初めての試乗レビューになります。
ゴルフ7ハイライン(2015年6月購入)の乗り換えとしてネットや雑誌で高評価だったマイチェンでマイルドハイブリットを搭載し更なるダウンサイジングされた1500ccのC200、そして雪国なので4MATICを当初の本命として試乗しました。
定年前最後に輸入プレミアムセダンに乗ってみたいと2回目の車検(2020年)までに乗り換えを検討していました。
ディーラーとの顔つなぎ目的で昨年11月末にモデルチェンジ直後のAクラスを見に嫁さんを連れて行きました。
Cクラスのドア開閉の軽さを含め内装や外観を気に入ってくれて「どうせ買う気で連れてきたのでしょ。」と意
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外な程あっさり嫁さんのお許しをいただき1年以上早い乗り換えに着手しました。
Cクラスのドアの開閉音の重厚感と反して開閉が軽かったことがお許しをいただいた最大のポイントでした。
ゴルフ所有の3年半、嫁さんから毎回「ドアが重い」と言われ続けていました。
昨年中は、購入資金計画を立てながら一介のサラリーマンとして定年まで維持(任意保険料等)できるかも考慮しました。
現役最後の高額お買い物になるので年明けから比較対象車種としてBMW323d(1時間)、523d(1時間)、メルセデス・ベンツC200 4MATIC AVANTGARDE (1.5日)、E220d(1時間)、C220d(1時間)、VWアルティオン(3日間)を試乗して見積もりを取りました。【( )内は、試乗時間】
523dやE220dなどクラスの違う車種を検討したのは、時期も良かったのか新車でもお買い得な条件を提示されたからです。
数ヶ月落ちの認定新古車なら5年保証も付けてもっとロープライスで購入できることも知りましたが、現役中は、新車購入に拘りました。
次回、定年後の60代なら新古車も有りだろうと思いました。
試乗した結果、本命のC200 4MATICからC220dで契約しました。
ネットや雑誌の評価が良すぎてガソリンマイルドハイブリッドの期待度が大き過ぎました。
値引額で523dやE220dも前向きに考えましたが、全長が490cmを超えると職場の駐車場は、柵をしなければならないので入りません。
実際に試したアルティオンがギリギリのサイズだったことにより断念しました。
それ以上大きい車体は、自宅の置物になってしまいます。
以下1日半試乗したC200 4MATICの項目別の評価です。
C220d AVANTGARDEに決めた経緯も含みます。
【エクステリア】
現行Cクラスは、発売当初から魅力的な外観だと思っていました。
普段あまり車に興味を示さない嫁さんもAクラスと比較して好評でした。
ボディサイズも全長が470cmを切り、全幅もゴルフより1cm広いだけで取り回しも通勤にも良好です。
【インテリア】
ドアを閉めた瞬間、ドアの軽さと反した重厚感ある音に嫁さん感動され、ゴルフと比べて高級感が有り「買っても良い」と言ってくれました。
ゴルフのシンプルな内装デザインは、好きでしたが自分もゴルフと比べてドアの軽さに驚きました。
【エンジン性能】
自動車評論家達が絶賛していた1500ccのマイルドハイブリッドに期待度が高すぎました。
市街地では、不満はありませんでしたが、郊外の幹線道路や高速道路の追越加速などで非力さと高回転のエンジン音のショボさにガッカリしました。
営業の方の私用車であったC220dを1時間試乗してディーゼルの追越加速の音に不満もなく低速トルクの太さに大変魅力を感じました。
【走行性能】
走行性能は、文句無しなので省きますが、Cクラスの先進安全(自動)運転技術は、国内で私でも現状購入可能な最高の技術ではないでしょうか。
高速道路で、ウインカー作動で自動レーンチェンジを体験したときは、感動しました。
追越車線の後方に車がいる時は、自動レーンチェンジが制限されることも確認しました。
先進安全(自動)運転技術は、車を操る楽しみが無くなると否定的な意見があるのも承知していますが、技術を過信するわけでなく、これから老いによる反射神経や判断力の鈍化を思えばサポート的な技術は、重要な要素と考えています。
523dが一番の値引き額で購入可能でしたが、メルセデスを選んだ最大の理由が「先進安全(自動)運転技術」の差でありました。
【乗り心地】
AMGライン装着車だったのでエアサス設定も試して変化を体感することができました。
セダンの剛性感も実感し、ゴルフより乗り心地は、良かったです。
静粛性もガソリンエンジンは、明らかにゴルフより静かです。
ディーゼルは、ゴルフ並みのアイドリング音で、走ってしまえば静粛性に不満はありませんでした。
【燃費】
試乗前後、セルフスタンドで給油した満タン方式での計測です。
200km余り(高速80km、市街地10km、残りが郊外幹線道路)走行して実燃費10km/L弱でした。
車重が重いので仕方ないのかもしれませんが、1500ccのガソリン車として燃費が悪いと感じました。
ゴルフのハイラインは、満タンで1000km走ったこともあるので、一介のサラリーマンとして燃費は、気になります。
【価格】
値引額として3番目だったC220dの契約条件で考えても定価が100万円は、高いと感じました。
先進安全(自動)運転技術など装備や技術面を考慮しても軽四が新車で買える値引条件だったベンツ、BMWは、定価が高いです。
輸入車と国産車の違いを改めて勉強させていただきました。
【総評】
昔は、排気量が大きい自然吸気ガソリンエンジンほど高級車と考えていましたが、現代の小排気量ターボのプレミアムセダンは、魅力的です。
試乗の結果、多少アイドリング時の静粛性を犠牲にしてもディーゼルのトルク感に魅力を感じたため本命だったC200 4MATICからC220dに決めました。
【追記】
画像は、試乗車を馴染みのショップでリフトアップしたところを撮影しました。
ゴルフで履いていたOZの17インチホイールをスタッドレス用に転用できるか確認しました。
このレビューを作成した1週間後が、C220dの納車になります。
後日改めて自分のC220dをレビューしたいと思っています。