総評・受賞製品一覧

コロナ禍で需要増となったジャンルで評価を高めた製品が多数選出。キーワードは「テレワーク」と「おうち時間」

2020年という年は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界が大きく変容を余儀なくされた1年だった。その影響はさまざまなところに及んだが、もちろん、価格.comで主に取り扱われているデジタル製品や家電製品なども無縁ではなく、今年の「価格.comプロダクトアワード」では、コロナ禍で需要が高まった製品が多く大賞などに選出された。

コロナ禍で大きく需要が伸びた製品の代表格がパソコンだ。在宅でのテレワーク移行が急速に進み、学生もリモート授業が普通になるなど、自宅でのパソコン利用のニーズが一気に増加。いつもより少し高めのスペックのパソコンが人気となった。さらにパソコン本体だけでなく、周辺機器となるディスプレイやキーボード、マウス、無線LANルーター、さらには、リモート会議用のWebカメラやヘッドセットなども、これまでに見られないほどの売り上げを記録した。特に、在宅ワークを快適に行うための必須アイテムとして、大画面の「液晶ディスプレイ」のニーズが増加したのが印象的だ。

また、外出自粛が叫ばれ、家の中で過ごす「おうち時間」が増えた影響で、いわゆる「巣ごもり消費」が拡大。この影響を受けて、テレビやゲームなどのエンタメ系ニーズが高まった。テレビでは65型などの大画面シフトが進み、ゲームの世界ではネットワークゲームが一般化。その影響で「ゲーミングPC」などのニーズも高まった。いっぽうで、家にいる時間が増えた家族のために、新たな調理家電を購入したりして食事の質を上げたり、逆に家事の負担を減らすために大きめの冷蔵庫や洗濯機に買い換えるといった動きも見られた。特に需要が高まったのは、買い物に行く回数を減らすための「大型冷蔵庫」の需要増と、乾燥機能付きの「ドラム式洗濯機」の人気復活だ。大賞受賞製品の中には、こうした巣ごもり需要にうまく合致した製品が多く見られる。生活家電の分野では、このほか、室内の空気環境を整える「空気清浄機」や「サーキュレーター」、そして、突然の酷暑に対応するための「エアコン」などの需要も急増し、高コスパ製品を中心に人気を集めた。また、「バリカン」や「ミシン」「ホームベーカリー」「体温計」など、ふだんあまり動きのないジャンルが人気となったのも今年ならではの特徴だろう。

このように、コロナ禍で外出自粛が求められる中、需要を大きく伸ばしたジャンルもあれば、逆に需要減となってしまった製品ジャンルもある。その代表とも言えるのが、カメラとスマートフォンである。どちらのジャンルも今年は、「フルサイズミラーレスカメラ」や「5Gスマホ」といった最新技術により、むしろ市場が活性化することが予想されていたが、コロナ禍の外出自粛により冷や水を浴びせられる形となってしまった。こうしたジャンルでは、上記のような最先端技術に対応した製品よりも、むしろ旧世代の安定した製品が高く評価される傾向が見られた。

このように、今年の「価格.comプロダクトアワード」では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、外出自粛などの急激な社会変化に対するニーズに的確に応えられた製品が、大賞などの各賞に多く選出された印象がある。すっかり変容してしまった新たな生活環境において、必要な機能は何なのかを消費者側がしっかり見定め、これまでとは少し違う購買行動に出た結果が色濃く反映されたものと言えるだろう。

株式会社カカクコム
執行役員
価格.com本部副本部長
鎌田 剛

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