2024.4追記
最初から最後まで、ポロの見た目だけをモディファイした見た目だけのクルマでしたが、ベースの旧型ポロが車としての本質的な良さを持っているので、新車時のコスパは今更関係ないので良いとしても、最終モデルに近い7年落ちで100万前後と中古は安くはないので、DSGの状態が悪いと致命傷となるので、中古選びは慎重に。
【エクステリア】
まとまりよく、センス良いデザインです。
それでいて、アンダーカバーなども、バンパーを塗装してパーツを上手く省略したり、樹脂製で作るなどコストもうまく抑えています。
本当にこの手の車で悪路を走るわけではないので、金属パーツなどは実用面ではユーザーの
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満足感だけの問題に過ぎませんが、プジョー2008GTのように金属パーツでアンダーカバー装着すれば質感では優位性が出てきます。
実用一辺倒ではないこの手のクルマにおいては、見た目はとても重要です。
しかし、ほとんどベースのpoloを変えずにここまでらしさとカッコ良さを構成するセンスの良さは国産メーカーも見習いたいところですが、大変に残念なのは、この低コストのモノづくりで安く作り上げているのに、それが日本での販売価格に全く反映されていないことですね。
【インテリア】
室内はPOLOのままですから、後席はBセグメントでは並み以下のミニマムスペースですし、同じようなSUVルツクモデルでも大幅にベースモデルをモディファイした、ホンダベゼル、ルノーチャプチャー、プジョー2008あたりがCセグメント相当の居住空間ととのカバー下で350L程度のラゲッジを備えるクルマと比較すると実用性では大きく見劣りする残念なインテリアです。
そもそもベースのポロがBセグメント車の中でも室内の狭い車で、トランクもトノカバー下で200L程度とミニマムですし、前席で175cm程度の普通の男性がポジションをとると後席は小柄な女性か成長前の子供以外には大変に窮屈なスペースとなります。
これではインテリア評価は2です。
【エンジン性能】
スムーズかつ、静粛性も悪くない、1.2Lダウンサイジングターボは、パワーが控えめなのは明らかで、踏み込んでそれなりに加速させたつもりでも、高回転では結構目立つ騒音の割には思いの外、速度がのっていません。
このあたりは、実用面では過不足はありませんが、スペックに比例している感じで、プジョー2008(ターボ仕様)やルノーキャプチャーの加速性能にも負けており、crossポロにはここでもアドバンテージはありません。
【走行性能】
ともかくきちんと走りますし、ボディの剛性感、サスがきちんと動く感じは流石です。
このあたりの性能は国産のベゼルあたりでは全く太刀打ちできないレベルです。
【乗り心地】
固めでも、足回りがしっかりしているのでまずまずです。そのあたりは上手いです。
【燃費】
5キロほどの試乗で9km/lと試乗では特別に燃費はよくありません。
実走行ではDSGは7速の高いギヤが使えるので、実燃費はよさそうです。
【価格】
このクルマも約280万円でも割高感があるのに、国内に在庫があるクルマはキセノンヘッドライトのオプション付き車となり、約293万円となり、ナビも搭載すれば約313万円となります。いつものカタログの価格では買えないのがVWやアウディのヘンな常識です。
他の輸入車メーカーでは受注生産とでも書かれていなければカタログの価格で買えるのが常識ですが。
【総評】
ライバル車と比較するとVWがいかに低コストでクルマを作り日本では高価格で販売して利益を得てきたかが、このクルマにつけられた非常に割高な価格設定にもよく表れています。
大幅に手を入れられボディを作り直された本格的なSUVモデルとなる、プジョー2008やルノーキャプチャーでも260万円前後であるのと比較して、ボディがポロそのもので見た目を少しだけ変えただけに過ぎないclossPOLOが290万円は非常に高価格設定としか言えません。
元々国民車という社名に従い、このclossPOLOを作ったローコストなものづくりのセンスの良さと、本当にきちんと走ることの良さを持っているメーカーたけにこの価格政策は大変に残念なことです。
もしも230万円程度の価格で買えたなら、評価は全く違っていたでしょう。
日本のユーザーも本来の価値を見極め、ドイツの国民車VWが諸外国でいくらで販売されているかを見極めた買い物をした方がよいですね。
もちろんこんな価格で、しかも環境問題でインチキするメーカーのクルマを個人的にオススメすることはできません。