カメラ・カメラ周辺機器部門

カメラ・カメラ周辺機器部門大賞
受賞ポイント
- 往年のフィルム一眼レフをモチーフにしたヘリテージデザイン
- フラッグシップ「Z9」と同じ画像処理エンジン「EXPEED 7」による高性能
- 異なる画作りを楽しめる2種類のモノクローム設定
大賞寸評 レトロデザインに身をまとった本格派フルサイズミラーレス
外出自粛が要請されたコロナ禍の3年で大きな影響を被ったデジタルカメラ市場。それまでのように新モデルが続々登場するということもなくなり、今ひとつ市場全体の勢いがそがれてしまった感があるが、コロナ禍が明け、2023年、2024年と徐々にその動きが戻ってきている。そんな近年人気を得ているのが、クラシカルなレトロデザインを採用した小型ボディのミラーレス機。静止画をきれいに撮影できるのはもちろんだが、普段使いでも手軽に持ち歩ける軽さと、手触りなども含むボディの質感が高く、所有する喜びを感じられる小型カメラが人気となっているのだ。
そんな2023年の10月にニコンから発売されたのは、同社のフィルムカメラにおける往年の名機「FM2」をモチーフとしたレトロデザインを身にまとった「Z f」だった。細部の質感までこだわったレトロデザインは、発売直後から往年のカメラファンから若者までを虜にした。しかもその中身には、フラッグシップ機「Z 9」と同じ、映像エンジン「EXPEED 7」を採用するなど、最新の技術があますことなく盛り込まれており、「コンパクトなのに高性能」を地で行くすぐれたパッケージングとなっている。価格的にも、ボディのみで25万円台から購入可能と、今年発売されたフルサイズ機と比べても割安感があり、総じて満足度の高い一台となった。
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タイプ | ミラーレス |
レンズマウント | ニコンZマウント |
画素数 | 2528万画素(総画素)/2450万画素(有効画素) |
撮像素子 | フルサイズ/35.9mm×23.9mm/CMOS |
重量 | 約710g(バッテリー、メモリーカードを含む)/約630g(本体のみ) |
レビューピックアップ
さん
【デザイン】デジタル一眼らしくない、昔を思い出す全体的なフォルム、カチッと来そうなダイヤル、スマートな金属製のボディがいい。【画質】2400万画素で特別よくないが、悪くない。通常の撮影には十分。【操作性】シャッタースピード、絞りなども、ダイヤルで直感的に操作できる。
さん
デザインが楽しく、機能は最新。【総評】昔からのニコンユーザーとしてメカニックなデザインの復活は懐かしく、しかも中身は最新のニコンミラーレスの機能が入っています。さらに昔からのオールドレンズが手ブレ補正、自動露出、フォーカスエイド付きで楽しめます。
レビューデータ
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評価項目
受賞製品評価
カテゴリ平均値
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デザイン
- 4.77
- 4.52
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画質
- 4.71
- 4.53
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操作性
- 4.01
- 4.27
-
バッテリー
- 4.07
- 4.12
-
携帯性
- 3.81
- 4.25
-
機能性
- 4.56
- 4.39
-
液晶
- 4.52
- 4.31
-
ホールド感
- 3.18
- 4.41
※2024年11月時点でのデータです。
tomonori222さん
【機能性】MF時の被写体検出は素晴らしい機能です。シャッター半押しで拡大キャンセルができると更に良くなると思いますので、ファームアップを楽しみにしています。【液晶】液晶は見やすいです。見ないときは裏返せるので、指紋でベタベタした液晶を見なくて良いです。裏返したときに合皮でおしゃれなのもGood。