ハードトップの二人乗りFR軽スポーツ。
エンジンはフロントミッドシップ、アルミパーツでさらに軽量化し前後重量バランス51:49。
足回りは前後ダブルウィッシュボーンに4輪ディスクブレーキ。
バブルの勢いに任せてスズキの技術者がやりたい放題やった名車です。
【エクステリア】
古き良きロングノーズ・ショートデッキですね。
金属の屋根なので耐天候性もバッチリです。
反面オープンにするには一手間あるので、オープンカーとしての運用はあまりされないでしょう。
【インテリア】
当時の軽自動車としてはかなり頑張った質感ではないでしょうか。
運転席に乗り込むとコクピットといった趣きで
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気分が盛り上がります。
旧規格の軽でスペースの都合からかステアリングやペダルは少し左にオフセットしています。
ペダルの配置自体は良好で、H&Tがとてもしやすいです。
前期型のシートは合皮製で、夏はエアコン全開でもお尻が蒸れて汗だくです。
シートの後ろにちょっとした物置スペースがあって手荷物などをおけて便利です。
【エンジン性能】
搭載されたターボエンジンのF6Aは鋳鉄製で、とても丈夫でかなりのチューニングに耐えるそうです。スズキからポン付けの110馬力キットが販売されていたほどです。
ノーマルではブーストが0.7kg/cm^2から0.9ほどかかり規制の64~70馬力を発生します。
ブーストは2500rpm辺りからかかり始め、6000を超えたあたりまでが美味しい範囲です。
レブリミッターは9800rpmと限界はとんでもない上のほうにあります。
試しにノーマル状態で2速全開で9000オーバーでしばらく走り続けてみたらブローして腰上OHする羽目になりました。皆さんはお気をつけください。
【走行性能】
軽いボディに必要十分なパワーでFR、言うことなしです。
街中の交差点でも、4-3-2速とシフトダウンしつつスパッと曲がってまた加速、なんてやってるだけで実に楽しいです。
ABSはついていませんが、雨の日のブレーキだろうと軽くて重量バランスが良いので相当余裕あります。
狭いところにダブルウィッシュボーンをねじ込んだせいか、リアはストロークが不足気味、接地性変化が大きく限界が低い印象があります。
カッコを優先して車高を落とすと乗り心地も運動性能も保つのが難しいです。
ミッションの油量が少ないのか2時間ほど走り続けると熱でオイルの粘性が落ちガリガリと嫌な手応えがし始めます。
長距離をよく走るなら街乗りでもオイルクーラーが欲しいかもです。
【乗り心地】
前述した通りリアのストロークが少なく、しかもそのすぐ前にシートがあるので、乗り心地とカッコの両立には難儀します。
純正の新品状態なら乗り心地も快適です。
オープンにすると剛性が落ちてボディがしなるからか、ギャップの処理が上手くなり乗り心地がとても良くなります。なりますが・・・ちょっと考えものですね。
【燃費】
エアコンを使わない時期は街乗りで17~20km/L、エアコン有りだと13km/L程度ですね。
軽さもありますが昨今の車に比べて環境への配慮も少ないので効率が良いのでしょう。
【価格】
いまだにディーラーで新品パーツが手に入ります。他車からの流用品も多く安いものが多いです。他社製アフターパーツも多数。維持費はとにかく安いです。
新車の時の150万円は軽自動車としては桁外れに高かったですが、それ以上の価値が詰め込まれています。
中古車を探す時はボディに錆びやすい部分があるので良く確認してください。基本的に丈夫で修理も安く済みますがボディの錆だけは大金が必要です。