4年落ち、25,000kmの中古車を購入しました。
点検整備記録によるとホンダの社用車だったようです。
【エクステリア】
とにかく大きい。日本では大きすぎるくらい。
レクサスGSやベンツEクラスに匹敵する大きさで迫力がすごいです。
セダンですがCピラーの傾斜が緩やかで伸びやかなので、ハッチバックやクーペのようにも見えます。
9灯LEDヘッドライトは実物を見るとオシャレでカッコいいです。
逆にデイライトのデザインはもう少しなんとかならなかったのか・・・。
もっと言えば、せっかくの9灯LEDなのにアダプティブヘッドライトどころかオートハイビームすらついていないのはいかがなものか
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と思います。
オートハイビームは同年代のN-BOXにすらついているのに。
空力重視とはいえリアタイヤをカバーで覆う必要性は感じられません。
ボディカラーが黒だとあまり気になりませんが、白だとカバーが悪目立ちします。
空力という意味では、トランクについているリアスポイラーがスポーティーで気に入っています。
【インテリア】
質感やデザインは悪くはないが、価格を考えると少し物足りないです。
シートは本革とプライムスムースのコンビシートですが、とにかく滑ります。
しかもアメリカ人に合わせたのか、シート自体も大きめでサポート性がありません。
ただ思ったほど腰痛にはなりませんでした。
またボタン式のシフトは激しく使いにくいです。
最近のホンダ車は全てこのシフトに統一しているらしいですが、やめた方がいいと思います。
後部座席は余裕の広さ。頭上もしっかりと確保されています。
膝前も広いですが、前席の下につま先が入らないので足を伸ばすのは難しいです。
【エンジン性能】
モーターのトルクは300Nm以上ありますが、車重も1800kg以上あるため、それほど余裕がある感じではありません。
とはいえ普段使いで不満を感じることはなく、しっかり踏み込めばそこそこ加速します。
新東名を120km/hで巡行していると少し力不足を感じる程度。
それよりもエンジンの制御に問題があり、電欠でHVモードに移行すると2000rpmあたりで発電→エンジン停止→発電→停止という動作を頻繁に繰り返します。
これがとにかく耳障りです。
1500rpm〜2000rpmあたりの一定回転で発電し続けた方が燃費がよさそうなのですが・・・なぜこんな制御なのでしょうか。
ちなみにアイドリングは1500rpmとかなり高め。
ブレーキのタッチはHVにしてはかなり良い部類。
純ガソリン車よりは劣るものの、トヨタのHVよりよっぽどマシです。
【乗り心地・走行性能】
足回りの出来は素晴らしいの一言。
バネがほどよい硬さでストロークもしっかりとられており、しなやかに動きます。
そのうえ車重が重く、重心も低いため、非常にスムーズな乗り心地。
ある程度大きな段差を乗り越えるときもショックが少ないです。
また車幅が広いことも相まって、コーナリングが異様に安定しています。
パワーがないため登りはイマイチですが、下りはスポーツセダン顔負けの走りができます。
パドルシフトでの減速も割りと効くので、下りは走っていて本当に楽しいです。
静粛性は2018年の段階では良かったのかもしれないが、今の車と比較すると普通。
純正タイヤのエコピアはロードノイズが大きめです。
価格を考えれば、純正タイヤはレグノ・dBあたりにして欲しいところです。
【燃費・電費】
最高。もはや言うことなし。
今までの最高値は13.65kWhで117km走行し、8.57km/kWh。
冬場にエアコンをつけても5km/kWhを下回ったことはありません。
電池残量が8%前後でHVモードに移行するので、純粋にEV走行できるのは13.5kWh前後。
ある程度充電されていれば、100km/hで走ってもエンジンはかかりません。
カタログには『高速ではエンジン直結で走行』と書いてありますが、今のところエンジン直結になったことはありません。
HVモードでの燃費は15km/Lから30km/Lくらいで、平均すると25km/Lくらいです。
WLTCが24.2km/Lなので、ほぼカタログ燃費で走行できます。
それにしても、このボディサイズ、この車重で25km/Lは信じられません。
世界トップクラスの燃費性能ではないでしょうか?
【価格】
税抜544万円。
高いと言えば高い。
しかしアウトランダーやRAV4のPHVが税抜き500万円前後なので、妥当な価格ではあります。
セダンは人気がないためか、中古であれば破格で購入可能です。
【総評】
この車は完全に実験車です。
そもそもFCV、BEV、PHEVを一つの車種で実現しようという時点で実験車以外のなにものでもありませんが。
よくこの車を市販しようと思ったものです。
最後に上述した以外で良かった点、悪かった点を挙げてみます。
<良かった点>
・太くて握りやすく、オイルレザーのようにしっとりとしたステアリング。
・ワイパーが対向式で広々と拭き取ってくれる。
・PTCヒーターが強力で、瞬時に温風が出てくる。
・トランクの一部がシースルーになっていて、後方視界が良い。
<悪かった点>
・ナビがAndroidベースの特注品で換装できないうえに、反応が遅すぎる。
・エアコンの操作もナビで行うため、反応が遅くてイラつく。
・リアワイパーがなく、雨や雪が降ると後方視界が悪い上に、ドラレコが役立たずになる。
・PHEVなのにAC100Vのアウトレットがない。
・ホンダセンシングのバージョンが古いためか、動作がおたんこなす。
・ステアリングヒーターがついていない。
・給油口、充電ポートが3か所に分かれていて使いにくい。
・ソフトバンクの3G停波によってスマホアプリが使えなくなりました。4Gに交換するには20万円かかるそうです。