約2,500km走ったのでレビューします。
(購入時期=2014年7月)
納車当時に比べて、足回り部分とアクセル操作(エンジン回転)が
なめらかに動くようになったと思います。
高速中心=12〜14km/l
普段乗り=8〜10km/l
購入経緯
トラヴィック(スバル)に約10年乗り、さすがに不具合が目立ってきた
ので本格的に車選びを約1年前からいろいろ探していました。
最終候補はトゥーラン(ハイライン)、クロストゥーラン、C4ピカソ、
ゴルフヴァリアント、
特にピカソはその奇抜なデザインスタイル、ミニバンとは本来楽しく
移動するクルマというのを改めて教えてもら
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ったような気がした事と、
程度と装備がいい最終型の中古車はかなり入手が難しいという事が
わかって更に所有したくなる気持ちになりましたが、最終確認の意味で
少しだけ長い距離を試乗させてもらったところ、シングルクラッチが・・・
MT車と考えればいいのですが、いい意味で柔らかい足回りと相乗効果で
変速のたびにピッチングが目立つ、どうしても踏み切れませんでした。
それに比べて、VWのDSG(特に近年の)はダイレクト感、
処理スピード感、どれをとっても完璧に感じてドイツ車らしい
剛性のあるメカニズムだなぁと魅了されていました。
ヴァリアントについては、最新技術とライトウェイト(実際かなり軽量)に
かなり魅力がありましたが、個性的な部分が足りない事と5人乗り
ステーションワゴンというカテゴリが決められない要素でした。
トゥーラン(ハイライン)は色々な意味でベストバランスでした。
・パワーのあるエンジン(たぶんツインチャージャーはもう最後)
・普段5人いざという時7人、2列目3個のシートを個別で取り外せる
ギミック的シートアレンジ
・オプション(追加装備)がまったくいらないくらいの
基本装備仕様=買い得感あり
デメリットがあるとすればデビューしてからの年数がかなり経っている事、
それに伴い基本設計が古い事ですが、そこは後期型の特権でかなり
熟成され改良を重ねた進化した車種ととらえるようになりました。
クロストゥーランはノーマルに比べより個性が強調され
特に大径ホイールと車体のアンバランスさ、樹脂パーツのモールが
アウトドア仕様というコンセプトにマッチしてると感じはじめ、
ハイラインかクロストゥーランかという選択肢が最後の最後
になりました。
交互に何度か試乗しましたが、大径のしかも後輪が太いという
FFにありえないタイヤ設定がどうかに焦点が絞られていきました。
かなり迷ったのはやはり足回りの乗り心地でした。
ハイラインは16インチタイヤの無難なセッティングで、ロールは
最小限でも搭乗者全員の快適さは確保するという印象のままでしたが、
クロストゥーランの17インチタイヤは多少ゴツゴツ感はあるものの、
「ただインチアップしただけでは無い別の方向の固さなんじゃないか」
と思い始めました。
もちろんショックやバネのセッティングも違うはずで、タイヤ幅の違いが
要因の前輪のトラクションのかかり方が独特で、ハイラインより接地感が
ある様に思いました。
購入後知ったのですが、後輪が太い違うサイズを装着理由として、
荷物積載を想定している事がわかって納得しています。
先日、片道300kmをキャンプ道具そこそこ積載しての移動したの
ですが、通常ある荷物積載の不快さは運転していてほとんど感じない
快適なドライブでした。
価格も本質的な性能の値段と考えれば、決して高いとは思いません。
むしろ国産車のように追加オプションで車両価格の1割〜2割も高く
なるような事は無いと思いますし、他メーカー(輸入車)より
維持管理コストはかからないと勝手に予想しています。
しばらくは新型のニュースに怯える日々ですが、最終型にしかない良さを
良ーく長ーく(笑)かみしめて行きたいと思っています。