自動車・カー用品部門
自動車・カー用品部門大賞
受賞ポイント
- 優雅さと力強さを両立させた、スポーツSUVらしい躍動的で美しいエクステリア
- ショートホイールベースとワイドトレッドによるダイレクトで俊敏な走り
- 高剛性や走安性の向上によって同乗者も満足できる上質な乗り心地
大賞寸評 目を引くデザインと、適度にスポーティーで安定した走りのベストバランス
トヨタの「クラウン」と言えば、かつて「いつかはクラウン」と呼ばれたほどの、同社の代表的高級サルーンだ。ただ、その印象が強すぎたのか「クラウンはおじさんが乗る車」として若者を中心に認知されてしまった感もある。そこでトヨタが行ったのが、クラウンの大幅刷新である。2022年9月に発売された「クラウン クロスオーバー」を皮切りに、4つの異なるモデルが用意されたが、本製品「クラウン(スポーツ)」はその第2段モデルとして2023年11月に発売された。
クラウン(スポーツ)で何より目を引くのはそのデザイン。クラウン初のSUVとして発売された「クロスオーバー」をベースにしてはいるものの、スポーツと銘打たれているだけあって、実際に見てみると、そのデザインはかなりスポーティーだ。走りについてはそこまでスポーティーではないが、搭載するハイブリッドシステムの出来がよく、適度なスポーツ感を味わいながらも、気持ちよく安定して走れると評価されている。価格的には600万円を超える高価格帯なので、どうしても高級外車と比較される傾向があるが、それでも「この価格でこの内容なら十分に安い」という声も多く、コストパフォーマンスの点でもおおむね高評価を獲得している。外観は大きく変わったが、クラウンらしいスムーズな走りは継承されている。そのバランスが見事な一台に仕上がっていると言えるだろう。
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レビューピックアップ
さん
【エンジン性能】70歳越えの小生にはこのエンジンは静かでなめらかですんなりと加速してくれるのが何とも心地よく満足しています。絶対的なパワーは不要でこのエンジンとモーターの生み出す静かでなめらかなパワーに満足です。【走行性能】充実した安全装備の数々と静かで必要十分な加速感の両者が生み出す心地よさに快感すら覚えます。
さん
欧州車をイメージするような佇まいで、知らない人が見ればクラウンだとわからないでしょう。4つ目ライトや張り出したリアフェンダー、存在感のあるホイールなど日本車らしからぬデザインがとても魅力的です。大きすぎるグリルが苦手なので、すっきりしたフロントデザインも気に入っています。
レビューデータ
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評価項目
受賞製品評価
カテゴリ平均値
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エクステリア
- 4.74
- 4.32
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インテリア
- 3.96
- 3.92
-
エンジン性能
- 3.95
- 4.11
-
走行性能
- 4.27
- 4.19
-
乗り心地
- 4.36
- 4.02
-
燃費
- 4.37
- 3.87
-
価格
- 3.86
- 3.85
※2024年11月時点でのデータです。
あおのなさん
自己所有で初めてのHEVで4輪駆動です。発進時のエンジンユニットのトルク感や静粛性、走行時の安定性、車体のしっかり感はこれまで乗ったどのクルマをも凌駕しています。滑るように走り、走行時の路面からの凹凸のいなし方が上手で、21インチホイールなのにとがった振動が感じられず、小回りのよさは驚きです。