納車後1年経ちましたが、印象は気負わず楽しくドライブできる車です。
直前まで乗っていたS660ほどのオンザレール感はありませんが、街中でも操る楽しさがある車です。
シフトフィールもFF車として、歴代の日本車の中では1番良い気がします。
S660よりエンジンが新しい分低速トルクが厚く、70kmくらいまではS660より速いです。
それ以降は空力の関係か、僅差ですがS660の方が速く感じます。
トルクは2,500rpmがピークですが、最大馬力の6,000rpmまで綺麗に回ります。
4,500rpmを超えると苦しく回るS660と違い、この点はエンジンの進化を感じます。
1速はギア比が
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低いのか回しても35km程度しかでません。
0-100kmを測るなら、1速よりも2速発進したほうがタイムは2秒以上変わってくると思います。
honda車全般に言えますが、相変わらず燃費が良いメーカーです。
honda車は今までS2000を初期・中期・最終型、初期型フィットを乗ってきましたが、カタログ値以下になったことは一度もありません。
試乗してみて足回りが柔らかいと感じた方、恐らくこれはタイヤのせいです。
EC300(EC204のOEM品)を採用していますが、これは燃費重視のエコタイヤ。
このタイヤは静音性と乗り心地はそこそこだけど剛性感は無く、あくまで燃費に特化している感じでした。
画像6にも載せましたがこのN-ONEも、雪国で積雪が多い地域ですが年間の平均燃費が22.65km。
最高燃費は26.02kmです。
※全て満タン法です。
最近、YOKOHAMAタイヤのRV03CKに替えました。
ステアリング反応が良くなり、確りした剛性感と共に軽やかさを感じます。
背の高い車向けという事もあり、ブロック剛性が高いのかも知れません。
静粛性はEC300より少し音質がマイルドになった気がしますが、騒音的には同レベルに感じました。
エコと走りを楽しむN-ONE RSは、こちらのタイヤの方が合うと思います。
後は私も最初そうでしたが、試乗したら前席シートが小さくて窮屈という方。
これはまだ新しいからか座面のクッションが分厚く、生地の張りがある為だと思います。
実際1年乗って新車時の張りは大分抑えられ、今は丁度良い具合になってます。
ホールド性もそこそこあり、長時間でも疲れ難いシートに印象が変わりました。
6MT車は操作が軽快でありながら節度感もあり、非常に楽しい仕上がりです。
恐らく今後はでないであろう軽自動車の6MTで出来も非常に良いので、MTをお勧めしたいです。
ただ乗り心地も良く静粛性も高いので、高速ツアラーとしてRSのCVTを選ぶのもアリかなと思います。
街乗りの速さだけならRS専用制御のCVTの方が、軽自動車を感じさせない走りに振った造りになってます。
CVTでも満足できる、希有な軽自動車ではないでしょうか。
価格はプレミアム軽と言う事でN-BOX並となり、思わず高いと言いたくなるのは判ります。
しかし他社の軽自動車では実現できない軽だから..と言う逃げや、妥協の無さを確かに感じます。
愛嬌のあるデザインも含め、気に入ったのなら買って後悔はない車なのではないでしょうか。