【エクステリア】
通常モデルと違い、ワイドでマッチョになった全体像。
しかしわかる人じゃないとわからないデザイン。
そこが私のお気に入り。
一見速そうには見えない平凡なハッチバックが、実は250馬力超のじゃじゃ馬なんて、誰が想像できるだろうか。
まさしく「羊の皮を被った狼」である。
【インテリア】
この年代特有のマツダの悪い癖が出ている。
RX-8の時にも思ったが、前期型で2DINのユニットを簡単にインストールさせてくれない仕様となっているのは如何なものか。
それ以外はいたってチープな印象。
シートがMAZDASPEED専用となっているのは嬉しい所だが、どうせなら後期型
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で追加された黒色のモデルを最初から出して欲しかった所。
【エンジン性能】
特筆すべきはこのエンジン。
搭載されるL3-VDTエンジンは同時期のMPVや同じくマツダスピードアテンザに搭載されているもの。
ターボの恩恵は低回転からしっかりと効き、あっという間にとんでもない速度まで連れて行ってくれる。
しかし6000回転を超えた辺りからパワー感が薄れ、「回らないエンジン」である事も教えてくれる。
あくまでも通常使用域である2000〜6000回転までを過給してくれるに過ぎない。
しかしその結果、普通の交差点や街中ですら楽しめるマシンとなっている。
【走行性能】
1クラス上のエンジンを積んだ結果、とんでもないフロントヘビーなマシンとなっている。
簡単に言うと曲がらない。本当に曲がらない。
RX-8と比較するのは申し訳ないが、お世辞にもコーナリングの楽しい車ではない。
だが無理やり曲げる、力でねじ伏せる楽しさはある。
まるで猛獣と真っ向勝負するかのように。
【乗り心地】
別にダルくも無く、かと言ってスパルタンでも無い。
普通と言えば普通。
【燃費】
2300cc4気筒ターボに燃費を求めるモノではない。
【価格】
専用パーツだらけの車体の割にバーゲンプライスだろう。
中古価格もこの頃のマツダらしく、しっかり崩壊している。
【総評】
「マツダスピードアクセラ じゃじゃ馬」
「マツダスピードアクセラ 危ない」
等の検索が出てくるが、日常動作において危ないと感じる事は少ない。
むしろ高速の合流や、加速が必要な時、どのギアからでもトルクの出るエンジンパワーは恩恵を受ける時の方が多いのでは無いかと思う。
確かに1速や2速を高回転で繋ぐとフロントタイヤはスピンするが、ノーマルだとしっかり制御が掛かるので問題ない。
それよりもこの車体にこんなエンジンを載せて、オマケにFFという、いい意味で狂った車が存在する事に拍手したい。
しかしこんな車にもフロントヘビー以外の欠点はある。
それは、パーツが少ない。
自分好みにカスタムしようにも、そもそもパーツが無い。
海外では割とカスタムが盛んだが、輸入コストも考えると…。
私が1番驚いたのは、マフラーの付き方だ。
この車、中間パイプからリアピースまで一本となっている。更にリアメンバーの上を通っているので、マフラー交換=メンバー外しor切断という、とんでもない地獄が待っている。
しかしそんな欠点を差し置いても、楽しい車なのは間違いない。
縦でGT-Rやランエボ、インプレッサに置いていかれる事の無いパワーは、何物にも変え難い。
強いて言うなら、4WDで出してくれれば良かったのに。