁りが出なくなるまで、ゴミや汚れを落とします。
  4. 03
    砂を敷く
    砂を敷く
    砂利スコップを使って、水槽に砂を入れていきます。今回は1.5袋(約5リットル)使用しました。
  5. 04
    砂をならす
    砂をならす
    スクレーパー(コケ取り用)や三角定規などを使い、砂をきれいにならしていきます。
  6. 05
    フィルター(ろ過器)をセット
    フィルター(ろ過器)をセット
    ろ過器は水槽のコーナーに設置するタイプの内部式(水中)フィルターを使用しました。付属のキスゴムで水槽右奥にしっかりと固定します。
  7. 06
    ヒーターをセット
    ヒーターをセット
    常に26℃を維持するオートヒーターをフィルターの横にセットしました。このヒーターは自由度が高く、写真のように縦にセットすることもできます。
  8. 07
    フィルター(ろ過器)・ヒーター設置完了
    フィルター(ろ過器)・ヒーター設置完了
    今回は器具を水槽右奥にまとめました。少し水槽から離れて、全体の位置を確認しながらセットするとバランスよく配置できます。
水草の下処理
活着と植え込み
  1. 08
    水草のポットをカット
    水草のポットをカット
    ハサミを使用して水草が入っているポットをカットします。根や茎を切ってしまわないように注意しましょう。
  2. 09
    ウールをほぐす
    ウールをほぐす
    根を保護しているウールをやさしくほぐしながら、大まかに取り除いていきます。
  3. 10
    ウールを取り除く
    ウールを取り除く
    ピンセットを使い(竹串などでも代用できる)根の間のウールを取ります。水流を当てて流してもよいでしょう。
  4. 11
    枯れた葉・傷んだ葉をカット
    枯れた葉・傷んだ葉をカット
    水草をよく観察し、黄色っぽくなって枯れている葉や穴の空いた葉などをカットして取り除きます。
  5. 12
    ビニタイを巻く
    ビニタイを巻く
    水草をつけたいところを決めて、水草の根茎が流木に沿うように、ビニタイを巻いて固定します。
  6. ヒーターをセット
    園芸用のビニタイを使用しました。
  7. 13
    水草の下処理&活着 完成
    水草の下処理&活着 完成
    2か所に水草を固定させました。水草が成長して根が流木に固定(活着)されたら、ビニタイを外します。
  8. POINT

    水草の植え方

    水草の植え方

    ピンセットで水草の茎をやさしくつかみ(A)、底砂内にグッと差し込みます(B)。底砂の中でピンセットを開き(C)、そのままピンセットを持ち上げます(D)。この作業を繰り返すことで、水草を上手に植えることができます。

  1. 14
    水草付き流木を配置
    水草付き流木を配置
    底砂に植える必要がないので、好みの場所に置くだけで簡単にレイアウトできます。背が高いものを後ろに配置すると見栄えがよくなります。
  2. 15
    水草を植える
    水草を植える
    流木を2つ配置した後、ピンセットで左右に水草を植えました。自由な感性を働かせて、楽しみながらレイアウトしていきましょう。
  3. 16
    水を注ぐ
    水を注ぐ
    流木と水草をすべて配置したら、水を注ぎます。あらかじめビニールなどを敷いておくと、水の勢いが弱められ、水草が抜けたり、流木が動いたりするのを防げます。
  4. 17
    残りの水を注ぐ
    水を注ぐ
    半分ほど注いだらビニールを取り出し、残りの水を注ぎます。フィルターとヒーターのコンセントを入れ、各器具が動いていることを確認します。
  5. 18
    塩素中和剤を入れる
    塩素中和剤を入れる
    水量に応じた規定量(パッケージに記載)をキャップに注いで水槽に入れ、水道水の中に含まれている塩素を中和して無毒化させます。
  6. 19
    バクテリアを入れる
    バクテリアを入れる
    生きたバクテリアを直接入れることで、水中の有害なアンモニアや亜硝酸が分解され、水槽の立ち上げをスムーズに行うことができます。
  7. 水質が安定するまで3〜7日そのまま待ちます
    魚の導入
  8. 20
    袋のまま浮かべる
    袋のまま浮かべる
    水質が安定したら魚の導入です。袋のまま1時間ほど水面に浮かべ、袋の中の水と飼育水の温度を合わせます(水温急変によるショックを与えないため)。
  9. 21
    熱帯魚を水槽内へ
    熱帯魚を水槽内へ
    その後小さいケースなどに魚を移し、水槽の水を少しずつケース内に足しながら、水質を合わせ(1時間ほど)魚たちを水槽へ放ちます。
  10. 22
    フタはしっかりと
    フタはしっかりと
    魚は驚いたときにジャンプして飛び出したり、シュリンプなどはコードを器用につたって脱走したりすることがあります。忘れずにフタをしましょう。
  11. 完成
  12. 作業時間はおよそ3時間。
    最初の数日間は、「魚たちが元気に泳いでいるか」「各器具類が正常に作動しているか」「温度は安定しているか」など、こまめに観察しましょう。

  13. 完成写真
    • 今回作成したアクアリウム
    • 水槽
      幅45×奥行27×高さ30cm
    • ろ過
      内部式フィルター
    • 照明
      LED(13.2W)7時間点灯/1日
    • 水温
      26℃
    • 生体
      • カージナルテトラ

        ×10匹

      • ラスボラ・エスペイ

        ×6匹

      • グラスハチェット

        ×4匹

      • コリドラス・パンダ

        ×5匹

      • オトシンクルス

        ×2匹

      • ミナミヌマエビ

        ×10匹

POINT

定期的にメンテナンスしよう

  1. @エサやり
    1日1〜2回、数分で食べ切れる量のエサ(人工飼料・冷凍アカムシなど)を与える。与えすぎは水の悪化に直結するので、最初は少なめに。すべての魚にエサが行き渡っているか観察することも大切。

  2. A水換え
    水換えは1〜2週間に全体の1/3〜1/2量を目安に行う。

  3. Bコケの除去
    時間の経過とともにガラス面にうっすらとコケが生えてくるので、スクレーパーやスポンジなどでこすり取る。放っておくと観賞しづらくなったり、全体に広がっていったりするので、見つけたときにすぐ除去するのがポイント。

静かで給排水が便利なスペースが理想
水槽の置き場所は?

よく使われる60cm水槽は器具類をセットして砂を敷き、水を満たすとその重量は80kgほどになります。そのため、水槽セット時の重さを考慮し、それに十分耐えられる水槽台とスペースが必要です。畳の上は床が沈んだり、湿気で傷んだりすることもあるため、避けるか、板を敷くなどの工夫をするとよいでしょう。 また、設置場所が水平になっていないと、水槽に無理な力が加わり、水漏れや水槽が割れる事故に繋がる恐れもあるので、注意が必要です。水平器やスマートフォンのアプリなどを利用して、しっかりと水平をとってから水槽を設置しましょう。 窓際など日光が直接当たるような場所は水温の変化が大きくなったり、コケの発生原因になったりします。さらに人の出入りが激しい場所では、魚が落ち着かずストレスになることもあるため、静かで振動の少ない場所が適しています。また、可能であれば水道や排水可能な場所(お風呂、ベランダなど)に近いと、水換えなどのメンテナンスが楽に行えます。 水槽台を探す

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