芥川あくとう之助・著(ウソ) 「芋粥」 あらすじ
時代は平安時代の元慶か仁和年間の頃(大ウソ)。
主人公のあくとうは風采のあがらない40歳をとうに過ぎた宝竜黒蓮珠のなかでも一番の小物である。
彼は才覚もなければ見た目も貧相で、日ごろkakaku.comユーザーからも馬鹿にされ、2時間かけて書き上げた情念(笑)のレビューも毒にも薬にもならぬ「買ってよかったです。最高です。」程度のヌルいレビュー(じょ、冗談です!)の10分の1の「参考になった」も貰えない、情けない日常を送っている。
しかし、そんな彼にもある夢があった。それはフェラーリを、いつかバリバリに乗ってみたいというものだった。
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ある集まりの際にふとつぶやいた、その望みを耳にした金持ちが、
「ならば私が、乗らしてやりましょう。私の領地にお出でなされ」と申し出る。
あくとうはノリノリでその申し出に応じ、彼に連れられて領地に出向く。(拉致)
しかし用意された、バリバリのフェラーリを実際に目にして、あくとうはなぜか物欲が失せてしまうのであった。
(感想)
・・・スーパーカーです。
咆哮を放ち、恐ろしいほどに簡単に噴け上がる官能的なエンジン。
素人があっという間に手練になれるF1ミッション。
とんでもないブッ飛び方するのに全く恐くない車体。
羨望のまなざしと嫉妬を一身に浴びて駆ける跳ね馬!
これが、フェラーリか!
すばらしいイクスピアリエンスですが、困ったことにテンションが乗った途中からあがりません。
確かに凄いクルマなんですが、いろいろ話を聞いていく、乗っていくうちになんか嫌過ぎる現実も垣間見えます。(苦笑)
ガソリン代はユーノス コスモだってリッター3キロだったんや・・・とか自分に言い聞かせればなんとか現実逃避。
え? ランボルギーニよりこのフェラーリのほうがリッター4キロほど走るから燃費がいい?
・・・こりゃ、XVの燃費がーとかグダグダ書いてたレビューはお見せできませんね!
ちらっと任意保険がどれくらいか聞いた瞬間に激萎えです。(爆)
まあ、そりゃー 3000万円の車体だからねー・・・
任意保険代でミニ買えるわな・・・
トラぶったときの修理代も考えただけで恐ろしいです。
乗る前にルーフの収納中に、バキ!っと音がして止まりました。
金持ちさんは、いつものことだよ、みたいにコンコン叩いたら、そのまま収納されていきましたが、逝った時、コーンズに修理出したらいくらなんでしょう。
あと、庶民の視線が恐いです。
わいも庶民なので、良くわかりますが、あの、「乗っている奴はまともな奴じゃねーだろうなあ」というアツい視線はヤベえです。
何も関係ない一般人に指差していろいろ言われるのはなかなかキます。
なかなかの暴言をみなさま、おっしゃっておられますが、意外にオープンカーのためか、丸聞こえですよ。をい。
ユニクロのTシャツなんか着ていたらボロクソ言われそうな気がして、乗り手のメンタルにも影響しそうです。(爆)
いろいろ、豪快な人でないと乗ってられないクルマもあるんだなーと実感できるのは凄い事です。
アルピナだろうが、ブラバスだろうが、アストンマーチンだろうが、フェラーリという「基準」が出来てしまうと、基準にどれだけ近いのか、違っているのか、なんて偉そうに言いそうなのが困ったところです。まあ、街乗りじゃ正直どれも、凄い、以上にはわからんが・・・
クルマは凄すぎて ★5ですが、夢が夢でなくなったら引きこもりそうで 心情的には★1 で、平均とって ★3です。(をい。)
宝くじでも当たって、所有だけでなく、維持もできるようになったら、★5になるのでしょうが。(爆)
街を軽く流して、すぐにお腹満腹になってしまった我輩はやはりエンスーではないのでしょうね。
フェラーリオーナーの方ごめんなさい。
あくとうは、ここへ来ない前の彼自身を、懐かしく振り返った。
それは、皆に愚弄され、飼い主のないむく犬のようにディーラーをうろつき歩く、あわれむべき、孤独な彼である。
しかし、同時にまた、クルマに飽きたいという欲望を、ただ一人大事に守っていた、幸せな彼である。