【エクステリア】
スーパーハイト軽の中ではデザインに気を使った感があります、2022現在ではやや古臭い感はありますが。ボンネットやウィンドウ、天井に行くにしたがって絞り込まれる幅等を見ると、デザインは初代ルークス(パレット)と似たところがありベースにしたのではと思います。そのため同時期のスペーシアやタントと比較してもデザインベースの古さが感じられます。
【インテリア】
プラスチック感が強いですが造形は頑張っていると思います。軽をなるべく感じさせないようなデザインを目指したのではと思います。また乗るとウィンドウや天井が広く高い位置まであるため広く感じられますが、天井スペースは無駄に広いとも
続きを読む
言えます。この点は製造元の三菱で出していたトッポに通ずるものがあります、あちらは着座位置(椅子の高さ)も低いままで高い天井が本当に無駄な感じでしたが。
実際の荷室まで含めた室内長や室内幅は広くないです。比較するとわかりますが、車の先端からハンドルまでの距離が次モデルのルークスよりも10cm以上長い(つまり室内長が短い)です。
【エンジン性能】
乗っているのはターボモデルですが、はっきりいってダメです。音質は昔ながらの軽自動車的で官能的とかメカニカルみたいなものではなく単純にノイズと言える物。他メーカーと比較して大きく劣ると感じます。音量自体は小さいのが救いです。
停車時(アイドリング時)振動も同様で15年前のホンダライフよりも振動を感じる。
加速も走り出しというか0から20キロまでスピードを出すまでというかが遅い。右折時等や路地から幹線道路進入時に思った以上に加速せず焦る。それ以降中間加速は問題ないのでメーカーでのセッティングの問題かと思う。低回転でトルクが無いのかもしくは燃費重視の弊害なんでしょうか?
追記:ネット上の記事等によると、改良の度に加速は良くなっていったらしく、反面燃費は悪くなっていったようです。それを燃費偽装という形でごまかしていた模様。偽装発覚後はさすがに改良で加速と燃費を良くしているハズです。
【乗り心地】
良いとは言えないが悪くもないと思う。同乗者曰く、助手席(前席)は良いけど後席は固いし跳ねるとの評。前席足元運転席助手席間フロアートンネルがモッコリと膨れ上がり足元空間は狭いが慣れると気にならなくなった。
追記:リアシートの座面は大きいが薄くてかたい、背面は折り畳み機能重視なのか高さが低く座るシートとしての性能は低い。足元が広くても短距離使用じゃないと疲労や腰痛の原因となります。他のスーパーハイト軽も似たような感じではありますが、それと比較しても一段と良くないリアシートです。
【燃費】
ゴーストップの少ない道路では時速80キロまでは良好でリッター15~18、それ以上の速度では極端に悪化しリッター9~12。市街地のゴーストップも苦手でリッター10~13ほど。初期型ターボなのでアイドリングストップ非搭載ですが、それを加味しても良いとは言えません。
CVTは同時期に他社が採用していますし、前述の走り出しが悪いことも含めて、エンジンの性能は同時期他社に劣っていると思います。
【価格】
同じ時期のライバルと比較すると価格は同じような感じですが、車としては劣るため新車で買うのはお勧めしません(もう売ってませんが)。
その点中古車市場ではスーパーハイト軽としては比較的安価で売られていることも多くお勧めできる車だと思います。
【総評】
価格次第ですが中古車としてお勧めできる車だと思います。
注意点として
@ターボで出足の悪さがあるのでノンターボはもっと出足が悪いのではと思います。初期に近いモデルほど加速が鈍いと思われます。
A運転席の足元が狭いので大柄な人は乗ってみてから検討するほうが・・・
B燃費はいまいちで燃料タンクも30リッターと小さいので航続距離は短め
追記:Cリアシートは短距離移動用と割り切りが必要。
あたりは検討時よく見て考えたほうが良いと思います。